おおぞら通信には支援米の話が載っている。茅野市の社会福祉会のボランティアセンタ-のよびかけで、農家の協力を得て、今年も2.3トンのお米が大阪に届いた。このお米は大阪の野宿生活者を支援している9団体に配分され、お米のまま、雑炊やどんぶり、おにぎりなどの形でそれぞれに配られている。
支援米の提供を受けた釜ケ崎炊き出しの会からの手紙が載っていた。それを抜粋して紹介すると、
「炊き出しは毎日午前11時と午後5時の2回行われている。1975年12月10日から休むことなく続けられている。初めのころは資金がなく、水分いっぱいの麦雑炊だった。窮状を見た池田正枝さん(故人)が朝日新聞の声欄に投稿してくれ、読者からカンパが届くようになり、やっと急場をしのげるようになった。当時、炊き出しを利用していた人たちは50人から100人ぐらいだった。しかし、現在は300人から400人。」
社会のありかたと、野宿生活者が連動していることを如実に物語っている。飽食日本で考えられないような、飢餓に近い状態の人々がこんなにいることにまず驚かされるのではないだろうか。それにしてもいつもながら、活動には頭が下がる思いでいっぱいになる。
食料や調味料、石鹸・・・あまっていたら送ってあげてください。
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