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人事院勧告

2018-01-16 08:07:19 | 日記
「岩本さんのビジョン、入っていましたね」と言われたが気が付かなかったので、今朝分別してある雑紙の袋を探してやっと見つけた。いつも気が付くのに、またしてもドジだなぁ。それを読むと、12月の臨時議会でまたぞろ期末手当の改正が提案され、賛成多数で採択され、増額されることになった、とあった。

岩本さんは従来の主張の通り、「議員報酬や期末手当の改訂は、議員間でしっかり検討し、議論を尽くしたうえで、その結果を町民の方々に十分な説明責任を果たしたうえで、ご理解を得る必要があると主張してきました・・。今回の議案も人事院勧告に基づく「国家公務員の給与に関する法律の一部改正」が行われたことを提案理由としていますが、本来、人事院勧告は一般職員の給与や期末手当について引き上げを勧告したもので、これをもって議員の期末手当の支給率を引き上げるべきではないと考えます。以下省略」と訴えたようだ。

これを読む限り、この件に関して議会内で何の検討もなく、相変わらずの議案提出となったようである。毎度のことだ。人勧なんだからと、議案に上げてしまったのだろう。まだ議論まではいかないのだろうね。おそらく勉強不足。ところで真鶴町の財政力指数、今いくつ?
5を切っていたように覚えているんだが。

臨時議会は、前夜、町内放送で、あることを知って、急いで議事日程を探したが、まだ議事日程は載っていなかった。明日は傍聴しようと思いつつも暮のこと、忘れて見損なった。あとになって、期末手当が議案にあることを知った。癪だけど、通るだろうとは予測していたが、新しい議会、誰がどんな意見を言うのか聞きたかったので、すこぶる残念だった。
12月25日(月)の臨時議会の結果を見ると、採択はされたが、賛成6、反対5となっていた。ほほう、議会もだいぶ常識的になったな。ということは賛成反対同数で、議長が賛成に1票を投じたってことだ。そう、議長の高橋さんは去年の期末手当の改定に、人勧を、錦の御旗のように掲げて、正当性を主張していた。人勧の勉強をしたほうがいいけど、まだ1年生だからと思っていたのだが、まだ勉強していないと見える。一応賛成反対の議員名を載せておく。(敬称略)
賛成:田中、板垣、海野、青木茂、青木巌、高橋
反対:青木健、森、天野、黒岩、岩本
賛成とは期末手当の値上げ、すなわち少しでも実入りをよくしたもの。お手盛りもいいところ。

いつもいうことだが、人勧に従ったからと言って、上がった分の費用を人事院が出してくれるわけではない。閣議決定した政府が出してくれるわけでもない。その費用はすべて税金から拠出されている。民間とは違うんだ。傍聴しなかったからわからないが、たぶんそのあとの議案に一般会計の補正予算が上程されていたから、そこに提案されていたのかも。でも補正には岩本さんは賛成している??

ついでだから、書いておくと、人勧の対象は、本来国家公務員の一般職。地方公務員も対象ではなかった。しかし近似職種と言うことで、拡大解釈され、適用されるようになったのだ。だから本来特別職、町長や議員には適用しなくてもいいんだが、そこはお手盛り、拡拡大解釈で、こうなってしまっている。
兼業禁止の緩和も、こういう過程を踏みそうなので気がかりなんだ。性善説を信じたいが、現実を見ていると、とても。

上の表は人事院が発表したもの。
クリックすると大きくなるからぜひ見てください。
公務員には、国家公務員約58.3万人と、地方公務員約274.4万人がいる。このうち、人事院の給与勧告の対象となるのは、「一般職の職員の給与に関する法律(給与法)」の適用を受ける一般職の国家公務員約27.5万人。

http://www.jinji.go.jp/kankoku/h29/pdf/29point.pdf

http://www.jinji.go.jp/kyuuyo/f_kyuuyo.htm





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