今日は寒いくらいだ。9時に朝倉医院まで息子に運んでもらった。コロナ騒ぎでさすがのpapasanもマスクをすると言ったので出してやった。月曜日のこともあり、患者さんは多かった。知り合いにあったのでお喋りに花が咲いている。
いつものように診察をして、薬の処方をしてもらった。papasanのデイサービスについて聞かれたので、今月いっぱいでやめる旨を伝えてきた。まだ自分のことは自分で出来るし、私なりにカリキュラムも作った。実行出来るかどうかはわからないが、頑張れるところまでは私が面倒を見る、と。いろんな花が咲いている。一つ一つ、花の名前を教え、冗談も言いながら下りてきて、私だけがセイジョーまで処方箋を届けに行った。あれ?処方箋が1枚しかない。さっきボケボケだからなくすといけない、と言いながらしっかりとホルダーに挟んだのだけど、いくら探してもない。仕方がないので朝倉医院に電話をすると、一枚落ちていたらしい。セイジョーにはファックスで送ってくれたそうだが、元原が必要なので取りに来てくれと言われた。そこで和美さんに電話して、朝倉さんで処方箋をもらって、セイジョーに届け、薬を受け取ってきてくれと頼んだ。若い子みたいに電話をかけながら歩いた。相変わらずのドジ。
坂はきつい、と苦しがるけど、ごみのある日は散歩はしなくてもいい、でもない日はまず、あそこから歩こう。学校を一回りが目標だが、いきなり回らなくても、途中まででもいいから歩き始めよう。違った景色が見えるよ、と。とにかくこれで一仕事片付いた、ここまではよかったのだが、夜7時過ぎ、遅い夕飯の支度をしていると,息子がpapasanが呼んでいると言って部屋に行った。来て!というから猫でもいるのかなと思ったら、papasanがベッドに横になったまま、硬直して起き上がれないでいる。手を差しだすといきなり私の手首をつかんだ。必死なんだろうけど、腕が壊れてしまうのでは思うほどの力、痛い!と叫んで手を離した。ダメだよ、手首が壊れたよ、もう引っ張れない。息子が抱きかかえて起こした。トイレに行くのだという。立ち上がれない。支えて立ち上がらせても、足に力が入らないらしく歩けない。しばらく椅子に座らせておいた。紙パンツをはいているから、おしっこしてしまってもいいよ、と言ったが、それはまだ嫌なんだろうな。しばらくして支えながらトイレに行って用はたせた。
ご飯の支度が出来たので呼びに行くと、また寝転がっている。起こして、立たせて、歩かせて、と手取り足取り、肩を貸したり、手すりにつかまらせたり、台所までたどりつくと料理は冷めていた。ボケの面倒は見られるけど、歩けないのは困ったな、どうしよう。病院に入れるしかないかな、と気にすると、夜息子が「朝倉さんから歩かせたから、そのせいだよ。明日になればもとに戻るよ」と言った。そう願いたいね。とにかく着替えをさせると、厚手のシャツでなくランニングにこれまた薄いズボン下、「なぜあったか下着を着なかったの?寒かったのに。冷えちゃったんじゃないの」
和美さんが来た時、何やら寝室から音が聞こえる。で、二人で行ってみると、起き上がろうとしているけど起き上がれずにいるpapasanを発見。二人で起こして、「何をしたいのか」と聞くと、トイレに行きたい、という。さっきトイレに行ったばかりだから、そんなにたまっていないはずだよ、というと、座ったままトイレはいい、という。
12時過ぎ、私もうねるよ、寝たらトイレに一緒に行ってあげられないよ、というと、寝てくれていいというので、寝てしまった。2時ごろ目を覚まし、トイレ大丈夫か、と聞くと大丈夫というのでまた寝てしまった。