明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



4時半に同じマンションから引越しした『円谷英二と勝どきを歩く』でうしろ姿で登場のYさんからK本に来ているとメール。さすがに早いと、Tの頭部の仕上げを済ませて行ってみると、例の子供連れの男がいる。しまったと思ったがしかたがない。今日は帽子を被っておらず、ツルツルのハゲ頭で、メフィストのような悪相である。ところが連れている男の子がおとなしく、可愛らしいから始末が悪い。オヤジには子供は連れてくるなといいたいが、横の子供はトイレにもいかず常にくっついているのでいえそうにない。常連席には花が置いてあり、ちょうど子供の顔が見えない位置だったのでまだ良かった。しかし子供がいる酒場で飲む酒は相変わらず不味い。 Yさんは早いうちから飲んでいて、足立区へふらふらと帰っていった。その後、始めて見るアベックが来た。普通は常連席には座れないが、時間的に常連も来ないだろうと女将さんが座らせた。ところがその女の香水が臭い。今日はついてないと店を出た。 これは飲み直さないといられない。T屋に行き日本酒を4合。それでも収まらずにT千穂へ。そこに定年で手持ち無沙汰のKさんがポツンと寂しそうに飲んでいた。Yさんに無事帰れたかどうかとメールしたら埼玉の“何処か”にいる、と返事が来た。そして結局、最後にKさんと立ち飲み屋のOか田へ。子供は放っておいたって、これからロクでもない目に会い、見たり聴いたりするわけで、せめて子供の間はそんなものから守るべきである。

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