明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



眠い中横浜へ。依頼されていたドライフラワーの撮影。主に自然光で撮る事になっているが、変わった作りの部屋で、外からの光に表情がある。時間により撮影場所を移動しながら撮る。これは私が常にやっていることで、合成の場合、背景と成る写真とできるだけ同じ質、同じ方向の光を主役の人形に当てなければならない。そのため、部屋のどの場所に持って行けば、どういう光が人形に当たるか把握している。後はデジタル処理といっても、切りとって背景に貼付けるだけである。 三脚を使ったのは何年ぶりであろうか?デジカメに転向してからほとんど使っていない。レフ版もウソをついているような気がしてめったなことでは使わない。そもそも主役の被写体が実物でなく、私の頭を通過したウソ八百なので、その撮り方は正直にそのまま撮りたいと思っている。ウソをつくには本当を混ぜるのがコツであるが、ウソが上手くつけた時ほど撮り方は単純素朴に行った方が良い。ウソにさらに嫌味が出てしまうのは避けなければならない。 初めて聞く駅の近くで打ち上げ。料理は美味かったが、こちらで話しているのに主人が向こうから割り込んで来る。こういう時、早く隅田川の向こう、江戸城の近くに帰りたくなるが、人身事故で最終電車にかろうじて。

石塚公昭HP

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第5回



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )