花鳥風月・・・気ままな写真日記

ようこそ、どんこの小部屋へ。ゆっくりくつろいでください。
日常を出来得れば自然と融合したいと思っています。
 

ミヤコドリが荒尾海岸にやってきた

2011-11-26 | 荒尾海岸の渡り鳥
 平成23年11月26日(土)

 安尾さんから「ミヤコドリが来ている」と連絡が入り、盆栽の松むしりを放って駆けつけました。番(つがい)でしょうか、2羽いました。11月16日のことです。



 私がここの海岸でミヤコドリを見るのは初めてです。日本より北の地域で繁殖し、秋に日本へ渡ってきて冬を過ごす「冬鳥」かも知れません。近くに住んでおられた故・松尾氏の遺作で拝見したことがありますが多分20年以上前の撮影かも知れません。



 全長は45㎝あります。



 クチバシに少し黒色が見られるので幼鳥ではないかと安尾さんが言っていました。



 ミヤコドリ(都鳥)と言えば在原業平の「伊勢物語」で有名です。
   名にし負はば  いざ言(こと)問はむ都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと 
 (お前さんは都鳥と呼ばれるくらいだから、京の都のことも知っているだろうね。私が恋い焦がれるあの人は無事でいるだろうか、教えてほしい。)という意の歌です。でもこの「都鳥」は「ユリカモメ」ではないかとも言われています。「言問ふ」=尋ねる。「言問橋」は有名ですよね。「言問通り」は東大生の通学路になっています。



 他にも調べてみればミヤコドリはいろいろ歌になって、今も口ずさまれています。



 潮が干かないのでなかなか動こうとはしません。やっと羽ばたきをするところを見ることが出来ました。



コメント (12)
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