チャンネルを回すと、ジェリー藤尾が「ダニーボーイ」を歌っているのを見た。そういえばハリー・ベラフォンテのダニーボーイのCD持っていたな。このCD,消費者大会のBGMに使ったのだが、安いものを買ったので歌詞がついていない。そこでwebを探して歌詞をみつけた。アイルランド民謡とある。曲は「ロンドンデリー エア」だからアイルランド民謡と言ってもいいが、ダニーボーイの歌詞はアイルランドなのだろうか。
脳の刺激、ボケ防止のためにこの歌を英語で覚えよう。そこでお手本にハリーベラフォンテのCDをかけてみた。大声を上げて一緒に歌っている。でも、ハリーは最後の連を省いて2連目をリピートしている。本当はどう歌うんだろう??まぁ、すぐには覚えられないから、何回も繰り返して歌いながら覚えることになる。若いころは耳で覚え、こんな覚え方はしなかったと思うが、いまではやはり字で覚える。歌うと頭の中に字が浮かんでくる。
ハリーが歌っていることもあり、詩はアメリカ製だとばかり思っていた。ところが詩を読むとpipes are callingとバグパイプの呼ぶ様子がある。バグパイプは戦争を知らせる合図にスコットランドでは使われていた。内容は戦場へ赴く息子、その息子に生きて帰ってほしいという親の深い気持ちを込めた悲しい歌だ。詩だけ読んだときは「オシアン」を思い浮かべた。
調べると、ダニーボーイの歌詞はイギリスの法律化ウェザリが書いたもの。それを後になって、ロンドンデリーエアの曲を当てはめたものだそうだ。ロンドンデリーエアの訳詩は誰の訳か知らないが「若き日の思い出はいまもなお忘られぬ・・」「我が子よ、いとしき我が子・・」なんていう歌詞を覚えていて、口をついて出てくる。ロンドンデリーエアに付けられた詩は1000曲以上あるそう。ダニーボーイもそのひとつとして考えればいいようだ。
ダニー・ボーイ誕生の経緯はネットの中に詳しく載っているし、それがまた実にたのしいので、ここをどうぞ。そこにはロンドンデリーエアのメロディーのルーツ探求の経緯もある。
http://www.worldfolksong.com/closeup/dannyboy/page1.htm
Danny Boy
O Danny boy, the pipes, the pipes are calling
From glen to glen and down the mountainside
The summer's gone and all the roses falling
'Tis you, 'tis you must go and I must bide.
But come ye back when summer's in the meadow
Or when the valley's hushed and white with snow
'Tis I'll be here in sunshine or in shadow
O Danny boy, O Danny boy, I love you so.
But if ye come and all the flowers are dying
If I am dead, as dead I well may be,
You'll come and find the place where I am lying
And kneel and say an Ave there for me.
And I shall hear, though soft, your tread above me
And all my grave shall warmer, sweeter be
For you will bend and tell me that you love me
And I will sleep in peace until you come to me.
2月1日 晴
山側は雲ひとつない青空。2日続きの雨にジョロウグモはどうしているかとカメラを持って外に出た。軒下のオバサンは変わりなし。昨日見たときは少しお尻がとんがって、痩せたかのように見えたが、写真に撮ると変りないないようだ。自然光の中でとてもきれいだ。エネルギーを消耗させないように網の端をちょっと引っ張ると手足を動かしたから、生きている。
シイタケの原木の上、桜の木の下のもう一匹のジョロウグモを見に行った。無残にも網は壊れて、クモの姿はなかった。風雨に持ちこたえられなかったのだろう。もう生きていないだろうな。地面を見たが、私の目ではあったとしてもクモの残骸は見つけられない。
2月2日 曇
寒い。オバサンを見に行くと、いつもの姿勢。こちらもいつものようにそっと網の端を引っ張ってみる。前足を動かした。異常なしのようだ。でもなんか死ぬのを待っているみたいで、落ち込むよ。
2月3日 晴
風が冷たい。オバサンの様子を見に行くと、元気。足に力がある。
2月8日 晴
ジョロウグモのオバサンの様子を見に行く。いつものところにいつもの格好。でも一応網を動かしてみた。元気に動く。
以前、家の中に連れてきたジョロウグモがいつまで生きたか、日記を探している。2005年2月6日、オバサン死すとなっている。まだ一日だけど長生きしている。この分では記録は延ばせそうだ。家の中には蚊は時折飛んで来るんだが。
2月9日 曇
今日は寒い。人間は寒くてもいいが、気になるのはオバサンのこと。で、外に出て様子を見る。大丈夫、前足を動かした。もうじき春めくって予報士が言っているよ。
2月10日 晴
網を触ると前足を動かした。今日は暖かい。Papasanともども確認。
2月12日 晴
昨日は寒かった。朝から出かけて帰ってきたときは疲れてもう外に確認に行く元気はなかった。会った人にジョロウグモの話をしてこの寒さは心配だと話していた。
今朝、見に行くと網にクモの姿はない。あ~とうとう、と思いつつもあたりを探すが死んだクモも見つからなかった。家の中で死んだオバサンは死んだまま壁にくっついていたが。寿命だと思うけど、よく頑張ったね。暖かくなったり、急に冷えたり、これが応えたんだろうな。死んだのは昨日の寒さだったかも。でも、我が家では、まして自然状態での長寿記録だ。
わかっていたこととはいえ、これからさびしくなるな。
2月13日 曇
天井から下りてきたオオヒメグモ。ちょっと細身だねぇ。
2月22日 風呂のバスタブの縁と蛇口を使ってオオヒメグモは網をかけている。糸をかけているのは蛇口といっても冷水ではなく温水の出る蛇口なのだ。バスタブに湯を張るのに、かなり熱い湯を入れているのだが、糸は熱を伝道しないから、クモは気にならないのかもしれないが、間違って網に触って、逃げようとして湯に落ちたらイチコロだと、こちらはひやひやもの。 とはいえ、ここは場所がいいのか、クモは違っても毎度ここに網をかけている。