ヤマボウシ
朝、箱根山を見ると青空が見える。ここのところ雨はないが、急に暑くなった。見上げる箱根の連山はいつも重い雲が立ち込めていた。月初め、湿生花園に電話をすると、今年の青いけしは、去年の猛暑で打撃を受け、今年は咲かないかもしれない。状況はブログで報告しますから、注意していてください、とうことだった。6月21日のブログに「一輪咲きました。あと三つほど、花芽があります」と書いてあった。期待はしていなかったが、光があるなら行ってみよう、ということで出かけた。
いつものとおりパークウェイを上る。向かう山は雲が垂れ込めている。高度が上がるにしたがって、霧がかかり始めた。料金所の先は深い霧に閉ざされている。1国へ出るまでの区間は霧が多いところだ。こういう霧のときでも元箱根まで行くと、霧がないことが多い。前の車のテールランプを頼りに進んでいく。案の定、元箱根に下ると、霧はなかった。遠目に山の緑の中に白く傘のように咲いている木々が目立つ。たぶんヤマボウシだろう。湖畔道を行く。さすが箱根、土曜日とはいえ、こんな雨季でも、客は多い。
道の脇にもヤマボウシはたくさんあるのだが、光もないし、見上げる格好になってしまうので、窓から眺めるだけ。ビジターセンターだと、ヤマボウシを上から覗き込むように出来るんだが、でもビジターセンターあたりも光がなかったのでパス。湿生花園に近づくにつれ、光が漏れ始める。お~、ラッキー!
こんな気候のせいだろう、腰が痛い。こんなときは大陸に行くと、乾燥しているから、治るんだが、とぼやいている。気を使いながら車から下り、100~300mmをつけたEOS5Dと28~105mmのレンズを入れた袋を肩に。長い習慣で、いつもポシェットを腰につけているのだが、これがなんと常に1.2kgある、こんなのも腰に響いているのかも。でも用心して、コルセットはつけてきた。
先ずはお目当ての青いけし。確かに一輪あった。青ではなく白に近い。小さな蕾のある茎も一本あった。その二本しかない。まぁ~気の毒にねぇ。青いけしは暑さ、特に蒸し暑さに弱い。この先、湿気の多い箱根では無理になるかも。
ニッコウキスゲ
アミメヘイシ(サラセニア)食虫植物
アミメヘイシ(花)
ただ1輪、あわれなブルーポピー。でも頑張ったね、ご苦労さん。
カキラン(柿ラン)
トキ草
ハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)
出たついでにロビンソンまで行ってきた。久しぶりの買出しである。ところがそれがいけなかったのか、帰ってから腰が痛んだ。鈍痛ではあるが、なんとも痛い。夕方から気温が下がったのも影響しているのだろう。
我慢して、PCに写真を取り入れている。今回は全自動、P、AVで撮ってみたが、PC上では上がりは大して変わらない。相変わらず、不満でぶすぶす言いながら作業をしていた。とにあれ、このカメラに慣れることだ。