帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

秋の海

2012年10月06日 | ヨットや 釣り等

今日は自分の所属しているクラブの秋イベント。

といっても大々的な物では無くて、小さい催し物で、ヨットを一般の人に楽しんでもらおう!という、

横浜マリノス マリンスポーツチャレンジの一つ。

今日の参加者は やっぱりというか 、この季節になるとお客さんは極端に少なくなって6人(うち子供2人)。

ボランティアのために、朝6時45分に単身でバイクに跨って家を出た僕ですが、いつものごとく16号線1号線の大渋滞。

「なんでいつもこうなんだろうね・・・・・」 とウンザリしつつ、鎌倉へ到着。

すでにボランティア参加の幾人かの方は来られていて その横でフライイングモスの点検なんかも行なわれている。

今日は北の風、風速1~2mと初心者には悪くない。 オフショアの風で面ツルツルの海面は穏やかそのもの。

僕の今日の仕事はテンダーに乗ってのレスキュー活動と写真撮影係。

「空が高いんだよな~」と見上げつつ、子供他がヨットに乗る姿と、大人の方がヨットに乗って楽しむ姿をみていた。

と 「あれあれ?」 風向きがくるくると変化する、やがて無風になって、で子供達を指導していたクラブの方が疲れてしまったらしく

僕と交代要請。

おっ出られるぞ・・・・ と内心喜んで交代したはいいが、 「うな~・・・・・」と ひたすら微風状態にウンザリしつつ、男性の方に

微風時に体重で船のヒールさせて走らせる事を教えたりする。

やっと風が出てきたのは11時半ころ、しかも南風に切り替わり、小型のビックのレスポンスはすこぶるよくて、結構小気味よく走る。 

そのうち今回で3回目という女性(今回親子参加の方)が後ろについてきたので、少し前を先導しながら二艇で 鎌倉の海を走ります。

今日は、 本当に綺麗なんですよね水が・・・・。

うっとりするようなグリーンで透明な水に煌めく光を見、その反対を向けば古都が海から見渡せる。

で、何故か? 浜では流鏑馬の催し物をやっていて、浜を弓矢持った武士?達が走っているぞい????。

「もう少しセイルを開いてください」とか、「微風時は体重で少しヒールさせて」とか、楽しく乗れるクローズ方向に進行方向を取って走る

ほぼマンツーマンでその女性に教えながら時間はあっという間に経過。  結構この方上手です

一方、「息子さんは?」というと、コーチのレーザー艇に乗せてもらい、もう一人の子と、バウ(船の先端)から海に飛び込み遊びしたりしている。

思わず笑みが出るが、マリンスポーツを楽しむのがこのイベントの目的ですから、いいんですよね。

と、終了時間となり、自分が楽しんで乗ってしまっているその女性(お母さん)をそのまま連れて浜に着艇。

夕方から雨との事なので、不要になった船を洗って片付けし、昼ご飯を頂いて帰路につきました。

デッカイ積乱雲を見ながら高速道路を走りますが、運のよいことに進行方向には雨の懸念がなさそう。

穏やかな秋の一日、こんな日もいいかな (笑)

 

 

 

 

 


最高の一日 

2012年08月11日 | ヨットや 釣り等

今日は風も弱くてヨットは駄目だろうと・・・・ 

バイクで向かったのは鎌倉。

久しぶりにヨットを出そうかと思っていたら、クラブハウスのマスターが今日は特別にヨット貸すから

そのでかいのはやめたら?と非常に温かいお言葉。 わーい!

そして貸してもらったのはミニホッパー。

早速支度をして浜に運ぶと、乗り出す。

風は3m、ブローで5mというところで、ウインドサーフィンだと走らない風なれど、ヨットにはそこそこ適風。

でも~風がシフトしまくりでよろしくない、 続いて出来た台風によるうねりが適度にしかも良い方向で入っているにも関わらずサーフィングが出来ない。

風のパワーに大きなうねりのパワーを上手く使うとでっかいサーフボードが走る感覚でとても面白いんだけどどうもいまいち。

そんなわけで、少しだけくすぶりつつ午前は終了。

昼飯はさんで午後は、同じくマスターが自分の乗っていた船を貸してくれるという。

そこでミニホッパーを浜に残して シーマーチンででるが、これが大当たり。

マスターの愛艇は乗りやすくするために改造などが施され、マストもセイルのサイズもノーマルとは違う上に乗りやすい。

奇しくも風は4mブローで6mとしかも午前中のシフトもなくなり、うねりの方向と適度にこうさしているのでサーフィングとヨットプレーニングのくりかえし、ずっとハイクアウトしっぱなしで、ほぼ最高速で走るけど最高だな~この船。

おもわず欲しくなってしまった。 

ひたすら海面を飛ばすこと2時間、いい加減腹筋が死にそうになって、おまけにフルパワーでハイクアウトかまして速度あげていたらフットストラップがぶち切れて落水(爆笑)

これを見ていた同じクラブの皆が大笑いしているのを感じつつ、浜へと帰艇。

とーこーろーがーだ。 マスターがもういってい船を用意していてくれたんですね。

イギリス製のディンギーで、名前なんていったかな トッパーだったっけ?

これを乗ると不思議不思議、 殆どヒールせずに淡々と走る、何だこりゃ?と不思議な気持ちで走らせるけど、メイドインイングランドの船は動揺することなく海面を突き進む。

へ~こんな船があるんだ!と驚くけど、ドーバー海峡の国だ。

素晴らしい安定性は安心と、無事故お約束する。

しばし楽しんでもどったけど、 一日で3艇楽しめて、こりや最高の一日でした!

