英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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背伸びした勉強をするな

2017年07月08日 | 英語勉強法
1学期期末テストも終わり、高3生たちからも夏休みの勉強法について相談を多く受ける時期となりました。絶妙のタイミングで、予備校や学習塾も夏期講習の広告を出す時期ですね(笑)。

毎年のことですが、夏休みの過ごし方について、高校3年生に対して以下の注意をします。

①学校の補習を取りすぎない
②予備校や塾の夏期講習を取りすぎない
③暗記を徹底する

勝負の夏休みだからこそ気合が入るのは当然ですが、学校が薦めるままに朝から晩まで補習を取る生徒がいます。学校でやってくれることだし、お金もかからないので、生徒だけでなく保護者も安心します。同様に、大手予備校や塾の夏期講習を朝から何コマも取る生徒もいます。予備校の先生は一流ですので教え方もうまく“勉強ができるようになった気”になります。

しかし、補習の内容は過去問を解いて説明を受けるという受動的な授業。つまり、普段と何も変わらないのです。もちろん、刺激を受けるという点において、そして基礎力が備わっている生徒にとっては有効だと思いますが、多くの生徒の場合、時間(②の場合はお金も)かけた割には成績は伸びません。

夏休みだからこそ、自ら能動的に動く、つまり暗記を徹底する必要があります。①②がまったく無意味とは言いません。だらけがちになる休みに規則正しい生活リズムを取り入れる意味で、朝一の補習や講習は、よいペースメーカーになります。しかし、すべてを補習・講習に頼るのは本末転倒です。

夏休みだからと言って、自分の身の丈に合わない勉強(私はこれを“背伸びした勉強”と呼んでいます)をしてはなりません。夏休みだからといって、特別な勉強なんてありません。自動詞lie と他動詞 lay の変化を瞬時に言えますか?respective, respectable, respectful それぞれの意味が即答できますか?今それが出来なければ、秋以降の飛躍はありません。夏休みに基礎力の養成、つまり暗記の徹底は絶対です。


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