自身3回目のフルマラソンとなった「松本マラソン2022」を完走しました。起伏が多く、高低差のある難コース、そして、中盤にかけて続く上り坂では最大風速10m以上の強い向かい風が吹いていたにもかかわらず、手元のGARMINで3時間26分35秒、フルマラソンの自己ベストを4分19秒更新して、見事にサブ3.5を達成しました!
今回のデータは以下の通りです。
走行距離 42.195km
コース高低差 114m
タイム 3時間26分35秒(ネット)
平均ラップ 4分52秒/km
消費カロリー 2,463カロリー
1kmごとのラップ
1km 4分42秒
2km 4分46秒
3km 4分46秒
4km 4分47秒
5km 4分48秒
6km 4分51秒
7km 4分50秒
8km 5分03秒
9km 4分55秒
10km 4分59秒
11km 4分49秒
12km 4分53秒
13km 4分57秒
14km 5分02秒
15km 5分05秒
16km 5分06秒
17km 5分16秒
18km 4分53秒
19km 5分07秒
20km 4分55秒
21km 5分00秒
22km 4分53秒
23km 4分37秒
24km 4分51秒
25km 5分09秒
26km 5分07秒
27km 4分50秒
28km 4分57秒
29km 4分54秒
30km 4分42秒
31km 5分01秒
32km 4分58秒
33km 4分57秒
34km 4分36秒
35km 4分47秒
36km 4分41秒
37km 4分34秒
38km 4分30秒
39km 4分30秒
40km 4分35秒
41km 4分53秒
42km 4分54秒
大会パンフレットの高低図
GARMINによる実際の高低図
記憶の許す限り、レース当日を振り返ってみます。
前夜は10時30分に就寝したにもかかわらず午前2時15分に自然と目が覚めました。何とか3時までは布団の中にいましたが、高揚感で居ても立っても居られず、朝食を摂り始めました。
大会当日のいつものように、おにぎり2つ、ゆで卵、納豆を食べ、そして、今回はMAURTENの「DRINK MIX 320」の半分を水に解いて、炭水化物を多めに摂取しました。4時45分に自宅を出て、途中、友人を拾って、スタート会場には6時に到着しました。気温が15℃でしたが、天気予報通りの曇りで南から強風が吹きつける気象条件。スタートして中間点まではほぼ南下し、しかも上り坂が多いので、向かい風の中で上り坂を走ることになるため、スタート時点では、サブ3.5は厳しいと思っていました。しかし、太陽が出ずに暑過ぎないことはプラスと考え、上はタンクトップとアームカバー、下は短パンで走ることにしました。
恒例、スタート前のシューズ円陣!
スタートはAブロックでしたので、せっかくだからと思い、先頭から5列目に並び、小平奈緒さんの号砲でスタートを切りました。
スタート直後は込み合うこともなく、スムーズにレースに入っていくことができました。ただ、前半5kmは緩やかな下りが続き、しかも松本の中心地を走り応援も多いので、気分よくスピードが出てしまうところです。当初のレースプラン通り、「スタート5kmは5分/kmに抑える!勝負は32kmから!」と言い聞かせながら、追い抜かれても焦らないように心がけました。それでも、平均すると4分50秒/kmを切る速さで走ってしまったので、少しスピードを落とそうと考えながら、薄川の上りに入っていきました。7km~10kmはゲストランナーの一人でもある松本山雅の飯田真輝さんと会話しながら並走させていただきました。
松本マラソン大会HPより
飯田さんとは6月の安曇野ハーフマラソンでも少し並走させていただきましたが、今回が初めてのフルということで「目標タイムはどれくらいですか」「今はどのくらいのペースです?」等々、色々と質問していただいたので嬉しかったです。それにしても、さすが地元のサッカークラブの元選手。飯田さんだと分かると沿道からの応援が盛り上がり、隣で走っていた私まで応援されているかのような錯覚に陥り、気持ち良く走れました。
3分の1が終わる14km地点の竹渕の信号を左に折れると、いよいよ中間点(21.0975km)まで続く上り坂のスタートです。しかもこの日は強い向かい風。ここでの多少のタイムロスは気にすることなく、ただただ淡々と走ろうと心がけました。帽子も吹き飛ばされそうになるくらいでしたが、集団の後ろについて風を避けたり、隣に走っている人と「風、めちゃくちゃ強いっすね」と話しかけて、気持ちが前を向くように心がけました。辛く感じる時は周りのランナーに話しかけると気持ちが紛れるのは、これまでのレース実戦で学んだことです。
そして、18km過ぎに太鼓の応援がありました。今回は多くの太鼓の応援がありましたが、この応援団は何か他とは違うチームとしての連帯感・一体感を感じ、走っていて心に突き刺さりました。「よし、まだまだこの坂でも行けるぞ!」と思わせてくれる応援でした。
中間点を1時間44分10秒くらいで通過しました。このペースで行けばサブ3.5ですが、そう甘くないのがマラソン。それはもう今までの経験で嫌というほど分かっていますから、油断せずにヒタヒタと行こうと決めていました。実は今回の松本マラソンに向けたレースプランを「ヒタヒタ作戦」と銘打っていました。マラソンは終盤10kmが勝負のスポーツ。「32kmまでは準備運動!」と割り切って、ヒタヒタと、忍者のように静かに走り、何があっても動じない。そして、32kmを過ぎたら走りと思いを爆発させる作戦。後半にペースを上げる典型的なネガティブスプリットです。
(明日の投稿へ続く)