ちなみに、ヨットの破壊屋というあだ名が付けられそうな雰囲気です。

2艇壊しているし、そう簡単に切れないはずのストラップぶち切ってしまったし…(笑) 

 

 

写真はマスターのシーマーチンに乗りながら片手で取りました。

 


鎌倉 マリンスポーツフェスタ 2012

2012年05月27日 | ヨットや 釣り等

今日は、鎌倉で毎年恒例のマリンスポーツフェスタ 2012がおこなわれました。

出来るだけ多くの人たちにマリンスポーツの素晴らしさを知ってもらうためのイベントです。

車を走らせて逗子海岸沿いの道路を抜けていきますが、小笠原付近にいるの台風で波がどうかな~と心配していた物の、思ったほど波は強くない。

やがて鎌倉の材木座を抜けますが、沖の方に大きなうねりが入るのがわずかに分るも、浜辺は至って穏やか。

 

気温も暑くもなく、寒くもなくて、丁度良い感じというところでしょうか。

最高の一日になりそうで、思わずニタニタ。

今日の仕事?  は、このお祭りのヨット部門でのボランティア活動。  もちろん娘と家内もいます。

 

10時頃から開始されたのですが、早々にして行列が出来てしまい、結構慌てます。

 

ヨット部門はどうしても使用する物がでかい事から、ボランティアの人数も多く、総勢12人と、おそらく一番の大所帯。

 

トラピーズ艇が一艇、レーザー3艇、そして子供達に大人気の小型高速ヨット、オープンビックが4艇。

家のヨットも出そうかと考えましたが、ビック4艇だと、それだけで8人の人が教えるのに必要。

人手足らなくなるのでボツ(笑)

 

正直、今年初めての海ですから、本当は自分の船を出して乗りたかったのですが、まずは多くの人の利益こそが最優先ですから。

ここはおとなしく、子供達にヨットの楽しさを教える方を最優先しました。 えへへ

 

そういえば、子供達と接する上で最も大切なのが、笑顔。

でも、5月の日差しは強烈で、サングラスしないで海に出ていると一発で眼がやられる・・・・・

 

でも~、これしていると子供が怖がるんですね・・・・    故に、子供を教える際には必ずサングラス必ず取って、分りやすく、優しくそして海に対する恐怖感を和らげることを事を最優先にして教えます。 

 

込んでいると最低4往復、そして空いている時は7往復くらいと、待ち人数で調整しながらマリンスポーツの楽しさを教えてきますが、子供って本当にすばらしい。 

理屈ではなく、体の感覚をフルに使って覚えていく・・・・ ニコニコ

 

どの子も、我が子のように思え、可愛くて仕方ない(笑)。 

 

まあ、そんなわけでほぼ一日、ボランティアに家族総出で汗を流した一日となりました。

明日は眼がやられているだろうな~と、思いながら、後ろで寝ている娘と家内を乗せてハンドル握る僕でした。

 


仕方ねーから? ヨット ん?

2011年08月13日 | ヨットや 釣り等

いい加減ウインドサーフィンに乗りたくて仕方ない僕  

ところがどう考えても風の吹かない条件がそろいまくり。

浜で風を待って日向ぼっこなんかしていられない僕は、仕方なしにヨットへ予定を変更。 

といっても、娘はワールドカップの報告をせねばならないことも有って、それもあわせてですから、僕が我がままを言っていられない身なのですが・・・・ 

 

娘がクラブハウスでトレーナーさんに報告と挨拶をしている間、汗だくになりながらヨットを滑車で下ろして艤装準備開始。

浜まで船を押し出すが、風ひよひよ、 午後から入るサーマルウインドがどこまで上がるか期待できないけれど、一応家内と娘の3人で出てみます。

「今日はただ乗っているだけ~!」 と、やたらニコニコな娘。

レース訓練も無くなり、不要な緊張も無く、今はただセーリングを楽しみたい様。 

 

沖に出て1時間くらいはひたすら退屈な風だけで、そのときのスキッパーは僕。

家内はジブセイルの微細な操作で娘にコテンパンに叱られていた(笑)、その矛先が僕に回ってこないことを祈りながら知らん顔で湾を何往復かしていると、だんだん南が入りだした。

期待のサーマルウインドがお出ましー! といったところ。 

 

こうなると、「ただ乗っているだけ~」でいられるはずが無いのが我が娘。 

 

操艇技術でどう逆立ちしても娘に勝てるはずない僕、随所で指摘を受け初め、半分娘に教えられ状態になりながらティラーを握っていたのですが、風が上がるに連れて我慢できなくなった娘がついに「スキッパー交代!」を宣言。

あっさりスキッパーの座を排除されてしまいました。

 

こうなると僕と家内は ただの奴隷状態(ヨットは必ずこうなります)、 娘の指示するとおりに動くだけとなり、16歳の少女船長は怖いぞ~。 

 

風が4mくらいの順風となり、速度あげつつ快調に海を飛ばすけれど、トラピーズ使うにはまだ風が弱い。

風が吹かないことを想定していたのでハーネスも無く、仕方ないのでトラピーズハンドルを手で掴んで身を乗り出す感じで僕はハイクアウト。

トタンに風がすこっと抜けて沈しそうになり、僕と娘だけが大笑い、家内はひたすらビビッていました。

特に強烈な風が吹くわけでもありませんでしたが、夏らしい、気持ちの良い風を十分に堪能。

 

このままお昼をはさんで夕方まで乗りたかったのですが、空が曇り始めたことから、風がこれ以上あがる可能性が無くなったと判断。

明日 赤坂サカス でステージに立たねばならない娘の疲れを気遣い、今日は1時までの3時間半だけのクルージングで終了しました。

とりあえずは満足 へへ 

 

 


沈からの脱出! 縄梯子でぃ!

