明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



毎年大晦日には、昨年出来なかったことができただろうか、と振り返る。そうでなければ、ただ一つ歳をとっただけになってしまう。こんな怖いことはない。今年はなんといっても、GWの深川江戸資料館の個展『深川の人形作家 石塚公昭の世界』であったろう。今まで撮影用に写るところしか作っていななかった作品を仕上げ、ジャズ、ブルースシリーズ時代の作品など、人形作品を約30体。広い場所でしかかなわない一辺が2メートルほどのプリントを数十点展示することができた。また関連イベントとして05年以来、再演の機会を待っていた、江戸川乱歩の朗読ライブが実現したし、出版記念の個展もかなわなかった『貝の穴に河童の居る事』も女流義太夫のお二人を向えての朗読ライブが実現した。そして今では観光地となっている清澄白河ということもあり、6810人の入場者を数えた。 これをもって中締めの展覧会となったかと思う。来年、承服しがたいが、私もついに大台を迎える。その前に実現したのは気分的に違う。  今年は公私共々様々な友人知人に助けられた。またスヌーピーの名言“配られたカードで勝負するしかないのさ”を改めて噛み締めた一年でもあった。
HP

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