明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



誰だったか思い出せないが、我が姿を遺すなと言い残した高僧がいた。千年以上前の開祖の立体像がないのでさすがに疑心暗鬼になるのだが、絵は良いけど立体は駄目なんてことは考え難いのだが。 2001年ジャン・コクトーを出品したイベントで、筋肉モリモリのダンサーが、身体中に薔薇の花びらを着けて飛び回るバレエを一回観ただけで翌02年、コクトー、ディアギレフ、ニジンスキーの個展(アートスペース美蕾樹)で、ご丁寧に廃れた古典技法オイルプリントで行ってしまった私である。知らずに何かしでかしている恐れは大いにある。しかし後悔反省は後でするもので、来廊いただいたニコラ・バタイユ氏の芳名帳に残るbravo!はお宝である。 坐禅を一回もしたことがなく、左手が上だと知って作り直すことぐらいは日々起こる。臨済義玄は、由来は違えど後頭部だけに毛があるのは共通しているので準じることにしたが、妙な禿げ具合はどうするか未だ決めかねている。



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