2011年07月31日 | ヨットや 釣り等

ま~ったく嫌になっちまうこの空、2006年ごろから始まった地球寒冷化の影響は確実に出ていて、特に

2004年から始まった太陽活動の縮小から始まり、特に2008年から約2年に渡り太陽黒点が無かった影響が今年になって顕著に現れている。

太陽活動は弱いながらも、ここにきて順調に回復しているようなので、再来年には安定してくるか? という感じですが・・・

太陽活動の縮小、拡大の影響はたいてい3年後に現れるので、今年の夏に異常が来てもおかしくないとは思っていましたが、いざこうして直面すると、どれだけ太陽が人間にとって大切かという事が良くわかります。

天気図だと、二日後には北海道の上にいた疫病神高気圧が消失、変わりに太平洋から高気圧が移動してくるような気配があり、もしかすると以降は夏らしさ戻るかもしれません(可能性薄)。

 

さて、多少小雨が残る湘南海岸、本当ならウインドサーフィンに行きたかったのですが、間違いなく風が×なのでヨットに切り替え。

昼頃には多少の晴れ間が出るだろうと期待していたのですが、結局一日曇りと小雨で終わってしまいました。

ただ、沖に吹いていた北の風は20度くらいで東に振れる事多いながらも、4~6m前後とストレス無く乗れる順風。 

思わず家内と遠出(ただしずぶ濡れ-!)してしまいました。

 

そうそう、以前紹介した縄梯子。 

沈した後、いかに楽にデッキへあがろうかと造った物ですが、やはり思ったとおりで下のほうへ足を

かけると船底のほうへくるりとハシゴごと回りこんでしまいます(笑)。

ところが、喫水のすぐ下あたりの段へ足をかけ、ハシゴの一段目を出来る限り船内側にして上半身引き起こしのハンドルのようにして掴む、もしくはガンネルを握ってあがるとあっさり上がれることがわかりました。

感覚としては、片足立ててしゃがむような感じから乗るわけですが、本当にあっさり乗れる。

ただ、サイドにハシゴかけると反対側からバランスとるように誰かが抑える必要があり、それが無いと乗り込みにコツいる。 スターン(船尾)側にすると当然のごとく何の問題も無い。

さらにこれ、沈起こしを容易にしてくれることも判明。

十分、実用になることがわかったので、多少の改善を施し、本格的に設置する事にしました。

不要な根性要らないし、楽しくなければ乗りたくなくなりますから。 


台風の吹き返しと、 ラスト トレーニング。

2011年07月24日 | ヨットや 釣り等

迷走台風6号が太平洋におさらば。

最後のトレーニングとなった娘。

仕上げにぴったりの強風と荒れる海で行われた激しい訓練。

 

しかし・・・・

昨日それで、今日は華やかな服を着て池袋のステージに立っている。

 

よく体力が持つというというか、元気というか

 

武士の娘の様にと育ててきた。

雛菊やナデシコの様にしとやかで優しく、賢く。 そして戦うべき時は槍をもって男にも立ち向かう。

そんな子になってくれたかな~?

プロダクションからのお誘いもまだあるみたいだし、大学受験もすぐにやってくる。

どうすんだろうね(笑)

 


ディンギー用 乗り込みハシゴ 

2011年07月23日 | ヨットや 釣り等

自分が乗っている様なディンギーといわれるヨットの場合、瞬間的ブローを受けたり、波超えの後に来るアンヒール、ワイルドジャイブなんかでひっくり返ることが有る。

不安定だからこそ面白い訳ですが、以前乗っていたキャットリグ(一枚帆)の小型から現在のスループ(トラピーズ仕様の二枚帆)になって以降、これが結構うんざりする物へ変わりました。

以前はひっくかえる事そのものが面白いのと、気持ち良いのも有って、わざと沈(ひっくり返ること)させ、それを起こしておもしろがったりしていたのですが、

スループ艇になるとセイル面積がでかい分、船は簡単に起きないし、更に言うならワイヤーで固定されてるマストは波などにもまれて簡単に折れる可能性が高い。

何より困るのは、海面からデッキまでの高さがそれなりに有る為、起こした船に這い上がるのがかったるい。 

一人なら問題ないのですが、もうひとりのクルーとなっている家内は全く上がれないし、さらに問題なのは、船は状態が立って安定すると必ず走り出そうとする性質があることで、故に家内が先に乗れば全

く問題は無いのですが、それが出来ない物だから僕がどうしても先に乗ることになる。

起こすときにデッキサイドにいさせて、船がクルリと起きる際に一緒に乗っかってもらう手もあるのですが、状況によってそれが出来ないこともある。

僕が先に乗ると、当然船は安定しますから、風が10m超える状況ではいくらシパー(完全にパワーを逃がした状態)しても必ず走りだす、船自体が船体に架かる力を逃がしやすい方向へ解放するためですね。

 

速度的には本当にたいした事ないのですが、「おっとと!」ってな感じで、後方へ家内が流されるために船尾掴んだままになり、それで更にデッキへ上がれない状況になったり・・・

そんなときは僕が腕掴んで力任せに引き上げるのですが、風吹きまくっているし、波でぐらぐら船揺れるし、そんな状況で50kを片腕でマグロよろしくほぼ垂直方向へ持ち上げるのはけっこう大変。  おりゃー!

これって普段体を鍛えていないと、どうしょうもなかったりする?  なんて思うのですが、船も風が13m超える頃になるとボロ船ですから容易に破損する可能性が高まって、沈も数回なんて事もあるので、

「こりゃなんとかせにゃ~ならん」 とだんだん思い始めた。

一番簡単のはロープ一本だけど、こりゃ足の力を借りられないので、何の役にも立たない。

やっぱりハシゴだべ! と思い、初めはステンレス製の小型ハシゴを考えたのだけれど、どう考えてもジャマ、さらにはそれが原因で怪我したりが容易に考えられるので、この案は即にボツ。

なにげなくネット見ていると、縄ばしごの造り方なる物を発見、「おお!これなら不要なときは小さくまとめておいて、必要なときに引き出せばつかえる」 と一人で喜んだ。 

さすがに縄ばしごの造り方など知らなかったので、早速そこを参考にさせていただき、多少オリジナル加えてディンギー用乗り降りハシゴなる物をつくりました。

 

普段はこんな感じで袋に入れてまとめられております、上のロープ二本はこの後ステンレス製のフックを付けて片方は船の中央に固定、もう片方は乗り込む場所周辺にかけて使えるようにします。

そうしないと常に同じところからあがれるとは限らないからですね。

袋は普段これに収納しておかないとジャマになるからです。

黄色いロープが引き出し。

 

