GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2025 Uesugi Hayato(上杉隼人)

COMRADE-IN-ARMS, EXPOUND ON, AESTHETE, etc.

2018-06-27 08:29:46 | C

 

  現在、この本を読んでいるのだが、とても面白い。

 Antonio Garcia Martinez, Chaos Monkeys: Inside the Silicon Valley Money Machine

 https://www.antoniogarciamartinez.com/chaos-monkeys/

 IT業界のことが実に生き生きと描かれているし、現代の英語の言い回しが豊富に使われているので、大変勉強になる。

 GetUpEnglishでは本日から4日間、本書で見つけた気になる表現紹介する。

 まず、1日目の本日は次の一節を紹介する。

 以下の赤くした表現を注意して特に注意してほしい。

〇Example 

What were my comrades-in-arms like, then?

A true engineer, Matthew McEachen could expound on almost any technical subject from the esoterica of some hardware driver to the minutiae of Apple’s most recent OS X upgrade. He was the sort of guy who saw a street sign dangling off a post, and stopped to whip out a Leatherman and screw the sign back on, no matter what he was doing beforehand. If it could technically be done, he could technically do it. He also had considerable design chops, crafting our first logo, the website, business cards, anything that required an aesthete’s touch.

 当時のわが戦友はどうであったか?

 マシュー・マクイーチェンは本物のエンジニアで、あるハードウェアのドライブの奥義にも通じていれば、アップルの最新のOS Xのアップグレードについてはどんなことも知っていたから、いかなる技術的問題であれ、聞けば詳しく答えてくれた。マシューは電柱に道路標識がだらんと垂れ下がってしまっているのを目にすれば、そこで何をしていようとも立ち止まり、万能ツールを取り出して、ネジをしっかり閉めて固定してやるような男だった。技術的に何とかできるのであれば、何とかしてしまうのだ。デザイン力の切れ味も相当なもので、わが社の最初のロゴもウェブサイトも名刺も、美的センスが求められるものは、すべて作り出してしまった。

  翻訳も最近刊行され、これも英語と同じくらいぐいぐい読ませる。ぜひ手に取ってみてほしい。

 サルたちの狂宴 上──シリコンバレー修業篇

 http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000013897/

  サルたちの狂宴 下──フェイスブック乱闘篇

   http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000013898/

    翻訳は原書の生き生きした感じが実によく伝わってくる。

  


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サルたちの狂宴 上──シリコンバレー修業篇

2018-06-27 07:42:05 | お知らせ

サルたちの狂宴 上──シリコンバレー修業篇

価格       : 2,052 (税込)

原書名    : Chaos Monkeys

ISBN     : 9784152097750

刊行日    : 2018/06/19

商品詳細

           アントニオ・ガルシア・マルティネス

           石垣 賀子

ISBN     9784152097750

『ライアーズ・ポ-カー』+「ソーシャル・ネットワーク」の興奮!

森川亮氏、感嘆!

C Channel CEO、元LINE CEO

「起業による成功は簡単に成し遂げられない。ただこの本はそれでも前に進もうと思う希望を与えてくれる」

 ゴールドマン・サックスをへてシリコンバレーに転じた元クオンツがIT業界のすべてを明かすノンフィクション

 《NYタイムズ》ベストセラー

AMAZON.COM月間ベストブック

ゴールドマン・サックスの高給に別れを告げ、

シリコンバレーのウェブ広告企業アドケミーに転じた元クオンツのアントニオ。

そこは、既存のあらゆる産業をなぎ倒すIT業界のサルたち(=カオスモンキー)が跋扈するジャングルだった。

ほどなく仲間2人とウェブ広告のスタートアップを立ち上げた著者は、

伝説の投資会社「Yコンビネーター」から支援を取り付けることに成功。

しかし、もといたアドケミーからは知的財産権侵害で訴えられる羽目に。

訴訟対策と日々の業務に忙殺されるアントニオらのもとに、ツイッター社から買収話が舞い込み……。

ウォール街の実態を赤裸々に描いた名著『ライアーズ・ポーカー』と、映画「ソーシャル・ネットワーク」の世界が融合!

  疾走感あふれる文章でつづる業界騒然のシリコンバレー実録。

■著者紹介

アントニオ・ガルシア・マルティネス Antonio Garcia Martinez

アメリカのIT起業家、作家。カリフォルニア大学大学院(バークレー校)の博士課程で物理学を専攻。

ウォール街のゴールドマン・サックスでストラテジストとして働き、2008年の金融危機を機にシリコンバレーへ。

ウェブ広告のベンチャー企業アドグロックを仲間と立ち上げ、その後ツイッター社に売却。

フェイスブック(FB)に転じてプロダクトマネジャーを務めたのちに退職。

シリコンバレーでの起業経験とFB社での日々を赤裸々につづった本書は《ニューヨーク・タイムズ》のベストセラーリストに登場し、大きな話題を呼ぶ。

ツイッター社のアドバイザーをへて、現在はワシントン州のオーカス島を拠点に、サンフランシスコ湾に浮かべたヨットの船上で暮らす。

■訳者略歴

石垣 賀子(いしがき・のりこ)

翻訳者。訳書にブー『いつまでも美しく』、ストーン『ツイッターで学んだいちばん大切なこと』、サザーランド『スクラム』、カディ『〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る』(以上早川書房刊)ほか。

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