明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

迷う  


九代目市川團十郎像の頭部は完成している。実はまだどういう装束にするか、半身か全身か決めかねている。映像の編集したり(切っただけだが)ユーチューブにアップしている間に決まるだろう、と思ったが、まだ決まらない。着物でも模様を描き込まなければならないのは真っ平だし、着物に山高帽やフロックコートなどはいかにも文明開化期の歌舞伎役者っぽい、というのは私の思い込みで、それほど面白くないような気もするし、花川戸助六は前回は写るところしか作らなかったが、今回は展示用である。九代目の写真を見ると、なんでこんなに、というくらい完璧な収まり具合で、いずれは挑戦してみたいが全身像は、あれを見てしまうと今のところ作る気にはなれない。フロックコートの半身像なら年内に間に合うと思っていたのだが。ケースを用意し、いつまでも待つ、といわれているからといって、いつまでも迷っていられると考えてはいけない。


HP



































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