沈した後は、船が横倒しになっていますので、中央に固定されているロープではない、フリーの方にあるホックを外してマストなりなんなりに固定します。

その後船を起こしますが、このときにそのまま乗れれば特にこれを使うことは無いのですが、乗り込みできなかった場合は黄色いロープを引いてハシゴを出す事に

なります。

 

黄色のロープを引くと。

こんな感じでするすると出てくる。

 

更に引くと、こうなる。

そしてこれを使って船に乗り込んだら、再び袋へロープを収納して走り出します。

 

と、一応使えるよう工夫をしたわけですが。

実は決定的な問題もあるわけでして、これは実際に使ってみないことには分からない。 

というのは、このハシゴが垂直の壁にそって設けられている場合は問題無いのですが、船の底は丸くなっている。

乗ろうとして足をかけ、力を加えるとハシゴが船底方向へ動いてしまうことが当然考えられるわけです。

*すいません図のラダー袋は ハシゴ袋の間違いです。

 

すると図の様にハシゴが船底へ回り込むように張り付く事が十分に考えられる。

まあ、船に張り付くために乗り込み沈する可能性は低くなるとは言えますが、「役にたつんか~これ?」(笑)

そのために回り込みを防ぐために出来る限り上のところへ足をかけ、一気に乗り込む様になるかと思います。

まあ、本当に使い物になるかは実際にやってみなければ解りませんので、また後日報告しま~す。

 

 

 


南の風10m 

2011年07月03日 | ヨットや 釣り等

まだ梅雨も明けず、風もどんなんだべ? なんて思いつつ週末恒例の海。

新しい(中古ゴミ船)船の性能も本格的に試したい、しかしながら風がほとんど無い。

とりあえず出すことにしたかれど、丁度いらしたベテランのKさんに声をかけ、家内と3人でのんびり浜沿いを西へ航行。

5キロほど離れた先まで足を伸ばし、帰りは多少入り始めた南風と一緒に戻ります。

けど・・・・・物足りね~ (笑)

 

昼を挟んで午後にもう一度ますが、家内は娘のレース訓練見学とかでコーチ艇にのり、僕は再びKさん、そしてお世話になっているクラブハウスマスターと乗艇。

風速4m前後の風しか吹かないためにウインドサーファー達も退屈そう。

途中で一度浜にとって返し、マスターが降りたのですが、そのあたりから突然風が強くなった。

 

この風逃す手はないでしょ!とばかりに半分嫌がる? Kさんと二人で出るも、あっという間に風速10mまで上昇。

当然フルハイクアウトで海面をぶっ飛ぶわけで、後波跡フルに盛り上げ状態のプレーニング。

惜しかったのはトラピーズ装置があるのに、ハーネスを持っていなかったこと。

それでも十分楽しめる風、 およそ30分間だけのサーマルブロー。

 

これが無ければ最悪、あれば天国、わずかな時間だけど十分に堪能しました。

 

一方、コーチ艇に乗っていた家内の話、有る子の訓練があまりにも高度なことをしているのに驚くとともに、それに耐える能力と忍耐、レベル高さに涙したそうです。

僕は見ていませんから分かりませんが、世界で戦うという事は上限というのが全く無いものらしく、ここまで出来たら終わりという限度も当然にない。

最後に娘の訓練相手としてつきあっていただいたベテランレースセイラーの方には本当に感謝です。

 

 

 

 


ゴミ船 海へ

2011年06月26日 | ヨットや 釣り等

再生した元ゴミ船(笑) 

メンテナンスも終了し、本日めでたく出港となりました。

パチパチパチパチ!  

 

ところが、そんな弾んだ心を木っ端みじんに打ち砕くような天候。

 

湖のような鏡面状態に加えて、残酷なまでに風がない。 

 

それでも午後こそはと期待していたものの、海面が霧がかるような変な状況で、「こりゃ~駄目だ!」と、一往復したのみで

浜へと戻りました。

 

最悪の一日 

 


結局点検で丸一日

2011年06月19日 | ヨットや 釣り等

先週、ゴミ船をもらい、洗い上げて綺麗にした僕、「今週こそは乗るぞ!」と意気込んでは見たものの、結局は点検で一日が終わってしまいました。 

朝から何となくどんより、「絶対良風は吹かない!」と宣言できるほど完璧な梅雨空、高速を走っていつもの浜へ、そしてクラブハウスへ到着。

雨はないものの、すでに蒸し暑さが始まっていて、今年の夏に世界大会の娘は早速練習開始。

いつも練習につきあってくれている逗子開成ヨット部の男の子とコーチ含めて3人で沖へ行ってしまいました。

 

「船を浜にだす!」と初めこそ息巻いていた僕ですが、家内が「100円ショップで買わねばならない物がある」と突然言いだし、そんなの家のほうで買えばいいだろ~と思いつつも、

明日使うとかなんとか・・・ 

しかしながら一人で行かせると、ナビの無い車ゆえに迷子になるのが保証されている家内ですから、仕方なしにというか嫌々ドライバーをさせられる事になりました。 

当然大渋滞とご対面、うんざりしつつ戻ってきた時はすでにお昼。

 

それでも艇庫からやっと船を出し、船台に乗せてマストを立て始めたところで、海に出ていたみんながドヤドヤと参上。

娘も戻ってきたので、仕方なしにマストを仮に立てた状態でお昼御飯。

 

「終わんね~ぞ、これじゃ~」と多少焦りつつ、早食いで再作業に取りかかりますが、なにぶんこの艇の事はまったく知りませんから、シートロープの取り回し含め不明部分が多々ある。

それを高校生のSくんやベテランのKさん達と一緒に「なんだこりゃ?」 とか「おかし~な?」とか あ~だ、こ~だ と作業するのですが、みんな半分想像で言う物だからまとまらない。

 

そうしていながらよくよく見てみれば、駄目になっているロープ意外に交換した方が良いものや、そのままだと使い難い部分が分かってくる。

「このまま出なくて良かったな~」なんて内心思いながら、古いロープをはさみで切り、買ってきた新しいロープに交換していくけれど、はやり新しい物はよい。 

 

