英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

小学校に期待するもの

2015年10月10日 | 子育て
昨日は長男(小6)の授業を見学しました。

連凧、どのくらい揚がるかな?
6年生だけど教科書はあまり使わず、自分たちで決めたテーマを追究していく。私が通っていた頃から続く“総合学習”と言われる、この小学校の伝統です。私は小学生の頃、教科書を開いた記憶がありません。テストも通知表もないし、授業の開始や終わりを知らせるチャイムすらない。すべては生徒と先生の自主性に任されています。

小学生のうちは楽しくて仕方なかったです。だって、いわゆる机に向かった勉強というものはなく、リスやチャボを飼ったり、畑仕事や田んぼに出かけるフィールドワークばかりでしたから・・・(苦笑)。だから、中学に行って慌てました。織田信長や徳川家康が何をやった人かすら知りません。授業時間中、机に座っていることの違和感。授業についていくのが必死で大変でした。ですから、自分の子どもが同じ小学校に通うことになった時、学校側にはしっかりと勉強をしてもらうように期待しました。

ところが、実際に子どもが通い始めてその考えは変わり始めました。確かに、勉強は私の時代の頃よりは多少はまともに行わるようになっていましたが、総合学習中心の授業は相変わらずです。でも、子どもが毎日楽しそうに小学校に通い、総合学習で経験したことを嬉しそうに話してくれるからです。

その時から、小学校教育について次のように考えるようになりました。
・小学校は勉強だけをするところではない。
・健全な友達関係を構築し、基本的社会ルールを学ぶ。
・各種行事を通して自主性と協調性を育む。
・基礎学力は家庭学習の習慣化で培うもの。

だからこそ、いじめのような陰険な事象は即座に排除されて当たり前なのです。

私自身が感じた中学からの勉強の不安は、小学生のうちの家庭学習で習慣化すれば、和らげられます。私も小学生の時は家で毎日、物凄い分量のドリルをやらされてましたから、それが勉強に向かう癖をつけてくれたのは間違いありません。


自然に抱かれて、グランドを駆け回る子ども達を見て、平和な時間を共有することができました。この光景をずっと残していきたいですね。


コメント
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