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ハイエースやキャンピングカー用 ポータブルクーラー La Cool (ラクール)を分解 (^^;)その1

2013年08月05日 | ハイエースキャンピングカー メンテナンス

さてさて、木崎湖キャンプ前に購入したポータブルクーラー(La Cool) のお話。 車に取り付ける前に一度分解しちゃおうぜ!と 

保証を受けられなくなるのを覚悟でやる僕。

「人柱~!」 と何故かドラえもんの声でやってしまいましたよ、ハイ!(爆笑)

ポータブルエアコン ラクールに関しては、紹介しているホームぺージやブログはたくさんありますが、ぜ~んぶ情報不足???。

でもって単純に詳細情報を流したろ! 的のりでやっています。

 

まずはスペック。 箱から取りだした際に付属していた物です。

    

冷媒ガスはR134a 車の冷媒と同じ物ですね。

消費電力は540Wと非常に小さく、EU9iでも動作するとのことで、まだEU9iを持っていないので、

本当かどうかは不明、 メーカはそれ売りにしているので大丈夫だと思います。

もっとも、そうでなければ購入しませんでしたが(笑)

 

冷却能力は 2200BTU 普通の家庭用壁掛けエアコンが2.2Kw位で 7500BTU と3分の1くらい ただし車の場合は普通の家と違って

鉄板とガラスによる構成体で、言うなれば鉄製温室そのものですから、これで大丈夫なんか?と・・・・・

ちなみにアメ車のキャンピングカーなんかについている、でかいルーフエアコンが8000~16000BTU位であることを考えると 5分の1程度。

こうした本格的キャンピングカーやキャンピングトレーラーはそのそもが全体を断熱材で覆っているので、ある程度の大きさまではこれで冷却は

可能だと思うけど。

まあ、そんなわけで、当然に冷却能力に限界があるわけで、せいぜい標準サイズのハイエースくらいが大きさの限界かと・・・・・、

さらに気温や日照りも影響大で35度晴天の真夏、なんて事になると無理だろうな~!? 

そんなひ弱な? クーラーだけど消費電力は少なく540Wで、コンプレッサー起動時にも最大900Wを超えることはないそうだ(メーカーの宣伝文句)。

なので EU9i のエコモードを最初OFFにして運転。 ラクールのコンプレッサーがスロー始動し始めてフルになるまで(5分程度)ゆっくりと

コンプレッサーが運転していく構造で、ガツンと負荷のかかる突入電流がかからないので、一度本運転してしまえばエコモードで運転可能とのこと。

 

 

これをハイエースに取り付ける目的ですが、 蒸し暑い真夏の夜に”もがきながら”寝たくはないわけでして、日中はエンジンのエアコンがあるのと、

屋外にいる事が多いために不用。

結果として、無風の熱帯夜に車中で快適に眠れるだけで良いんです。

 

発電機が例のEU9iであるなら、 上にも書いたように運転音はさほどではなく、 広い駐車場やあまり人気のないところ、サービスエリアで宿泊することが多い家では

静かすぎるくらいだ。

EU16iという手もあるのだけど、これだと知っている人はすぐに分かると思うがエコモードでも運転音が正直でかい。

けして静か等とは言えないわけだ。

ちなみに雨に対する適応能力は IPX4で、まあ、”普通の雨に屋外機が打たれるくらいは何ら問題有りません” というもので、車の室外にこれ取り付けて走行するような

真似をしなければまずトラブルの問題は皆無と考えて良いかと思う。

 

分解だよ~ん! 

外観を見てまず目につくのは帯状になった冷媒配管ケーブル。

どこぞの宣伝ではハイエースのサイドスライドドアに挟んで運転してところを見せているが、現実には厚みが結構有って、

実際にそれ何度もやったら被服のゴムが破れるべ?と思うがどうなんだろう?

このケーブルは内部の配管をシリコンゴムで覆うつくりになっていて、室外機と室内機を動かすと、このケーブルが結構固くて気になるし、

癖もあり、さほど柔軟性は無いと考えた方が良い。   配管を守るために仕方ないとは思うけど・・・・

更に重量が・・・・・ 室内機はさほどでもない6kg程度、ところが室外機が14kg程度ある。 14kgって18Lの灯油ボトル程度の重さということ。

女性や、ひ弱な男性では正直持つのは結構つらいと思う。

 

 

まずは室内機から分解。

バラスのは簡単で、周辺のネジをはずし、メクラゴムで隠されているネジ2本を外せばあっさり二つに割れる。

背面側のカバーには室内の温度を監視する、温度センサー付いています。

表のコントロールパネルから来ているケーブル(赤と白のターミナルに接続)をはずす。

表カバーの裏側はこんな感じで、あっさりした物。 風向を上下に変えられるルーバー構造、ただし手動。

コントロール基盤はあっさりした物で、この一枚だけで、室外機の方には一切基盤らしき物はありませんでした。

制御用の大きめなチップが一つと、パワートランジスタ、後はリレーとブザーくらいのシンプルj構成、基盤のプリント見ると

まだ部品を取り付ける予定になっているみたいで、将来的には冷暖出来る様になるのかもしれません。

当たり前ですが、基盤は室内機無いに有るので雨に濡れてどうのとかは有りません。

このラクールは室内機に結露水のタンクを持っていまして、エバポレーターからしたたり落ちた

水を一度タンクに蓄えるようになっています。

説明では800CCとなっていて、それを超えるとポンプが自動的に作動。

室外に水を圧送して、室外機コンデンサにその水を滴らせることで、冷却能力を上げつつ蒸発していく構造です。

赤がタンク、黄色がポンプ、 水色が室外機につながる排水ホース。

 

 

エバポレーターコア部分ですが、これもシンプル。

 

驚いたのが、どういった構造で冷媒液を運んでいるかという事でして、なんとポリプロピレン配管。

赤い矢印がそのポリプロピレンの冷媒配管ですが、太さが5~6mm程度、厚みがあって圧力的には十分に耐えられるものですが、

問題はエバポレータコアとの接続部分。

十分に強度計算されているのだと信じたいですが、見ていると心配になる。

室内機や室内機を下手に落としたり、冷媒配管ケーブルが引っ張られる様な事が何度か有るとそのうち抜けるのが目に見えていて、

出来るならコネクタ部分に無理が掛からない様に、室内機も室外機共にケーブル入り口をもうすこし工夫してもらいたかったと思う。

 

まあ、もし此処が駄目になって、冷媒ガスが無くなったら配管切って接続しなおし、車の電気屋にたのんで真空引きとフロン入れをしてもらえば済む話ですが (笑)

 

冷媒配管は一本が高圧側でポンプから室内機へと向かう側、2本は低圧側で室外機への戻りであると思いますが、これって結露するべ・・・・

実際の取り付けの際にはこのケーブルを切ってばらばらにして、ドレン用の配管を切り外し、電源ケーブルは再配線、ポリプロピレン配管だけまとめて断熱材を巻く必要が有るかと・・・・。

 

 

水色は排水用ビニール配管(ポンプからの配管です)。

黄色は電源コード、2本で、 一つはコンプレッサー用、もう一つはファン用です。

室外機から来ている配線。

 

さて、以上で室内機側の分解および説明紹介は終わり、 室外機は明日です。

 

 

 

 

 

 

 



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