暫くしてクラブハウスのみんなも食事を終え、暇人?となって次々と現れはじめると、昼休みという事もあってマストの角度がどうとかが話のネタになり始めた。

みんな僕よりベテラン達ばかりですから、本当に世話やき(大変感謝しています)ばかりでして (笑)。 

この船はマストのレイキ(後斜)角度をベース部分で調整できる事から、半分おもしろがりつつ寄ってたかって手を貸してくれるのですが、そのおかげで本来面倒でいやな作業であるはずのチューニングがあっさり完了してしまった。

後は微調整するだけとなり、正直本当に助かりました。 

 

「ありがとうございます!」なんてお礼を言っていたのですが、ほんのわずかの時間を他へ気を取られているうちに、バラバラと皆海へ行ってしまった。

ヨットをやっている人たちというのは、ど~もこうした特性?があるようでして、困っているとドヤドヤと集まってきて手を貸し、何とかなると自動的に拡散してしまう。

そして、互いに干渉しあわないし、見返りを絶対求めず、基本的にバラバラでいて、共同作業(レスキュー含め)になると自然に連係プレーを取る。

これは本当に不思議なもので、この単純な乗り物がそういった人間を作り上げるのか、自然がそうさせるのか?

はたまた、そうした人間達だからヨットに乗るのか?

非常に不思議な集団というか(笑)  

 

さて、そんなわけで、基本的なマストチューニングが終わると実際にセイルを張り、ジブセイルのハリアード(ワイヤー)テンション調整とサイドステー(マストを支えるワイヤー)調整をシンクロさせながらスティ等からマストを微調整する。

カニンガム(マストベンドさせる)を張ったりゆるめたりしてベンド状態を確認したりするけれど、そういえばスピンハリアードのワイヤーが「ね~な~」

なんて気がついたりして。

でも、スピンネーカーをまだ持っていないので、これは後の話。 

 

その後センターボードの細かい点検やらラダーの点検やら、細かなことやっている間に時刻は4時オーバー。

 

そろそろ、皆がどかどかとヨットを引き上げてくるので、こちらは慌てて片付け、 あ~あ 今週も乗れなかった・・・・ 

 

そういえば、梅雨が明ければウインドサーフィンが楽しい本格シーズン、だけど、7月末までは娘の関係で全時間をヨットに回すので、

乗れるのは8月から、早く梅雨が明けてくれないだろうか   

 

 

 

 


ゴミ再生プロジェクト???? その3

2011年06月15日 | ヨットや 釣り等

装備類の点検はあらかた終了。

どれも思った以上に程度が良く、半分ほくそ笑んでいたわけですが、 問題はこの緑色になっている船(爆笑)。 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、考えていても仕方ない。

 

ホースで水をバシャバシャかけながら洗艇作業を始めますが、デッキ内に蓄積された泥というか砂というかがすごい、

その量が半端じゃ~無いわけでして、セルフベラー(排水口)からとんでもない量が流れ出てきます。  

さすがはゴミだ    うんうん

 

それを見て一体どのくらいの期間放って置かれたんだ? と思うわけですが、家内がデッキブラシを持ち出してゴシゴシやり始めると

水跳ねまくり(自分はとうに着替えている)で、そばでぞうきん片手に見ていた?僕も瞬く間に濡れ雑巾?。

 

「こりゃいかん!」と慌ててサーフパンツとラッシュガードへ着替えると、再び作業続行。

こうなるといくら濡れてもかまわないわけで、「エーイ面倒だ!」 とばかりに裸足になってダバダバ水をかけつつ洗いますが、

気持ち良いくらいに汚れが落ちてくる。      

 

予想を裏切って(良い方向で)くれたのは例の緑色、頑固に固着して落ちない物だと思いこんでいたらとんでもない話で、これまたスムーズに落ちてくる。

湿らせて少し待って、その上を雑巾で多少強めにこすると、あっさり落ちていくわけで、それと同時に輝くような白があらわれる。

 

こうなると楽しい物で、研磨作用のあるスポンジやらなにやらも使いまくり、最後に船体をラックに立てかけ、ボトム部分も同じように洗浄。

さすがにデッキ内部は砂でこすられたりして小さな傷がついている事から真っ白という訳にはいかず、多少茶色い色が残りますが、そのほかの部分はまるで新品ではないか?と思う程の綺麗さ。

なんかしらんけれど、やたらと幸福感を味わいながらの洗艇作業が終了。

ピカピカ輝く船をみて、「何てラッキーなのだろう」と心の底で思うが、「いいのかな~」 

 

船体が綺麗に洗い上がると、最後の作業に移行。

船はどうしても潮の影響を受けて小さな可動パーツが固着していたりなんかする事が多く、また各ネジやボルトのゆるみなどが生じ、

それを放っておくと飛んでもない事故になったりする。

面倒だけれど欠かせない。 

 

それ以外の番外編?として気になったのがハル(船体底)にあるダガーボードスロット(出入口)で、このヨットはセンターボードが折りたたみナイフのように出納されるタイプであり、普通の上下にスライドタイプではない。 

故にガスケットが取り付けられていて、水の進入を極力防ぐ構造になっている

このガスケットが紫外線の影響でぼろぼろ&がしゃがしゃ。

新しい物へ取り替えれば良いのだけれど、レースやらないし、余り気に気にしないがさつな性格というのもあって、不要と判断。

まあ、入り用なら再び新しい物を取り付ければよいだけのことですから、ドライバー片手に取ってしまいました。 

 

さて、カムやローラー部分、そのほかロープを通すアイといわれる部品の強度や破損、ゆるみがあればそれを締めて整備していきますが、特に問題なし。

ただ、6mロープ用の小さなアイが紫外線劣化で壊れかかっているのが幾つか有り、まあこれもプラスチック(消耗品)で価格も一個100円程度であることから思い切って、新しいの注文しました。

 

まあ、そんなこんなで朝9時半頃から始まって終わったのが夕方の5時過ぎ。

後は実際に艤装しながら、駄目なロープ類を見極め交換して(これは来週)、全整備終了です。

 

