明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



格闘技など見ているうち買い物にでるのが遅くなり、近所のスーパーへ行くと閉まっている。今日はまだ開いているかもと木場のヨーカドーに行くと閉まっている。どうもこんなことは二回目のような気がする。しかたがなくできたばかりのコンビに入ると広い店内に客が誰もいない。物凄く寂しい人間のような空気が漂う。『いや違う。私はだいたい大晦日は一人で過ごしており。積極的にこうしているのだ』店員にテレパシーを送る。今年は母は妹とどこかへ旅行にいっている。
今年もあっという間の一年であった。出不精がさらに酷くなり、友人とも数えるほどしか会わずに終った。会う場合も地元に来てもらう。替わって頻繁に会っていたのが、近所の“有象無象”の類である。日ごろ一人で制作していると、創作のことに関して人と話し合う気になれない。制作から離れれば、できれば馬鹿々しくいきたいものである。特に今年S運輸を定年退職のKさんである。なんでこんなことになってしまったのか良く判らないのだが、“カナカナカナ”と聴こえる独特の笑い声が、なんとも人を和ませ楽しくなる。Kさん効果は絶大であり、帰宅後は新たな気分ですぐに制作を始めたくなる。
アダージョを続けているここ4年の間は、個展の類はできなかった。インターネットに縁がなく、都営地下鉄に乗らない人にとって私は引退状態なのではないか。しかしアダージョで鍛えたせいで、制作時間がいくらか短縮されている。来年辺りは何かやれないだろうか。やるとしたらまず○○○だが、展示させてもらえる場所があるだろうか。そんなことは数点完成させてから考えることしよう。

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