2月1日 晴
山側は雲ひとつない青空。2日続きの雨にジョロウグモはどうしているかとカメラを持って外に出た。軒下のオバサンは変わりなし。昨日見たときは少しお尻がとんがって、痩せたかのように見えたが、写真に撮ると変りないないようだ。自然光の中でとてもきれいだ。エネルギーを消耗させないように網の端をちょっと引っ張ると手足を動かしたから、生きている。
シイタケの原木の上、桜の木の下のもう一匹のジョロウグモを見に行った。無残にも網は壊れて、クモの姿はなかった。風雨に持ちこたえられなかったのだろう。もう生きていないだろうな。地面を見たが、私の目ではあったとしてもクモの残骸は見つけられない。
2月2日 曇
寒い。オバサンを見に行くと、いつもの姿勢。こちらもいつものようにそっと網の端を引っ張ってみる。前足を動かした。異常なしのようだ。でもなんか死ぬのを待っているみたいで、落ち込むよ。
2月3日 晴
風が冷たい。オバサンの様子を見に行くと、元気。足に力がある。
2月8日 晴
ジョロウグモのオバサンの様子を見に行く。いつものところにいつもの格好。でも一応網を動かしてみた。元気に動く。
以前、家の中に連れてきたジョロウグモがいつまで生きたか、日記を探している。2005年2月6日、オバサン死すとなっている。まだ一日だけど長生きしている。この分では記録は延ばせそうだ。家の中には蚊は時折飛んで来るんだが。
2月9日 曇
今日は寒い。人間は寒くてもいいが、気になるのはオバサンのこと。で、外に出て様子を見る。大丈夫、前足を動かした。もうじき春めくって予報士が言っているよ。
2月10日 晴
網を触ると前足を動かした。今日は暖かい。Papasanともども確認。
2月12日 晴
昨日は寒かった。朝から出かけて帰ってきたときは疲れてもう外に確認に行く元気はなかった。会った人にジョロウグモの話をしてこの寒さは心配だと話していた。
今朝、見に行くと網にクモの姿はない。あ~とうとう、と思いつつもあたりを探すが死んだクモも見つからなかった。家の中で死んだオバサンは死んだまま壁にくっついていたが。寿命だと思うけど、よく頑張ったね。暖かくなったり、急に冷えたり、これが応えたんだろうな。死んだのは昨日の寒さだったかも。でも、我が家では、まして自然状態での長寿記録だ。
わかっていたこととはいえ、これからさびしくなるな。
2月13日 曇
天井から下りてきたオオヒメグモ。ちょっと細身だねぇ。
2月22日 風呂のバスタブの縁と蛇口を使ってオオヒメグモは網をかけている。糸をかけているのは蛇口といっても冷水ではなく温水の出る蛇口なのだ。バスタブに湯を張るのに、かなり熱い湯を入れているのだが、糸は熱を伝道しないから、クモは気にならないのかもしれないが、間違って網に触って、逃げようとして湯に落ちたらイチコロだと、こちらはひやひやもの。 とはいえ、ここは場所がいいのか、クモは違っても毎度ここに網をかけている。