洗い上がってぴかぴかになった船をみて、一人で悦に入る僕ですが、本当ならクルーザーもほしい。 

スポーツとしてウインドサーフィンやディンギーヨット、趣味として?クルーザーヨットなんかに乗れたら最高の幸せだろうな・・・

なんて思うものの、関東近辺でクルーザー維持するには莫大な係留費を払わねばならない。 

普通の生活範囲を抜けることの出来ない小市民たる僕には無縁の物だ。 

 

仮に手に出来たとしても、週末があらゆる予定で埋まりまくっている僕には、十分かまってあげられる時間が無いことは容易に分かる。

夢と現実は常に違う、自分にとってどこで折り合いをつけ、その中で最高の楽しみを得ると言うことは非常に大切なことなのですね。

 

なんて思う 笑 


ゴミ再生プロジェクト???? その2

2011年06月14日 | ヨットや 釣り等

マストは無事に立った、ブームも大丈夫。

となると、後はラダー(舵)とセンターボード、そしてセイル。

大騒ぎだったセイルボトムですが、ブームはこれでよしとして、最終的にはマストへ通してみなけりゃセイルの状態が分からない。

 

まずは、「ジブセイルを張るぜ!」とばかりアップすると、 「およよ」と、多少の錆痕らしきポツポツは有れども、セイルそのものは綺麗。

お次がメインセイル、 真っ白で汚れもなく、「ほ~」 とため息。

これも”かなり”綺麗だ、というか「殆ど使ってなくね~」 なんて高校生みたいな言い回しをついしてしまうが、角から角までほつれもなく、

破れもなく、当然バテンポケットも何ら問題ない。

「これってもしかして・・・」、と思う。

マリンスポーツに良くあることなのですが、一時的な感情で買ったものの、結局乗れずじまいで飽きて手放すパターンそのものか?

実に多いんです、この手のパターンが。

 

クルーザーみたいに船体下にバラスト抱えて転覆しにくい構造になっているわけでなく、実にあっさりひっくり返るのがディンギーヨット。

そのアンバランスなのが面白いのだけれど、スキーやスノーボードなんぞと違ってお尻ぱんぱん叩いて立ち上がり、即走り出しOKなんて

いうイージーな物ではなく(自分もやっていたのでよく分かります)、転覆する際にロープやワイヤーに体が引っかかったり絡んだり、

又それが簡単に外れず溺れて怖い思いをしたり、セイルの下敷きになって息できなかったり、腕や足を船体のどこかにぶつけて切ったり

青あざ造りまくったりするのがヨット。

もちろん常にそんな事が有るわけではなけれど、基本的に全身ずぶ濡れになるのを喜んでヘラヘラしていられる神経。

爆風の海で何度も横っ面を張り倒されて完沈(完全に上下逆さま)した船を、エレベーション(波の)状況下で引き起こす根性。

恐怖を快感へと容易に転換できる楽天性。

この三つが無いと、ウインドサーフィンやヨットというスポーツには馴染まない。

言い方が悪いのだが、多少マゾ的で”おかしな人間でないと?”楽しくならない乗り物とも言える。

とまるで変態みたいな書き方をしてしまったが、要はめげずに前向きな姿勢が貫けるかどうかだ。 

まあヨットやウインドサーフィンの方から乗り手を選んでくるというか、全くそうしたことを考えずに乗ると、楽しくないし、数回で

うんざりしてしまうものともいえる。

まあ、乗せられているだけなら至極楽しいのですが・・・、

 

そんでもって、倉庫内からごそごそ出してきたラダーとセンターボードだけれど、見たところ「これ使ったことあるの?」という感じ。

なんか、本当にゴミなのかな~? 緑色に染まってこそいるけれど、実は程度の良い中古なのだろうか? と、段々と分からなくなってきた。 

この船はトラピーズやスピンを当然想定しているので、マストにはトラピーズワイヤが取り付けられていて、スピン用のブロックやら何やらがこれまた当然ついている。

スピンポールはおそらくこれだろうと思うのが、ブームの有ったところにおかれていてる。

 

結構時間かけて丁寧に点検したところ、結局問題有るのは風雨にさらされて痛んだロープが数本、そしてロープを通すプラスチック製の部品(太陽光でどうしても劣化する消耗品)が10個程度だった。

念のためにマストも再点検したが、痛んでいる箇所もなく、極めて状態は良質。

そういえば、セイルを見ていて気がついたのだけれど、前のヨットのセイルと似ている? 

というか、前のヨットで使用していたセイルが実はこのヨットの物を流用していたのですね。

ジブセイルのサイズはさすがに異なる物の、これも流用可能なので、結局スペアが出来たようなもの。

ますますゴミ再生と言うより、とんでもなくラッキーなもらい物をしたのではないかという思いが出始めた。

なぜならセイル一枚7~8万、前についている3角形型のジブセイルもその半額くらいする。

使い方が乱暴な僕のことなので、割と早いうちに駄目になる可能性が高いことから、こうしたスペアセイルは貴重だ。

 

その3へ続く 


ゴミ再生プロジェクト???? その1

2011年06月12日 | ヨットや 釣り等

先週、船をぶっ壊したのは僕。

どう考えても修理が難しく、またやっても費用がかかりすぎる。

これを捨てて中古を買おうにも、そんな余裕が有るわけないし落ち込みまくり。

こういった場合、家内はひたすら無言   女性はこうしたことに結構シビアなのですね。

 

そんな僕をみかねたのか、セーリングクラブのマスターが、ゴミ(所有権放棄の処分待ち状態)なら有るれど、再生してみる? という優しいお言葉。

突然まぶしさを感じる存在へと返信したマスターですが、「おおー! 後光が差している!」と拝みつつも、「いただきますと素直にお願いする、これまた素直な僕」

、でもそんなヨット有ったっけ?と即思う。

「そんじゃ~出そうか」と家内引き連れ、マスターの3人で第二置き場へいそいそ移動、そこには金色の船が、いや”緑色?”の船が一艇。

しかも~、本来は入るはず無き狭いラックへ”無理矢理”押し込んである。      なんじゃ~これは(笑) 

う~ん、さすがゴミだ!と僕は一人で苦笑。

 

