動名詞を教える時に必ず出てくる mind。
Would you mind if I open the window? を Would you mind my opening the window? と、動名詞と意味上の主語を使って書き換えさせるのは定番ですが、もう一つの大切なのがその答え方ですね。
Would you mind ~? は「~して下さいませんか?」と意訳で覚えてしまう場合が多いので、「はい、いいですよ」と答えたい場合、Yes. と言ってしまいがちですが、Yes. は「いいえ、したくありません」の意味になります。mind ~ は「~を気にする」の意味ですから、最初の例文の直訳は「あなたは、私が窓を開けるのを気になさいますか?」となります。「いいえ、気にしません。どうぞ開けて下さい」と答えたい時は No. となるわけです。実際のコミュニケーションの場では、Not at all. や Certainly not. などがよく使われます。このパターンはTOEICのパート2でも頻出ですので覚えておきたいですね。
アメリカ留学時は、Would you mind ~?をよく耳にしましたが、Yes.(いやです) と答える場面に出くわしたことはありません。しかし、映画の中では目にしたことがあります。トム・ハンクスとメギ・ライアンの名作『You've Got Mail』の一場面です。
ジョー:This is a coincidence. Would you mind if I sat down?(偶然だね。座ってもいいかい)
キャスリーン:Yes, I would, actually. I'm expecting someone.(いえ、ダメなの。人と待ち合わせしているから)
アメリカに住んでいた時はよく、映画を英語の字幕で見ていました。リスニング力の他、字幕を瞬時に読まなければならないので速読力も養われ、しかも生の英語が学べるという一石三鳥でした。お気に入りの映画を何回も繰り返し見るのといいですよ。
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