初フライトしてきまして(笑) まず、感想を言うと、 不思議な感覚。
何を隠そうこれが一番。
そして、今までとは少し違う乗り方が必要という事です。
買ったのは行きつけの店で、AFS(Alien foil system)という製品、
75%カーボン製の高速型で、スターボードの物と多分同じ物で85cmタイプ。
で、値段はですが、 聞かないでください 高い・・・・・ 当然18回ローン
爆笑!
組み立てそのものは簡単で、あっという真に出来上がります。
初め
で、乗るのは初めてなので、 一応?セイルは小さめの7.5をセット
丁度良いかな・・・・位のブローで、緊張しながらの 乗りだし、
初めは「ん? 普通のウインドじゃん!」と思っていて、怖いのもあって速度落とし気味で走っていたけど、 そのうち強烈なブローが来てあっという間に持って行かれた。
するとフォイルが不思議な音を奏で始めた。
”ヒュ~~~ン”という音で、 ハイドロのウィングブレードが水中で振動して奏でるみたいだけど、
クジラの愛の歌って知っていますかね?皆さん。
それみたいなんです、まるで。
そしてその音は速度や深さ、角度で様々に変わって、 「なんだろうこれ????」っていうか、 ワイングラスに水を入れて、コップの辺を濡れた指先で撫でると 出るあのグラス楽器音そのもの。
なんとも不思議なサウンドなんですけど、 ますます速度が上がってきて、
したら、「あれ??」という感じで浮上。
ボードが水を切り裂く音がなくなり、 波の音も無い。
そのヒュ~~~ンというメロディが聞こえてくる状態になって、と思ったら
吹っ飛ばされた。
何が起きたのか一瞬解らなくて、 気が付いたら水の中。 ん~~~~
フライトしたのまでは覚えている、 でもその後どうなったか?が解らない。
ただ、必死でボードコントロールをしようとしていたことは間違いなくて。
くそ~~~~!
で、気を取り直して、 再度セイルアップ。
走り出してすぐに又あのサウンドが耳の中に響いてくる。
今度は慎重にセイルを操作して、ボードの上の自分のバランス位置を色々と変えてみる。
速度がある域に達すると、再び浮上し始めて。
ところが、今度はいきなり前につんのめる形で爆沈。
後ろ荷重にすると浮上、 速度があるといきなりフライトするので、
慌てて前に体を持って行ってバランス取ろうとしたら、翼が下向くのと同じなので一気に降下。
そこに前から来たデカい波にボードノーズを突っ込んだ。
ぎゃはははは! こりゃ大怪我する乗りものだわ
さらに気を取りなおして、何度もトライしているうちに段々と安定した飛行が出来るようになってきて、こうなるとハーネスをかけたくなる。
もともと乱暴な性格が、この辺で段々と顔を出し始め。
このフォイルを勧めてくれた 香村プロが「初めからハーネスやらんでね~~~~!」と言っていたのにやってもうた。
ハーネスかけると原理的にセイルのパワーで体重がボード上から抜ける。
で、起こるべくして起きたのが、 大ジャンプ。
強烈なブローを受けて、当然引き込んでしまい、ボードの後ろに荷重がかかればウイングは上に向く。
「えっ!!」っと思ったときは、たぶん高さ2mくらいまでジャンプ。
海面が遠く見えま~す! 視線は海面から3.5m有りますから。
「あわわわ!」と慌てるも、どうして良いか判らない。
で、ズドン!っと着水。
その衝撃でヤバい? 爆沈か!?と思ったけど、 反射的にセイルをマスト側に出していたので何とかリカバリー
とにかく初めの30分くらいは冷や汗が出まくりで、と言っても 全身海水でずぶ濡れだけど(笑)
その後、約2時間ほど 悪戦苦闘。
これまでとは乗り方が違うので、そこかしこで、修正を余儀なくされる。
段々と全身の筋肉がギブアップし始めて、そろそろ限界。
負けたくない・・・・・自分に・・・・
とにかく、乗っている間は無駄に力を入れまくってるので、 体力消耗が半端ない。
リラックスして乗れるまでは、やはりそれなりの時間が必要なようです。
ただ最後の方はかなりの時間滞空して走れる様になり、恐れ多くもジャイブまでやろうとしたりまで行きました。
さて、このままこれを続けていたら、いい加減体がぶっ壊れるので、今度はセットを普通のウインドに戻して再出撃。
フォイルからノーマルのウインドにしたのは、 すでに海面の荒れとブローが 張ったセイルの限界に近いほどの状態になっていたから。
当たり前だけど、 乗り慣れている状態で乗るのは楽だ~~~! あははは!
そのまま2時間、 途中でパンを食った時間10分 朝の9時半にフォイルで乗り出して、2時間でセット交換して さらに2時間。
合計4時間で 全身が疲れ切って 終了~~~!!
フォイルの初フライトは目から鱗だったけど、もう少しすると”僕が乗る”シーズンは終わってしまうんだよね・・・
で、帰宅する途中、 疲れで半分居眠り運転。
途中のコンビニで30分程仮眠して、 幸せな気分で帰りました。