英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

早期英語教育一考

2017年10月24日 | 子育て
今月8日に行われた実用英語技能検定で長男(中2)が準2級一次、次男(小2)が英検5級に合格しました。長男の一次試験のCSEスコアは2級合格点を超える得点率だったので、来年は早めに2級合格をして、準1級にチャレンジしていく予定です。

次男は幼稚園年少の頃から、聞く英語を中心に英語に触れてきました。長男も幼稚園年少から同じように始めて、小5の秋に初めて英検5級を受けさせ、その後約半年で3級に合格したので、次男も同じでいいと思っていましたが、同学年の友達が5級を受けたのに触発され、自分から受けると言ってきたので、今回受験しました。

英語指導を生業としている私が言うのも変ですが、私は小学生低学年での英検受験には懐疑的です。というのも、これまでの指導経験上、10歳未満で英検3~5級に受かっていても、感覚的理解の場合が多く、英文法については分かっていない場合がほとんどで、その後は伸び悩み、結局、高校で他の学生に追いつかれ、または追い越されるというタイプが多いようにも感じてきました。

疑問詞を徹底して覚える次男
だからこそ、小学校低学年でに英検を受けさせる時こそ正統な文法知識を叩き込み、確固たる英語力の礎を構築しないと逆効果のように思います。歌やゲームなどのアクティビティで指導をごまかさずに、しっかりとした文法を教えられる指導者と、子どもの側にもその指導を受ける気力がないと、早期英語教育は徒労に終わってしまいます。

今回、小2の次男に英検を受けさせて感じたことは、合格すれば自信になるし、更なるやる気向上にもつながるということ。しかし、私の中では相も変わらず、英文法を中心とした確固たる理論を教える必要性は高まるばかりです。英検3級まではリスニング力があって単語を覚えてしまえば何とか合格してしまう場合もあるからです。子どもが自ら英検を受けると言ってやる気になっている時にあえて水を差すことはありませんが、そのチャンスこそ将来の更なる飛躍につなげる指導が必要だと強く思います。

次男には夏休み以降、徹底して基本英文法を教え、時には声を上げてかなり厳しく指導した時もありました。しかし、次男は喰らいついて来ました。子どもの性格を見極め、厳しくも温かく背中を押してあげる指導が必要だと、今、改めて思います。


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