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まいった、まいった

2011-06-07 11:26:51 | インポート

ぎっくり腰、今回は早めに処置したから軽くてすんだ、と喜んで、土曜日には外の落ち葉をはいたりもした。いまはシイやシロダモの落葉のシーズンなのだ。

                                                         

昼ごろ、シフォンをつくろうと準備をして、砂糖を計量し、床をちょっと拭いた。立ち上がろうとしたら、激痛が走った。そして、立ち上がれなくなった。湯は沸いてピーポーケトルが騒いでいる。ガスを止めなければ、痛いのを我慢しながら、シンク伝いにガス台に手を伸ばして、ガスを止めた。左足を軸にして、やっとの思いで立ち上がった。立ち上がれば、痛みは収まった。

                                                         

苦痛はそこから。ぎっくり腰は安静が一番、と寝たのだが、体を動かそうとしても、激痛は走る。息をしても、セキをしても、笑っても痛い。一番初めのときのぎっくり腰の経験に似ている。そんな具合だからトイレにも行けない。どうしよう。腰は重要なポイントなので、腰を使わないでは立ち居ができない。人間っていうのは、こういうことになると、知恵を発揮するものだ。またまた、試行錯誤が始まった。どうすれば、痛みを少なく、体を動かすことが出来るか。

                                                         

そろそろと足をベッドの下につけ、そおっと体重を右に移動、左足を床につけ、初めはPapasanに引っ張ってもらって、ベッドに座った。その次がまた大変。ベッドからどうしたら立ち上がれるか。そろそろとベッドの淵までお尻をずらして、体重をひざにかけ、富士登山用の金剛杖を抑えてもらい、体重移動させながら立った。もちろんその間も激痛は走る。そのつど叫び声はあげる。

                                                         

トイレは幸いなことに、骨折したとき、高さを変えた手すりが両サイドについている。でも、それを使って立てるようになるのは2度目から。一度目は大騒ぎ。まっ、とにかくこれもクリア。原人スタイルで、のそのそと歩行し、ベッドに座ったのはいいが、さぁ、これからどうしよう。

寝れば痛さも忘れるとは思うのだが、こんなときは眠れない。

                                                         

日曜日、午前中からコーラスの練習があるPapasanが午後からにして、出かけていった。痛いのは変わらないが、試行錯誤を重ねたので、一日の経験がある。ipad、電話の子機、いろいろ詰まったポシェット、水と枕元に持ち込んだ。鎮痛剤を飲んで見ようと思ったが、我が家にある鎮痛剤はバハリンくらいなものだ。でも、取りに行くのが面倒でそのままでいる。カポが来て、鳴いているのは分かっているが、そこまで行けない。

                                                         

月曜日、痛みが少し治まって歩けるようになってから、医者に行こうと思っていたが、比較的痛みが少なくなったので、鎮痛剤がほしいと診療所に行くことにした。さて、問題はいつものことながら、車のある上まで行けるかどうか。平らなところは問題ない。玄関は手すりがあるから、これにつかまって、どうやら降りれた。難関は高い段差。骨折のときも難関だったが、あの時はいざって降りたが、今回は座ることができない。腰の位置を変えないで、降りる方法。かなりむずかしい。金剛杖と肩をかりた。ここを過ぎれば、後は階段だけだ。階段も高さがあるので、大変なのだ。ここをどうにかしないとは、毎度のことながら悩みの種だ。

                                                         

車に乗るのはいいが、降りるのが大変。どうやら診療所へ。平らなので、ずっと立っていた。診察で座ったり、横になったりはしたけれど。診察で押されても、足を組まされても、痛くない。X線を撮ってもらった。このときが一番痛かった。もう一度、診察室に入り、先生といっしょになって、骨の様子を見て「きれいじゃ~、間隔も詰まっていないし、骨には問題なさそう、よかった」と一人で言っている。先生も相槌をうつ。「じゃ~、何が原因?」「ツイヘルかな?」「椎間板ヘルニア、レントゲンでは分からないの?」「レントゲンには写らない。加齢もあるしね」「加齢はしょうがないから受け入れるけど、この痛みはいやだなぁ」「坐骨神経痛もおこしているかな」「そうなの、鎮痛剤出して」

腰を安定させといた方がラクだからとコルセットをつけてくれた。保温にもなるし、これはいい。診療所に来ることなんて少ないから、思い出して骨密度も測ってもらおうと思ったら、これは予約なのだそうだ。

                                                         

薬局で、処方箋を渡して順番を待っていると、前の人がジェネリック希望と言っているのが聞こえた。「ジェノリックって何のこと?」知らないことはすぐ聞くオバサンが声を発した。すると中から薬剤師さんが出てきて、「新薬の研究には莫大な費用がかかります。その費用を回収するために新薬は高価なのです」「特許ですね」「そうです。その特許期間が過ぎて、他の会社が同じ内容で作った薬品のことをジェネリックというのです。成分はまったく同じですが、安くなります」するとジェネリックを希望していた前の人がふりかえって「貧乏人の味方なんですよ」と付け加えた。へ~、薬もあまりご縁がないからだけど、知らなかったなぁ。

                                                        

さっそく家に帰って調べてみた。ネットでみると、説明はいっぱいあった。特許期間は20年、あと5年は延長できる。まぁ、25年と考えてよさそう。ジェネリックは後発性医薬品というのだそうだ。そして日本は遅れているとも。ジェネリックだと、どのくらい安くなるのかな?私が日ごろ使っているのは目薬ぐらいだが、今度眼科へ行ったら、きいてみよう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E7%99%BA%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81

コメント
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