Cogito

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ブラックホール

2019-04-11 19:31:27 | 日記

今日の新聞の一面は「ブラックホール初撮影」として、写真が掲載されている。もちろんネットのニュースでも見て、詳しく読んでいるが、天文学ファンの私にはわくわくするようなニュースである。今夜のコズミックフロントも「ブラックホール観測」だ。もち、ブラックホールについては、わかっている程度は知ってはいるが、わかっていないほうが多い。

コズミックフロントではこの画像をとるためのプロジェクトチームの奮闘ぶりがまとめられている。2017年の観測した、膨大な資料の集計結果がやっと公表された。EHTと、地球を一つの望遠鏡にする、一口に言っても、地球は球面、しかも自転しているので、一斉に望遠鏡を同時、同方向に向けて観測するのは至難の業だったようだ。この計画を立ち上げて実現まで10年かかったそうだ。実際予備訓練ではトラブルが起こっていた。観測の様子は来週も続く。

 

写真はwebから借りたもの。

日本の国立天文台を含む国際研究チームが、謎に包まれた天体「ブラックホール」の撮影に、人類史上初めて成功した。

オレンジ色の光の中に、ぽっかりと空いた穴のようなもの。これが、人類史上初めて撮影に成功したブラックホール。

ブラックホールは光を発しないため、直接観測することは不可能だが、国際研究チームは2年前、世界6カ所にある8つの電波望遠鏡で撮影を試み、分析を続けた結果、ガスに覆われた、この巨大な黒い穴の撮影に成功した。

このブラックホールのリングの直径は、およそ1,000億kmあるとしている。

ブラックホールの存在は、およそ100年前にアインシュタインの一般相対性理論によって予測されていたが、観測が難しく、これまで誰も目にすることはなかった。EHTは、東京、ベルギーの首都ブリュッセル、中国・上海、米首都ワシントン、チリの首都サンティアゴ、台湾・台北で同時開催した記者会見で画像を発表。研究成果は10日、英学術誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ(Astrophysical Journal Letters)」に掲載された。

 画像は2017年4月、米国のハワイ州とアリゾナ州、スペイン、メキシコ、チリ、南極にある8基の電波望遠鏡が数日間にわたり収集したデータを基に作成された。EHTはこれらの望遠鏡を組み合わせることで、地球の直径にほぼ相当する約1万2000キロにわたる仮想天文台をつくり上げた。

 

国立天文台が参加する国際プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ」は4月10日、初めてブラックホールの影の観測に成功したと発表した。

 観測したブラックホールはおとめ座銀河団の楕円銀河M87の中心に位置する巨大ブラックホール。地球から約5500万光年の彼方(かなた)にあり、質量は太陽の約65億倍だという。

 ブラックホールの影の直径は約1000億キロメートルで、ブラックホールの表面といえる「事象の地平面」(イベント・ホライズン)の直径は約400億キロメートル。非常に大きな数字だが、地球から見たときの角度はわずか約42マイクロ秒角(=約1.2度の1億分の1)。

 今回観測に用いた仕組みは、「超長基線電波干渉計」(VLBI)という、世界各地の望遠鏡を束ねて仮想的に地球サイズの望遠鏡を構成するもの。チリ、スペイン、ハワイ、メキシコ、アリゾナ、南極にある計8つの電波望遠鏡を同期させることで、20マイクロ秒角の解像度を実現した。

 国立天文台は、20マイクロ秒角を「人間の視力300万に相当」「月面に置いたゴルフボールが見えるほど」と説明する。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする