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台風一過

2017-10-23 08:12:52 | 日記
恐る恐る外に出て周りの被害状態を確認した。引きちぎられた木の葉や枝が無残に散乱している。一番心配しているのは庭木。大丈夫、倒れていない。

昨夜は選挙速報だが、結果が目に見えているので、それに腹を立てても仕方がないので、一切見ないで、日曜美術館、クラッシクアワーとずっと教育テレビを見続けていた。日曜美術館は「運慶展」、午前中の日曜美術館は京都国立博物館の「国宝展」、見事な国宝が一堂に会していた。会いに行きたいところだが、京都まではちょっと出かけられない。国宝はほぼお目にかかっているが、同じものでもまた新しい出会いがるのだが。○○展と言うのは、一度に名品に合えるからいいのだが、混雑がある。若い時なら人込みもものともせずにのぞいていたのだが、今はもう嫌だ。

9時からは鈴木雅明さんのドイツパイプオルガン紀行。鈴木雅明さんは著名なオルガにスト。先ず訪ねたのはフライブルクの聖マリア大聖堂。ジルバーマンの作だ、ここには大オルガンともう一つ小オルガンの2台がある。ジルバーマンのオルガンはドイツ国内にはまだまだ残っているが、フライブルクには聖マリア大聖堂の2台を入れて計4台があると言う。鈴木さんがバッハを弾いてくれた。いい響きだ。それにしてもフライブルクにあったなんて知らなかった。フライブルクは2度訪れている、しかも大聖堂には入ったことはあるし、ホームステイまでしているし、音楽会にも行ったことがある。でもオルガンのことは全く知らなかった。

記録に寄れば、ジルバーマンは50ものオルガンを制作した。まだ、かなり現存しているようだが、ドイツといえば、第二次世界大戦時の空爆、破壊にもかかわらず、よくぞ残っていたものと思う、教会に付属していたからだろうか。

パイプオルガンの生演奏は聴いたことはある。たまたま訪れた教会で熱心に練習しているのに出くわしたこともある。レコードもCDもたくさん持っている。でも、オルガンは私にとっては身近な楽器ではない。そんなこともあって、製作者や響きに関心がなかったのだろう。残念。

フライブルクの次に訪れたのはアルテンブルク。アルテンブルク城にある。城にあるからか実に豪華。製作者はトロースト。そして最後はナウムブルクの教会。ここのはジルバーマンの弟子のヒルデブラントの製作だ。アルテンブルク城とナウムブルクは行ったことがない。どこにあるんだろう、と地図を探したら、ライプチヒとワイマールの間くらいのところに二つともあった。ライプチヒは行ったことがある、バッハゆかりの教会でコンサートを聴いたこともある。今は見違えるようなきれいな教会になっているが、当時はガラスも割れたままのみすぼらしい教会だった、その修復のためのコンサートでゲバントハウスの面々が演奏していた。そのときはそのままワイマールに移動してしまっていた。ゲーテの追っかけをしていたからだが。ふ~ん、三台とも、それぞれに響きが違う。オルガンは移動できないから行って、その場で聞く以外にない。贅沢な楽器ではある。

続いて「美の壺」を見て、台風情報を調べ、12頃寝てしまった。目を覚ますとあたりは静か。「通り過ぎたかな?}とテレビをつけると、御前崎付近に上陸と出た。時間は午前3時。「まだいる」と屋根がガタガタとなり始めた。
コメント
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