英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

市町村立中学校の現実

2018年06月26日 | 指導現場にて
長野県のほとんどの市町村立中学校では、一日1ページの単語練習をして提出する「1ページノート」という習慣がありますが、最近入塾した中1生の1ページノートを見て愕然としました。間違ったスペリングで書いてあるのに、チェックした教師は平気で大きな赤丸やGood!と書いている。また、期末テスト前にもかかわらず、ただノートを埋めるためだけにアルファベットの大文字だけを毎日練習していたその生徒のノートに丸印をつけ、それで良しとしている教師。なぜ「テスト前だから単語練習をしよう」と一言書けないのか、あるいは、声掛けできないのか。

中学に入学して3ヶ月が経過しようとしているのに、その生徒は英単語が書けないのはもちろんのこと、発音すらままならない。もちろん、すべてを学校の責任にするつもりはありませんが、英語難民になりかねない生徒に救いの手すら差し出そうとしない。これが現実です。

その一方で、この話を他の中学校の生徒にすると、「先生がめちゃくちゃ細かく見ていて、間違って書いていようものなら、赤ペンでチェックが入り、やり直しさせられます」と言います。このへんの小学生のほとんどが、地元の公立中学に進学します。つまり、先生を選ぶことは出来ないのです。公平であるべき公立中学で担当教員によって対応が分かれてしまう・・・。仕方ないことなのかも知れませんが、我々の税金が使われている以上、文句を言いたくなってしまうのも事実ですね。

ただ、置かれている環境に文句を言っても何も変わりません。この生徒の場合は、当学院に通って修正すべき点が見つかったわけです。あとは自助努力をして、学習姿勢を改善していくだけです。その結果、自己実現できる強い心が養われます。


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