早速引き出してと言いたいところだが、この無理矢理状態が祟ってたか、ラックの鉄パイプにしっかり挟み込まれ、3人で引っ張っても船が出てこない、次に大の男が「おりゃ~!!」てなかんじでラック広げを試みるもびくともしない。

「やっぱり出てこないか・・・・」とよく分からないところで感心しているマスター。   勘弁してくれ~ 

「パイプをもって来てこじるか?」」と冗談なのかどうか分からない事言いながら探し始めるも、適度な物もなく、しばらくあーだこうだと考えていたところに出てきたロープが数本。

「おおー!」これならと、早速南京結びかまして(トラックドライバーが荷締めでやる結び方)をして「コナクソー!」

テンションかけると、さすがにラックが広がってくる、そこを再び3人がかりでぐりぐりと動かし、なんとか引き出し成功。

と此処まではよかったものの、勢い余って多少ゴテ!ってなかんじでヨットが横倒し「な~んてこった!(ポパイを見た人は知っているこの一言)」と思うも、「ゴミだし」と自分を納得させる僕。

面白かったのは?というか、おろしてみて、緑色がかっていたのがが全体を覆っていた苔であることを改めて再確認。

おまけに一部ロープは腐食してブロックが取れかかっている。

はは・・・・  ゴミですから 

引き出した船を、やはり3人で船台に乗せると、第二置き場から自分の艇庫があるところまで運びますが、

次に、「問題はマストがあるかどうか?」なんてぼそりと口にするマスターの言葉が頭を駆け巡る。

そこで始まったマスト探し、「どれだろう?」となぜか?やたら有るマストの中から一番上の、しかも一番奥の、やっぱり緑かかった(笑)一本がご指名され。

それを二人がかりで「そりゃ!」と降ろす。

前の船より重さのあるそれをレシーバーにあてて起こすとピッタリ、「うん、これだこれだ!」と納得するマスターですが、次が問題。

肝心のブームが無い  するとみんなでゾンビのようにうろうろ探し始めるが、何となく怪しい一本があるだけで、それ以外には無い。

仕方ないので前のヨットのブームをつかうか・・・・と今度は改造をあれこれ思案。

マストとブームをつなぐグースネックのサイズがわずか1mm違いで入らず、仕方なしにドリルを買いに行くことになり、ついでに昼飯も

仕込んでくる。

しかし、12mmのドリルが3000円という値段。 初め、値を聞いて唖然としたのだけれど、電動インパクトやドリルドライバのチャックに取り付けられる良品らしく、というかそれ以外にはその店にないので、

おとなしくお札3枚とおさらばしてクラブへ戻る。

すると、「はっはっは」と面々笑みを浮かべて出迎えててきたマスター、 「?????」と思っていると、こうやるのを思い出したと、

やり方を披露してくれた。        ・・・・・・・・

なんでも、出かけてからだいぶ後になって思い出したとのこと。

「3000円が~!」 と思う物の、まあ余計な工作せずに済んだし、加工予定だったブームは予備にしておけばいいしと納得させた。

ドリルはいつ修理で使用するか分からないので、そのままクラブの工具ロッカーへお嫁に行ってもらいました。

その2へ続く、      予定

 

 


またヨットをぶっ壊してしまった、 とほほ・・・

2011年06月05日 | ヨットや 釣り等

本当にとほほ・・・

忍耐強く(多分)て至極おとなしい僕、ところが元々は乱暴者で、幼い頃は結構親に迷惑をかけました。

無理すると体をぶっ壊すのが幼い頃からの教育で分かっており、極力自制しつつウインドサーフィンやヨットなどの趣味をやっているのです。

でも、子供の頃に1カ所、中学時代2カ所、大人になっても2カ所骨折しているくらいですから、相も変わらずなのかもしれません。 

特にスポーツ用品が相手だと地が出るのか、ヨットはこれで二度目の破損。  相手が人間でないから良いのですが・・・

そんな性格が災いしたのか分かりませんが、今回は結構重傷でして、正直、大破と言っても良く、おそらく廃船です。

 

「今日は午後から13m越えの強風が吹くから注意してくださいね」と警告を受けていたにも関わらず、結構風が

上がるまで乗っていた僕。

初めは娘と家内の3人、そのうち娘が自分の船で練習を始めた事から、家内と僕の二人で出ていたのですが、

6mくらいの風は10m近くまであっという間に変化、当然パワーを受ければヨットは加速して速くなるから面白い。 

プレーニングし初めるとウインドと同じ感覚を感じるので、自分の技術的限界を見定めつつもう一回、もう一回という感じで

ぐいぐい押し出すように湾を往復しながら乗っていたのですが、さすがに段々とやばくなってきた。

二人でフルハイクアウト状態でも危険を感じるくらいになってきたので、今度こそ戻ろうとしたところで「ズゴン!」という鈍い音が発生

「あれ?何の音??????」  と思うも、原因分からずで、とにかく風の増し方が著しい事から戻ることが先決。

 

ブローで瞬間13m近いのが来はじめてるな~?と思っていたら、今度は「ガツン!」という先ほどより大きな音が発生。

なんとサイドスティを支えるガンネル部が壊れてデッキがでっかく割れ、しかも半分めくれ状態。

ドッヒャー!と慌てる僕。 () 顔面蒼白で「オーノー!」

というのは、スループ艇はマストをステンレス製のワイヤで3方向から支えることで起立させています。

そのワイヤの一本が壊れた部分で(船の一番サイドの丈夫な部分(ガンネル)に固定されている)、これがパワー負けして

ぶっ壊れたということ。

ワイヤーのテンションがいい加減だと壊れるのは当たり前ですが、そんないい加減な張り方等しませんから、単に船の

方が風のパワーに負けたということ。

このままマストが倒れれば絶対にマストは起こせませんから100%搬送不能、レスキュー艇で牽引してもらう騒ぎに

なるので何とかしなくちゃならない。 

とりあえず、かろうじてワイヤーが接続されているデッキ部分に家内を座らせ、さらにこちらは舵を操作するティラーをめいっぱい使って

腕を伸ばして ハル(船体)とデッキを接合する部分を力任せに握りしめます。

さらに荒れてくる条件の中をそのままセイルのパワーを落としながら、なんとか浜まで逃げ帰りました。 

船を浜にあげて引きあげるも、とんでもない重量。  オリャー!

