英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

エラスムスとキルケゴール

2024年06月20日 | 閑話

先日、SNSでこんな画像が流れてきました。

この中の「礼賛」。「らいさん」と正しく読めましたが、と同時に「愚神礼賛(ぐしんらいさん) エラスムス」と呟いていました。

また、介護福祉士の勉強をしている妻がテキストに載っている老いと絶望の関係の項目を読んでいるのを見た時、「死に至る病 絶望 キルケゴール」と、自然に口をついて出てきました。

 

私が高校生の頃は、日本テレビの「アメリカ横断ウルトラクイズ」や高校生クイズ、テレビ朝日の「タイムショック」や「ハンターチャンス」などのクイズ番組が人気を博していて、欠かさずに見ていました。そのおかげで、結構、知識が養われたように思います。もちろん、受験勉強で選択していた「政治・経済」や「倫理」が役立ったことも大きいですが・・・。そして、早稲田大学入学後は、クイズ研究会、通称「クイ研」に2ヶ月ほど籍を置いたこともあるくらい、クイズにはまっていたことがありました。上述したエラスムスやキルケゴールも、クイズ番組の問題で覚えた知識です。

どんな雑学やトリビアな知識でも、若い頃に覚えたことって忘れないんですよね。私も英語の授業で、英単語の暗記に役立つ衝撃的な語呂合わせやオヤジギャグを披露して、生徒が絶対に忘れないようなきっかけを与え続けようと、改めて思いました(笑)。

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日の目を見た関数電卓

2024年06月19日 | 子育て

「大学の測量の授業で使いたいから、あの関数電卓を送ってほしい」と、大学3年の長男からLINEが来ました。

探すこと数十分。長男の部屋の本棚で見つけました!

この関数電卓は、前職で毎年行っていた大学見学ツアーで、小4の頃の長男にお土産として、東大の生協で購入したものです。

ブログ記事を振り返ってみると、2013年12月7日の記事にもこの関数電卓の写真が載っていました。懐かしい!

十年以上の時を経て、日の目を見た関数電卓。ゆうパックで長男の住む京都まで約300kmの旅に出ます。

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「土砂降り」でジュースを「注ぐ」(^^)

2024年06月18日 | 実用英語

朝から雨。アメダス伊那の記録を振り返ると、10mm以上のまとまった雨は先月31日に21.5mmの降水があって以来なので、災害が起こらない程度にしっかりと降ってもらいたいです。水不足も心配ですからね・・・(^_^;)

我が家の庭の高麗芝も雨を待っていました(^^)/

 

さて、梅雨の時期になるとよく耳にするのが線状降水帯。英語では linear precipitation band と言います。linear(直線の、線状の)は line(線)の派生語ですし、「リニアモーターカー」のリニア(linear)ですので、覚えやすいですね。

precipitation は「降水(量)」という意味で、単独でよく目にする単語です。

 

大雨関連の英語で私が真っ先に思いつくのが、rain cats and dogs と pour です。

rain cats and dogs(土砂降りになる)は、先日紹介した『大学入試 英熟語 最前線 1515』にも載っています。

pour も「激しく降る」という意味ですが、高校時代に It never rains but it pours.(降れば土砂降り、泣きっ面に蜂)という諺で覚えました。pour は「~を注ぐ」という意味で使うことの方が多く、英検準2級の二次面接試験のイラスト描写問題では、

A man is pouring some juice.(男性がジュースを注いでいる)

は定番表現として覚えておかなければなりません。

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克己心を養う

2024年06月17日 | ランニング・筋トレ

父の日の昨日、今年87歳になる父にポロシャツをプレゼント。その流れで母がランチに誘ってくれ、行き付けのラーメン屋さんで昼からビールを飲んでしまいました。

分かってはいることでしたが、昼のお酒は効きますね(-_-;)。結局、午後3時過ぎまでお昼寝。さて、いつものようにランニングに行かなければと、ウォームアップを始めるけど、体が重い。それもそのはず。ビールと共に、レバニラ炒め、餃子、ラーメンと腹一杯に食べてしまったからです。

「今月は既に160kmを走っているから、今日は休足にしようか・・・?」という思いが脳裏を駆け巡る。でも、毎日10km走ると決めているから、走り出してみる。やはり体は重い。最初の5kmは24分30秒(=4分54秒/km)で、辛うじてキロ5分を切るペース。

