英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

昔とった杵柄

2006年06月11日 | 閑話
息子も順調に成長し、気がつけば、来年は保育園に入園予定。その後の小学校のことなども考えると、「そろそろマイホーム」と、最近の休日は目ぼしい土地物件を物色しています。

今でこそ自他共に認める英語オタクの私ですが、こう見えてもかつては銀行員で、不動産には精通し、宅地建物取引主任者証を取得していたほど。

「昔とった杵柄」と不動産屋を回るときに意気込んではみたものの、悲しいかな、だいぶ忘れてしまっている。人間は忘れる動物、とはよく言ったものです。

今日は友人の結婚式で大阪から5時間かけて帰ってきたあと、疲労も何所吹く風、土地物色し、その後本屋に直行。宅建主任者用の不動産取引専門書を購入して、あやふやになっていた分野の知識の確認をしました。

不思議なもので、昔培った知識が、すぐに戻ってきました。「昔はこんな複雑なことを勉強していたんだ」と、変に自分に感心してしまいました。

何事も毎日コツコツ続けていくことが大切だと実感した次第です。

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親として

2006年06月07日 | 子育て
2歳8ヵ月の愛息は、最近日に日に大人びて、いわゆる反抗的な態度を見せるようになってきました。「いけない」と言われているのに、図書館から借りてきた本の上に故意に乗ったりして、大人の反応を見るのです。

先日、私の留守中にこんなことがあったそうです。
プラレールのレールのはめ込みが上手く出来ないからと、愛息は、そのレールをテレビに投げつけました。前々から「物を投げちゃいけないよ。物だって『痛い痛い』って言ってるよ」と言い聞かせてきました。しかし、今回はその投げ方も尋常ではなかったため、ついにママの堪忍袋の緒が切れて、引っ叩いたとのこと。息子は、大声で泣き、いつもは優しいママの変わりように、咽び泣いたそうです。

ママはその後すぐ、なぜ引っ叩いたかをきちんと説明し、息子も納得して、叩かれたか理由を理解してくれたそうです。

教育と体罰は違います。自分の子供なら、手をあげる時があって然るべきです。なぜなら、それが家庭での教育だからです。しかし、そこには手をあげるに至る過程と理由がなければなりません。さもなくば虐待になります。やりすぎても虐待、しかし、やらなければ子供になめられて、我がままに育ってしまいます。

子供は説明すれば必ず分かってくれます。つまり、ただ手をあげるのではなく、そこにはコミュニケーションが必要なのです。その説明=コミュニケーションが往往にして欠如してしまうため、子供達は訳もなく叩かれたと思い、さらに反抗的な態度をとっていくのです。

さて、その日の就寝時、ママは息子に「今日は叩いちゃってごめんね。でもママはあなたのことを思って、怒ったんだよ」と言って、息子と笑顔でキスをして寝たとのこと。

ママにしてみても、人を引っ叩くのは人生で初めて。息子以上にママの方が心に痛手を負ったことでしょう。

翌日、ママが床においてあった本の片隅を少し踏んでしまいました。すると、息子は「本の上に乗っちゃいけないんだよ」と一言。わずか一晩で成長した息子を見て、親も一歩成長できたかなと思う出来事でした。

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早稲田の英語

2006年06月02日 | 英語勉強法
教材研究や入試傾向を知る意味で、全国の大学入試問題を解くのは私にとってルーティーン。私の母校である早稲田大学政治経済学部で今年2月に出題された英語の長文を読んでみた。一題目の長文は、ロンドン市内で自転車に乗ることは健康に甚大な被害を与えかねない、という内容の文章。

本文中では昨年7月に起きたロンドン多発テロにも言及していたので、新聞記事に間違いないと思ってネットで調べてみたところ、ズバリ。イギリス「The Sunday Times」の昨年8月21日の記事でした。

驚くべきことは、早稲田政経の入試日は2月20日。実に入試当日のほんの半年前の記事が使われているのです。

私が受験生であった、1990年前後では考えられない現象です。当時はまだ、時事英文(新聞や雑誌からの記事)自体が珍しく、上智などのいわゆる英語難関大学で散見された程度。難解な論説文や小説が出題英文の大半を占めており、「時事英文問題演習」(駿台文庫、高橋善昭著)などの参考書がようやく出版され始めた時代だったのです。

しかし、今や私立大学や国公立ニ次試験では、時事英文が主流となっています。

2005年入試においては、名古屋大学前期日程1問目・上智大学外国語学部1問目・聖心女子大学2問目で、前年4月11日付「Japan Times」 editorial で論じられた、テレビが子供の発育に及ぼす影響についての記事 “Turn off the television” が採用されていました。まさにこの年の“頻出英文”と言えるでしょう。

このように見てくると、ある程度英語力がついた受験生は、新聞の記事を読んでいくことが、有効な長文読解対策なると考えられます。

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If I had enough time, I would・・・

2006年06月01日 | 英語勉強法
昨日は、スカパーで、FOXの「American Idol」 を見た。最初はあまり興味なかったが、見ているうちに引き込まれ、結果発表まで見入ってしまった。さすがは、entertainment の本場。演出が上手い。悪く言えば、アメリカっぽい。

アメリカの番組を見ていると、シアトルで暮らしていたときのことを思い出す。今、もし自由になる時間がとれるとすれば、絶対シアトルに留学するだろう。

今の希望は、言語学(linguistics)を徹底的に学んでみたい。生成英文法、つまり、なぜ英語は「主語+述語+目的語」の語順になるのか、なぜ三人称単数現在の主語の場合、一般動詞には s がつくのか、等々の当たり前の根本を追究してみたい。

私が言語学に興味を持ったのは、『町田教授の英語のしくみがわかる言語学講義』(町田健著、研究社)をシアトルから帰国後に読んで以来。そして、留学していたワシントン大学でも linguistics を学べると知り、なぜ留学していた時、選択しなかったのか、少し後悔した。まあ、当時は全く linguistics には興味はなかったので仕様がないのだが・・・。

ワシントン大学の linguistics で、テキストとして用いられているのが、『An Introduction to Language』。今は留学できない代わりに、時間が出来たら、是非とも読んでみたい一冊だ。

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