あ～、パレスチナ！

ため息とともにこの言葉をつぶやく。
トランプがアメリカがエルサレムを首都として認め、アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移すと宣言。世界中に大きな波紋が広がっている。イスラム諸国はこぞって反対、抗議のデモも多発して、軍事力に勝るイスラエルの報復で死傷者も出ている。またぞろ緊迫した空気が張りつめている。

トランプのバックを知らないわけじゃない。ごくごく側近の娘婿がユダヤ系であり、ユダヤ教信者であることも知っている。今回の首都移転も、パレスチナ側との折衝も全権大使で彼が行っていることも、内容も到底パレスチナ側が呑めないことも知っている。イスラエル国家の樹立も、いざこざの根っこはここからなんだが、領土問題、中東戦争、インチファーダ、パレスチナ政府、一応歴史はすべて知っている。だからこそ、大国が余計なことをしてほしくはないのだ。

昨日はノーベル賞の授賞式だった。