それでも、走り続ける。ふと、体が軽くなる。あー、良かった。このために走っているんだよな。後半5kmは22分27秒(=4分29秒/km)。そこから200m登坂ダッシュ×5本を入れて、結局、11kmを4分38秒/km。いつもの通りに走れた自分。

 

ランニングも勉強も、毎日やると決めたことが出来そうにないと思ってしまう瞬間が必ずあります。でも、そんな考えがよぎっても、少しだけ行動に移してみる。「少しでも出来たから、やらないよりはましじゃん!」という発想で。そうすれば、決めたルーティンをこなせてしまう場合がほとんどです。

どうしたら弱い心に克てるか?昨日もランニングに大切な何かを教えてもらった気がします。

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大鹿村の青いケシ

2024年06月16日 | 閑話

14年前の2010年6月、大鹿村大池高原の中村農園に青いケシ(メコノプシス)の花を見に行ったことがあります。

毎年この時期に5千株以上が咲き誇り、一万人以上が来園するほど人気の観光スポットだったのですが、先日の新聞記事によると、年々花の数が減少し、昨年はなんとたったの30株しか咲かず、今年は一段と状況が悪化。温暖化で雪が減って水分量が不足しているのが原因らしいです。

2010年6月撮影

青い花にはなぜか惹かれるものを感じますから復活してもらいたいですが、自然の営みというダイナミズムに対して、人間ができることはほとんどないのかも知れません。

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様々な「暑い」

2024年06月15日 | 実用英語

昨日の最高気温は32.6℃で今年の最高を記録し、また6月の最高気温としては歴代7位を記録したアメダス伊那。まだ6月なのにこの暑さで雨も少ないので、ちょっと心配です。

今日は「暑い」でボキャビルしましょう!誰でも知っている hot の他に、以下のような現在分詞を形容詞として使うことがほとんどです。

 

blistering「水ぶくれができるくらいな」

boiling「煮えたぎるような」

burning「燃えるような」

scorching「焼き焦がすような」

sizzling「ジュージュー焼けるような」

sweltering「うだるような」

 

また、日本の夏のように湿度が高くてジメっとした暑さには humid(ムシムシした)で形容します。

近所の麦畑は見事な小麦色に染まり、麦秋を迎えました。私も日々のランニングで日焼けして(suntanned)、小麦と同色化してきました(笑)。

夏の水不足が心配ですので、梅雨入りが待たれる信州伊那谷です。

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能動的だった受験生

2024年06月14日 | 指導現場にて

代ゼミの南平寮で生活していた浪人時代、同じ単語集『試験にでる英単語』を持っていた友人たちと、食堂で毎晩、範囲を決めて英単語を出し合いました。負けると自販機のカップドリンク(一杯60円)を奢ることになっていたので、みんな必死になって覚えました(笑)。そんなゲーム的な感覚でも、当時覚えた英単語は今の私の英語力の大きな部分を占める一生の財産となっています。

英語の指導現場にいると「英単語が覚えられません」という生徒たちに多く出会いますが、これは「覚えられない」ではなく「覚えられる工夫をしていない」だけです。私の高校時代と違って今はほぼ全ての高校で、『LEAP』や『ターゲット1900』などの英単語集が入学早々が与えられます。通学時間に覚える、クラスや部活の友達と範囲を決めて単語を出し合うなど工夫すれば、いくらでも効果的に暗記できるのに・・・。


私の高校時代は学校から英単語集を与えられることなどあるわけもなく、大学合格のためにどの英単語集をやるべきか、エール出版の『合格作戦』を読まなければなりませんでした。英語に限ったことではありません。受験に必要な各教科で、どの参考書や問題集をどの程度やればいいのか、周りの大人たちは誰も教えてくれないので、やる・やらない含めて全てが自己責任でした。

当時読み漁っていた合格体験記

そして、自ら購入した参考書で勉強し続けるのも本人次第。「あの単語集やってみたら、めちゃくちゃ覚えやすかったよ」「この問題集は解説が薄いよね」「内容が高度過ぎて、やり遂げるだけの基礎力がまだ自分にはついていない」「買っただけで満足し、結局は本棚の肥やしになった」といったように、自ら考え、行動し、振り返る「PLAN-DO-SEE」が、受験勉強を通して自然と身についたと言えます。しかし、今はすべてが与えられてしまっている時代。果たして、良いのか悪いのか・・・。

