たまご

１０月から新米になった。Papasanが「新米、美味しいね」と言って頬張っている。「新米の美味しさがわかってよかったね」
たしかに美味しい。小田原の農家からの産直の「キヌヒカリ」である。北海道からは秋の恵み、「とうや」（じゃがいも）、かぼちゃ、トマトジュースが届いた。くりゆたか(かぼちゃ）は、半分は煮たり、焼いたり、揚げたりしたが、残りはペーストにした。保存しておいてポタージュにするつもり。

明日は水曜日、ティラミスを作って持って行ってあげようと計画していたら卵が来ない。たまごやさんがいつまでお休みかわからないので、予定がたてられない。シンコは卵を産んではいるが、シンコだけではケーキには量が足りない。仕方がないので「まじめなたまご」という６個入りを買ってきた。この間はつなぎにMOAを使ったが、調べると長野の卵。できれば地産地消、神奈川の卵を使ってあげたい。そのときふっと思い出した。ずっと以前のことだが、秦野在住の知人がよく三廻部の卵をお土産に持って来てくれたことを。

ネットで調べると「みくるべたまご」はあった。で、さっそく電話してみた。「卵がほしいんですが」と聞くと、「どこでうちの卵を知ったのですか」と聞かれた。そこで「実はかくかくしかじか、以前よくお土産にいただいていて味は知っているんですよ」というと、喜んで、そこから話が弾んだ。私がケーキの先生だというと、「食べに行きたい」というから「いいですよ。プロ級ですから御馳走しますよ」たのしい人でよかった。

とりあえず２０個、送ってもらうことにした。２０個でも５０個でも送料は変わりないそうだが、予定を立てて必要な分だけ買うことにした。明日届く。たのしみ。そう言えばアローカナの卵なんか、三廻部のお土産の卵で知ったのが始まりだったな。売り物ではなかったみたいだが、鶏肉も頂いた。肉は固かったが、ガラでスープをとると、いままでで一番おいしいスープがとれた。肉はバスク風の煮込みをしておいしくいただいたことがあった。少しずつ思い出している。