「毎朝鳴いているんだけど、あのおしゃべりな鳥はなに?」「おしゃべりなら、たぶんガビチョウ」「あの声聞こえないの?」「聞こえない」「(耳が悪いの)重症だねぇ」「うん。どこで鳴いてた?」「玄関の方・・」そこで玄関に行ってドアを開けた。あ~、聞こえる、聞こえる。確かにガビチョウだ。ここのところよく鳴いている
ガビチョウの声↓
http://www.youtube.com/watch?v=dxv6v164NQY
子スズメが巣立ちしたらしく、木の上で口移しに親からシフォンをもらっている。かわいい。一番危険な時期だね、無事に育つといいね。
スズメにシフォンを投げていると、バサっと音がして木の枝が揺れた。雨の中をずぶぬれになってカポが来た。「あら、カポ、来てたの」と言って、いそいで肉を出して戻るともうカポの姿はない。玄関の桜の木かな、と行って呼んでも姿を見せない。どうしたんだろう。とうとうその後姿を見せなかった。あれはなんだったんだろう。お別れの挨拶かな??
ハシボソに追われ、ずっと姿を見せなかったハシブトのカポが現れたのは一昨日。番で現れた。そして手から肉をいっぱいもらって、それも何度もやってきて、そのたびに口いっぱいほおばって帰っていった。2羽で来るってことはヒナが巣立ちをしたのかな。両親が離れてきては危ないんじゃないかな。
ここのところ我が家の空中権はハシボソが押さえているみたいだ。ハシボソはなつかない。ハシブトが餌をもらっているのを遠くから見ているので、ハシボソのためにも投げてやっていたのだが、餌はもらっても、近くにくることはなかった。だから可愛いとは思わなかった。そういう人間の気持ちが分かるらしく、ハシボソも距離をおいたままだ。そのハシボソの一羽が毎日、餌をもらいに来るようになった。尾羽が折れてみっともないからすぐ分かる。そのハシボソにギャオと名づけた。ギャオと呼んでいたら、自分のことだと分かったらしく、枝に止まって待つようにはなった。しかし警戒して近くには来ない。餌を投げてもすぐには取りに来ない。何とか馴らそうとしているのだが、人間に対する不信感はぬぐえないらしい。もっとも、このギャオ、結構意地悪なのだ。イソヒヨの餌は取り上げる、スズメの餌もとる。そしてカポを目の敵にしている。