なんと

また気温が下がった。こういうのは一番辛い。尤も昨日までの暖かさが異常で、これが平均並みの気温だそうだ。ヒヨたちも山で寒がっているだろうなぁ。
霧雨が降っている。

タヌキの薬を受け取りに行く約束があるので、寒いが買い物に出かけて行く。
エポで、「mama？」と声をかけられた。「あら、お姉ちゃん」大げさに聞こえるかもしれないが、実際に、何十年ぶりだろう。声をかけられなかったら、わからなかったろう。

この頃出かけると、挨拶されたり、声をかけられることがよくある。しかし誰だかわからず対応していることの方が多い。町の高齢化率は40％を超えたという。町を歩いているのはほとんど高齢者だから、その数字は実感できる。とはいえ、高齢化率より、健康化率の方に重きをおいてもみたら、高齢化率の高い町の割合には元気な高齢者が多いと喜んでもいいのではないか。もちろん長く生きているから、どこか悪くても仕方がないが、寝たきりの割合は低い方ではなかろうか。
この間の定例議会で、そういう質問が出ていて数字を聞いてノートしてはあるんだが。
暖かくなってきたから、町を歩いてみようか。小さな町だから、声をかけタリ、かけられたり、こういう刺激も大事ではなかろうか。

タヌキの薬をもらってきた。せっかく買ってきたのに、タヌキは姿を見せなかった。

息子がパパロッティのオペラのアリアのCDをくれた。おなじみのアリア集である。しかし彼の声はよく響く。うるさいくらいに響く。オペラ歌手の声が響くのはとうぜんだが、それにしてもこんなに響いたっけな、と自分が持っているパパロッティのCDを取り出した。こちらはイタリア民謡集。確かに響くが、こっちの方が音が落ち着いている。だから声に深みがある。CDを手に取ってみた。同じDeccaだ。録音もさほど違わないのだが。