 

電子辞書なんて存在せず紙辞書だけの時代。

教科書傍用のまとまった予習ノートもない時代。

数学の課題で出される過去問集は答えが載っているだけで解説はなく、すべて自分で考えなければいけなかった時代。

「オープンキャンパス」という言葉自体がなかった時代。

インターネットどころかパソコンやスマホ時代が存在せず、入手できる情報が圧倒的に少なかった時代。

そんな不便な時代を生きていたからこそ、自ら能動的に考え、工夫していたんだと思えます。

現代の高校生たちは、すべてが与えられ、利便性が増してしまったからこそ、指示待ちで行動しなくなってきているのではないのだろうか・・・?

 

 

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『週刊いな』に掲載(^^)/

2024年06月13日 | 取材・出版関係

毎週木曜日に発行されている情報誌『週刊いな』。本日6月13日号の表紙一面と三面の「クローズアップ」というコーナーに、私がドカーンと掲載されています(笑)。

表紙一面

 

三面

 

上伊那地域にお住まいの方、ご覧いただけますと幸いです。

 

さて、せっかくですので「週刊」関連でボキャビルをしましょう!

 

daily「日刊(の)」

weekly「週刊(の)」

monthly「月刊(の)」

quarterly「季刊(の)」

 

「2」を表す接頭辞 bi- をつければ

biweelky「隔週の」

bimonthly「隔月の」

となります。

cycle(周期)が bi-(2)あるから、bicycle「自転車」。クロスカントリーと射撃の2つを組み合わせた競技が biathlon「バイアスロン」、男女両性の2つを備えているから bisexual、2人と結婚してしまったら bigamy「重婚」となります。そうか、「倍」になるから bi- なのか(笑)!お後がよろしいようで・・・(^_^;)

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最強最高のイディオム集

2024年06月12日 | 英語勉強法

先月の投稿で紹介させていただいた『大学入試 英熟語 最前線 1515』。少し時間をかけて取り組んでみましたので、レビューを記します。

look up to ~ 、take after ~、account for ~、call for ~など、言わずと知れた定番のイディオムはもちろんのこと、最も驚いたのが、私が留学中の米国で出会い、当ブログ記事でも紹介してきたイディオムが多く収められていて、デジャヴ感が半端ありませんでした。

そのいくつかを紹介します。

call a spade a spade(単刀直入に言う)

once in a blue moon(めったに~ない)

have a green thumb(園芸の才がある)

the pros and cons(プラス面とマイナス面)

be wet behind the ears(未熟である)

 

これらは本当に一部であり、私が留学中に覚えた生きたイディオムが数多く収められています。従来の大学受験の熟語集とは明らかに一線を画してします。

動詞句を中心とした基本イディオムだけでなく、ネイティブが好んで使う生のイディオム、そして、口語表現も収められているので、英会話に役立ちます。英検準1級のイディオム問題にも対応できるでしょう。

ということで、『大学入試 英熟語 最前線 1515』が私史上、最強最高のイディオム集と認定させていただきます。

ちなみに、書名に『大学入試』って書いてありますが、大学受験に関係なく、英語ができるようになりたければ知っていて当然のものが全て収められていますので、英語を学ぶすべての人にオススメします。

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夢実現に向けて

2024年06月11日 | 指導現場にて

ある中3生との先週の授業で紹介した英単語たち。

 

precocious(ませた)

down-to-earth(実直な)

eliminate ~(~を排除する)

autonomous(自主的な、自走の)

mourn ~(~を悼む)

 

英検で言うと準1級~1級レベルですが、「中3生だから」は、これらの英単語を教えない理由にはなりません。より実践的で現実的な(authentic)語彙を生徒の英語力に合わせて指導するのは、当然のこと。彼の近い将来の目標は海外への大学進学。そのために、今から文法力と語彙力を高めるのは必須です。

University of Washington(2015年6月撮影)

「留学なんてあり得ない・・・」と思っていたのに、気づいたら留学していたなんてことは、ざらにあります。私自身も、大学を卒業して就職、結婚してから留学するなんて、想像すらしていませんでした。世界は意外に近く、思いと行動が伴えば、留学や海外生活は実現可能です。

夢実現に向けて今何をすべきか?そう考えれば、今日覚えた英単語一つにも大きな意義があることに気づけるはずです。

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