 

当たり前の事ですが、デッキがめくれたところをでかい波がを叩くのですから、どんどんと内部に水が進入し、貯まった水の

重量が半端じゃない、簡単に言うと半分沈没船状態だったということ。 

 

そのままにしては置けないことからなんとかセイルとマストを降ろして一安心。 

その時点でやっと壊れた部分を見られたわけですが、一目見て唖然 。

 

しばらくかかってドレンから内部の水を抜き、軽くなった船を引いてクラブハウスまで戻りましたが、やがて戻ってきたベテラントレーナーさん

一言、「こんなのは始めてみました」  

 

その後、”人の不幸は蜜の味~!”ならぬ大盛況状態で、皆であ~だのこ~だのと盛り上がる始末(笑)  ははは

 

僕自身はといえば、 「なんとか修理出来ないかな~」と考えるも、一番力がかかって、しかも一番重要な部分ですから、

修理してもまたすぐにぶっ飛ぶのは目に見えている。 

 

風(自然)の力をなめるととんでもないことになります。

 

多少詳しい人が来たので見てもらうと、製造時にたまたまこの部分が接合不良だったのではないか?、前の持ち主が

穏やかな風の時しか乗らなかった(確かにセイルはたいして痛んでいない)為に分からず、今回いきなりパワーをかけたので壊れたのではないか?

とのこと。

「そうじゃないかな~」とは思っていた物の、実際に同じ意見をもらうとさすがにガックリ、

「はずれくじ引いたわけね・・・・」と落ち込む僕。 

 

たぶん、これと同じ船は無いはず、あ~あ気に入っていたのでずっと乗っていこうと思っていたのに。 

 


15m/s の風 とイベント

2011年05月22日 | ヨットや 釣り等

梅雨入り間近の海。

ずっと続いていた晴れも今日を境に曇りと雨へ変わっていく。

そんな海には朝から10mの風、今日はこの浜のイベントがあり、僕たち一家はクラブハウスの人たちとみんなでボランティア活動です。

簡単にいうなら、マリンスポーツに対する理解と振興を多くの人達に深めてもらおうというもので、その中のヨット部門としてです。

とはいえ、朝からこの風じゃ~ 危なくて客さんを乗せられない。

そこで腰が強くて転覆(沈)しにくいヨットを3艇出し、ベテランの操艇でこなすしかない。

乗る人はピクニック気分(悪い意味ではありません)で、風の恐ろしさを全く知らないわけで、乗せる方は些細なミスも許されないのですが、まずは近くのショップでウインドサーフィンをならっているキッズ達が体験でやってきた。

ボードとは違うでかい船体、賑やかなことこの上なく、「ぎゃ~ぎゃ~」と嬉しそう、やがてそれが恐怖による沈黙に変わるなんて~事は

出るまでは知るよしも無いのですね~ (笑)

波と風でバシバシ揺れる船体へ3人くらいずつ乗せると、風速13mまで上がった爆風の中を滑るようにでていく。

サポートしている僕も沖を走るヨットを見ているも、「おっかね~!」 と一言。

波を切り裂き、その飛沫をまき散らしながら走っているけれど、しばらくして戻ってきた船。

子供達は無事か?        「・・・・・・・・・・・・・・・・・」     オリョリョ!

みんな恐怖で顔が引きつっている。    ははは   まあ、当然こうなるわな。

 

もう一方、うちの娘は? といえば、久しぶりにもってきたウインドサーフィンの道具をセッティングすると、風でもみくちゃにされるヨットの真横をすり抜けて全開でぶっ飛んでいってしまった。

「あの~ ブローで17m近くまで上がっているんですけれど・・・・」 

といっても暴走小町の耳に入るはずもなく、あっと言うまに見えなくなるまで遠くへ行ってしまった。

 

その後、ヨットは何とかお客さんを乗せてピストンで往復するも、ついに1艇のセイルが破れ、この時点をもって実質的に出艇中止になりました。

というか誰も乗ろうという人がいなくなったのもあります。

 

さてお昼はさんで午後、 内容は小型のヨットを3つ出して子供達に操縦体験をしてもらうイベントになります。

前線が無事に?通過したのか、午前の爆風はすっかり陰を潜め、風向きが変わりつつ穏やかな海へと変身。

引き潮で浜の一角に天然のプールみたいなのが出来る場所があり、そこを使用しての体験となりますが、

かなり寒くなったので殆ど来る子はいないだろうと思っていたところ、予想に反して大盛況。

 

次から次へと来る来るは、元気なちびっ子達。

中には3歳の女子もいてこちらも驚くわけですが、そんな子でもティラー(舵)をしっかりと握り、セイルのシートロープを持ち、ヒールにびびりながらの初体験。

小さい子ほど怖さで固まるのですが、どの子も数回往復すると要領が分かってきて一応ストレートを走るようになってくる。

中にはタックをこなす子もいて、もしこの子達がそのまま練習を積んでいけばみんな世界で戦える子達なるのでしょうね。

 

この国は四方を海に囲まれ、スポーツの海洋王国として世界の上に君臨出来る下地はいくらでもあれど。

教育のトップたる文部科学省にはまったく見えないらしい。

というか、今の日本ではほんのわずかでも危険であれば教育から遠ざけるので、精神的に強く優れた子達は出てこない。

先の大戦で負けはしたが、世界最強の海軍を持っていたこの日本、兵器ではない海洋スポーツという観点から世界最強をめざす

教育が有っても良いのではないかと思うのだけれど、すぐに責任がどうとか騒いで優秀な教育をたたきつぶすことの得意な国でもある。

 

自己責任という言葉は社会から消失し、悪いことは全て人のせい、嫉妬とねたみ、それが世の基本ルールとなってしまった以上、無理でしょうね・・・・