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カヴァレリア ルスティカーナ

2007-12-02 22:52:09 | アート・文化

オペラ「カヴァレリア ルスティカーナ」を見に行った。シグナス合唱団60周年記念で、オペラを上演したのだ。公募でpapasanも参加していた、その1年間練習のオペラ、やっと今日が本番だったのである。指揮者は真鶴在住の青木雅也さん。期待している音楽家である。

席は2階の2列目真中だったが、音は良く響いてよかった。舞台もオーケストラピットもよく見えたし。小田原でオペラが上演されることはないからか、会場は満席。ほら、小田原の人だって、オペラを楽しみたいんだよ。新しく出来る城下町ホールは願わくばこれ以上のホールであってほしい。

カヴァレリア ルスティカーナとは田舎の騎士道というような意味。話の内容はたいしたものではない。三角関係で、男同士が決闘をし、結局は若い男が殺されてしまう。田舎の騎士道とは、三角関係、不倫は決闘と言うのが掟だったのだろう。マスカーニ作曲のこのオペラは、アリアとしては「ママも知るとおり」や特に間奏曲が親しまれていて、有名である。もちろん主演者たちはプロ。だから見ごたえ十分。コーラスも練習の成果で、きれいだった。オーケストラやプロの影響効果かもしれないけどね。劇団「こゆるぎ座」も参加していたんだ。どうりで初めのころの物売りのマイムが自然で、ほほ~っと思った。

オペラは一幕ものの短いもの。普通は「道化師」などと組み合わされて上演される。で、これ一幕では、という気なんだろうが、2部、というかアンコールというかがあった。タンホイザー、トロバトーレ、カルメン、椿姫から有名な合唱を歌った。タンホイザーは、なにこれ?というような代物だったけど、だんだん子ども達も加わり人数も多くなり、乾杯の歌ではプロも加わり(これは原語)、楽しめるようになった。

カヴァレリア ルスティカーナは全曲日本語に翻訳してあったが、プロといえども日本語がきちんと聞き取れなかったし、むしろ原語で歌ってくれ、横に訳を出してくれたらよかったと思った。しかし原語だとコーラスのオジサン、オバサンンたちが覚えられないのかも。

豆の樹でケーキとコーヒーを飲んで帰ってきた。

そうそう、ナックに閉店売り出しの広告がぺたぺたと貼ってあった。噂だと、マンションになるらしい。へ~、お前もか。四つ角なのにね。お堀端どおりの賑わいがまたひとつ消えていく。寂しい限り。いまは盛りの鴨宮だって、いずれは老化していくんだろうけど。

また聞いたところでは、ナックの下はショプで、上がマンションの計画だと言うことだ。ならまだ少しはいいけれど。

コメント
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