明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

日常  


コロナ禍の今、私には何のストレスもない。散歩嫌いだし。幼い頃妄想した、どこかの王様に石の塔に幽閉され“一生ここで好きなことだけやっておれ”に限りなく近い。変わったといえば外で酒を飲むことが少なくなったことである。 三十年通った居酒屋で判ったことは、男達は、人としゃべりたくて集まっている、ということであった。しかし、当プログを御覧の方はお判りだと思うが、私が話したいことなど、話したって迷惑なだけである。蝦蟇仙人の話しなど、話の弾みようがない。結局、聞き役に回ることが多くなる。もっとも、すぐには家に帰りたくない、とグズグズしている男達の諸相は興味深い。どちらに転んでも可笑しく哀しい、と相場が決まっており、男専門の人形作家である私は、様々な意味で格好な取材の場といえるだろう。自覚しないで入ってくる情報しか役に立たないので、ただ飲んでいれば良いということになる。 このご時世、あまり楽しそうにしているのも気が引けるが、これを嫌々作っているとしたら哀し過ぎるだろう。なのでことさら楽しそうにしている訳である。



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