昨日は便器の話をしましたけど、 今日はフランジの話。
フランジって何か?というと、下水管と便器を接合する為の物で、これが無いと、 便器の取り付けが出来ませんです、 ハイ
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こちらは殆どのトイレに対応しているフランジ
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トイレを解体したときの写真が下で、フランジの無いのがこの状態。
ただの筒です(笑)
下の写真では、古いフランジを一応取り付け(ただ単に挿してあるだけ)ています。
状態見て余程良くない限りは、新しい物へと交換しますが、トイレの床を解体するときに傷ついたり曲がったりして、
又他にも、これ有ると、 新しい床が張れませんので、どうしても取り外して、というか作業中に運良く?取れてしまいました。
楽で良かったので、まあ良しとします。
上記のように、新しいトイレの床を作る際にはこの配管の為の穴を開け、 パイプを通します。
通したパイプの先端高さは、造った床の高さとフラットになっていなければならず、出ていると、パイプに負担がかかります。
すると、フランジに載せた便器と人間の重量分が真下にかかるので、下手すると配管が割れたりも・・・
まあ、単に出ている分をカットすれば良いだけの事ですので、特に問題はありません。
このフランジの材質ですが、大抵はABS樹脂で手来てまして、対する?パイプは塩ビです。
フランジのボトムが塩ビパイプの中に入り込み、後は接着になるのですが、同じ塩ビの場合は接着と言うより溶接に近いですから、
一度接続してしまうと、ほぼ外すことが出来ません。
フランジがABS製の場合、 溶接というまでは行かず、 一応はつきますが、後で外せないという訳でもなく、
この辺を考慮して材質が違うのですが、 そもそも接着して一体化するまで必要性があるかどうか? で、業者さんによっては接着せずに
挿しただけにする場合も有る様で、 どちらが正解なのか?っというのは無いかな・・・・
配管が詰まれば管の上の方まで汚物が昇ってくるので、 フランジと配管接合部から漏れ出る可能性が有り、
ただ、下の下水配管径が100サイズの場合で、下水本管までの距離が短く、 メンテナンス升がきちんと設けられている場合は、
そんなに詰まる可能性がないので、神経質に接着する必要は余りないかという感じ。
ただ、要注意なのは、 以前のトイレ洗浄水タンクの容量は12Lとか大きくて、 勢いも水量もありましたので、
汚物を一気に流し去ってくれたのですが、 昨今の8Lだ6Lだと言う節水型は、水が少ない分汚物が管路に取り残されやすくなってしまった・・・
一度配管にこびりついて、下手に乾燥とかすると、それを基にしてその部分に汚物が蓄積していく事が多いんです。
100なら良いけど、 50とかのトイレの配水管だったりしたら、最悪。
全般的に、築年数の古い家の場合は、基本的な設計水量が12Lだったりするので、 リフォームで節水型の物を取り付けて節水できると喜んだは良いが、
後で配管が詰まってしまい、業者を呼ぶ度にお金取られるという、笑えない話が結構普通に有ります。
リフォーム業者が、 配管路をきちんと見て、流れを考慮して判断できる能力が有れば良いですが、
現実的にはそうしたところはほぼ皆無でして、 工事をやってみて、 数年流れれば後は知らん!というのもこれまた普通の事実です。
まあ、接着した方が良いと僕は思いますが
そんな感じでフランジの話でした。