Cogito

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玉ねぎ

2011-05-15 22:50:36 | 

朝、Wさんから玉ねぎが届くから取りに来て、という電話をもらった。ずっとWさんのお兄さんが作る玉ねぎを分けてもらっていた。それをつるしてほぼ1年近く使っていた。小田原の玉ねぎである。美味しい玉ねぎだった。しかし、お兄さんが高齢でもあり、さらに病気で入院してしまい、今年から玉ねぎは諦めざるをえなくなった。と、Wさんの知人が作っているので、40kgくらいなら、いっしょに持ってきてもらうけど、という知らせをもらった。喜んでお願いして待っていたのである。早生だというが使ってみてよかったら、生産者を紹介してもらって、買いに行こうと仲間たちと話しあっていた。ただ、早生はどのくらいもつのか、一応つるすように縛ってもらったが、見当がつかない。試してみよう。

さっそくスライスにしてさらし玉ねぎをつくり、ドレッシングをかけて玉ねぎだけで食べてみた。甘いし、しゃきしゃき感もいい。これはいける。早生のよさはこれだねぇ。

                                                         

あまりドレッシングは使わない方なのだが、先日、Papasanが新玉ねぎを買ってきたので、玉ねぎドレッシングを作ってみた。それが大騒動だった。ネットで見つけたレシピ通りに作ったのだが、塩がきつくて、私にはどうしてもいただけない。捨ててしまおうかと思ったが、酢やサラダオイルは特別のものだ。もったいない。そこで気を取り直して、塩以外の分量を加え、何度も繰り返して、どうやら口に合うものにした。まだ塩分は気に入らない。でも、塩分のきつさはサラダにかけるとちょうどいいようにはなった。じゃがいもやソーセージ、豆類を茹でて、このドレッシングをかけてみた。合う。市販のドレッシングを使うことがないから、どの程度が一般的なのかわからないが、レストランで出されるサラダにはドレッシングはちょこっとしかかけてないから、そういう使い方をするならこの塩分でもいいいのかもしれない。                         

                                                           

                                                         

次いで、めんつゆを作ったついでに冷凍しておいた出し昆布を煮た。だしをとった昆布は、出るたびに、そのまま袋に入れて冷凍している。ある程度たまると煮る。煮汁もめんつゆの二番出しで煮るのだ。

                                                         

めんつゆは毎回、作っている。しょうゆ200cc、みりん200cc、酒100cc、削りかつお20g、そしてフレッシュっパックの枯節5g。フレッシュパックの枯節はなくてもいいのだが、香りが違う。本来なら枯節を買って、自分で削ればいいのだが、鰹節削り器は刃がだめになってお蔵入りしている。いい削り器を買おうといいながら買っていない。枯節のフレッシュパックはにんべんから出ているものをロビンソンで見つけた。ロビンソンには八木長と久津間のもあるが、パックの量が多い。他の店でもあるかもしれないがたまにしか買い物に出ない私には、なかなか見つけられない。                                                     

                                                         

めんつゆの作り方はいたって簡単。材料を全部鍋に入れて、火にかけ、沸騰したら弱火にして5分煮詰める。それを漉してガラスビンに詰める。3、4日、おいた方が味がなじむ。ウチでは1ビンがおわると次をつくり、たえず2ビン用意している。このめんつゆを割って、そばやうどん、麺類はもちろん、煮物も、冷奴や揚げ出し、天ぷらにも使う。めんつゆをしぼった後の出しがらは、そのままでも美味しいが、塩分がきついので、湯をたっぷり足して、二番だしをとって、これは煮物に使う。で、使ったあとの冷凍保存しておいた昆布も、この二番だしを使ってことこと煮ているのである。佃煮のように濃い味にはしない。二番だしをとっただしがらは、鶏や犬にあげている。

                                                                                                                                                             

生産者がお茶の代金をもって来てくれた。経費もかかっていることだし、なら折半にしようと言ったのだが、どうしても受け取らない。補償は出るのかと聞いたら、農協がまとめて東電に請求することになっている、ということだった。当然のことだ。結果を教えて、とは頼んでおいた。

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新茶あわれ2

2011-05-15 09:09:33 | インポート

新茶の放射能汚染で、八芸会の会員たちから問い合わせしきり。それにしてもそろいもそろって、放射能に関する基本的なことを知らない。だから風評に惑わされてしまうんだ。事細かに説明していたら声が枯れてしまった。

                                                         

考えてみれば、私たち世代は学校で原子力について習ったことはなかったように思える。オバサンたちが知らないのは無理はないかも。高校の化学で、最後の方に、原子や陽子、中性子・・なんてことを少し習った覚えがある。もちろん原発の話なんてなかった。でも科学好きな子どもだったから、原子の世界は新しい分野で、興味を持って、ガモフの本をずいぶん読んだ。

当時、マジックハンドなるものが開発された。日比谷で原子力展が開かれ、マジックハンドがよびものだったので、それ見たさに行った。α線、β線、γ線の透過の実験で、厚い鉛板がすべての放射線を遮断していた。マジックハンドにしても、透過にしても、放射線が危険であるからこういう技術が開発されたのだが、新分野の原子力の方に目を奪われて、そっちの方にしか興味がなかった。原子力利用は原爆と同じ土壌にあることなど思いもしなかった。今の、安全だと教え込まれている人たちと大差はない。

                                                         

ずいぶん前のことになるけど、旧岩小のお母さんたちが、「原発のおはなし」って紙芝居をつくったのがあったっけ。そこで和美さんに紙芝居を捜してもらった。夜、それを届けてくれた。1993年に制作しているものだと思う。紙芝居の骨格 は私が書いたが、といっても原稿を渡しただけで、作成にはかかわっていない、だから何人のお母さんたちが参加したかも知らない。とにかく原子力の勉強をしたお母さんたちが自分たちの言葉に変えて、絵をつけて作り上げたものだ。私は完成品もじっくり見ていない。

                                                        

28枚の大判の 画用紙に描いた絵にしっかりしたボール紙で裏打ちして、さらに手書きの原稿が貼ってある。だからすこぶる重い。1993年当時、まだ「もんじゅ」も稼動していなかったんだ。その「もんじゅ」も、もう事故を起こしている。そういえば話はそれるが、日本山のお坊さんたちが、危険な原発に平和の象徴である仏様の「文殊」や「普賢」といった名前をつけるのはけしからんと怒っていた。そうだよな。

                                                         

一通り目を通した。18年も前の作品だから、現状に合わない部分もあるし、絵も表現もいまいちだが、基本的なことはかわらない。これを作ったお母さんたちの多くは、たぶん紙芝居など作ったこともなかったろうが、いろいろ調べて、まとめて、子どもたちにも見せたと思うから、その姿勢はすばらしい。作品づくりに携わったお母さんたち、子どもたちは(いくつになったのだろう)今、福島の原発事故をどう思っているだろうか。

よし、これを写真にとって、ここにアップしよう。

                                                             

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