なぎのあとさき

日記です。

猫の中の猫

2020年09月10日 | にゃんトーク


やりたいようにやるだけにょ。
だって、あたちはビーよ。
ねこのなかのねこだもにょ!

私の腕の中にいるビーが、突如ぴょん!と素早く飛び出して、フェンスを越えて遊びに行ったら、私にはつかまえられない。

いとしのビーたまは、どこまでも猫らしく、どこまでもかわいく、9月10日の朝早く、Tと私を起こしたと思ったらその足でぴょーん!と空へとジャンプした。

ビーを抱きかかえるようにして、この腕の中で送ったのに、現実感がなかった。寝起きでコンタクトしてなくて、はっきり目が覚めてなかったかもしれない。あっというまだった。

遊びに行っちゃった。
今回は、邪魔になった身体を置いて行っちゃった。
自由になったビーは、持ち前の運動神経が復活して、目にも止まらぬ速さでびゅんびゅん空を飛び回って遊んでる。
でもまた会えるよ。ビーはいつも、私のところに帰ってくる。

その日の夕方、河原に出たらビーのシッポみたいな太くて短い虹が出た。

少し戻って、これまでのこと。

前回の通院で胸の水を抜いた翌日、9月4日に利尿剤をスタート。
5日土曜日には、ビーの食欲は100%復活。ゼッピンのカリカリ、アジとナマリMIX懐石店のおかか添えをむしゃこい。
調子よさそうで、パラディア再開。

この日は、台風10号の警戒が色濃くなっていた。

6日は台風が日本に近づいて、関東も天気が崩れた。中央道の早めの封鎖で、Cと話して海に行くのは諦めた。
何度かゲリラ雨があった。

私は鐘中というのもあってダルダルで、ビーも寝てばかり。
カリカリとちゅーる(総合とエナジー)、メルミルは自分で食べたけど、好物の魚は食べなかった。

7日の月曜は下痢したのでパラディアやめ。
鼻上部の腫れが爆発して、膿がどっと出た。きれいに拭き取り、腫れはゆっくりひいてきた。

日中は和室で寝ていて、ビーの寝息を聞きながら、アルベルチーヌの寝息と眠りの描写を読んでいた

朝は固形物はほとんど食べなかったけど、午後にナマリをむしゃむしゃ食べた、ペロリまでいがず、残した。

この日はモンちゃんの4年目ワクチン。詳細は後述。

8日、アジやナマリ、イワシを出してもプイッとされたけど、ちゅーるやメルミルはちゃんと自分でなめた。
お皿に出しても今ひとつでも、私の指に乗せると何度もペロペロ、全部なめた

呼吸が少し速かった。
ベッド下にいるビーを、何度も見に行って、静かに眠ってると安心した。寝てる間は起こさないようにした。起きてると、こっちを見る顔がかわいくて、何度も見に行った。

好物の魚を食べないこと、呼吸が少し速いこと、ニャー!と下僕を呼び出さないことは気になった。
利尿剤を飲ませても、尿量はあまり変わっていなかった。

とはいえ、かわいくてフワフワで、自分で食べてトイレも行くし、離陸が近いとは思わなかった。
調子さえ戻ればまた、涼しくなったら顔の上で寝てくれると思っていた。



失われた時を求めての6巻を読んでる時に殿を送り、一時中断したあとまた読み出して、今は10巻を終えたところで、ビーなら14巻全部終わるまで余裕だろう、と思っていた。

その10巻の終わり、ベルゴットがフェルメールのデルフトの眺望を見るくだりはとてもよかった。
そのくだりの始まりの一節。
◯自然は病気を長引かせることはない、医学と薬が患者を小康状態にして新たな病気を生み出し、病気を長引かせる

9日の午前中はちゅーるもプイッだったので、初めてロイカナリキッドをあけてシリンジご飯。
午後はメルミルをよくなめたので、小分けにしながら80kcal自分で食べた。

ちゅーるもメルミルも私の指につけると全部なめた。ビーの舌の感触は、昔ほどザリザリしてなくて、柔らかくてかわいかった。指先のご飯は二なめくらいできれいになくなった。
何度も指に乗せて、なめるビーを見ながら舌の感触が幸せで、かわいいね、ビーはぁと何度も言った。

呼吸が少し速いままなのが気になって、心細さはあった。
好物をむしゃこいしないと、私も食べられなかった。
でもまた、これまでみたいにけろっと食べるんだろうな、と思ってもいた。
夕方、Tが外に連れて行ったときも、ビーはご機嫌だった。

夜、ビオフェルミンを少量のロイカナリキッドで溶いて飲ませた後、吐いた。

そして10日の6時半頃、和室で寝てたビーは、横で寝てたTの顔の横で飲んだばかりの水を吐き、その場でオシッコした。
Tはそれで起きて私も起こして、
ビーのお尻が濡れてるから拭いてあげて、とビーを連れてきた。
ビーはトイレの前で下痢もしてたので、Tはトイレと吐いた水の掃除を始めた。
ビーを抱っこして洗面所のお湯を出してたら、ビーの呼吸はさらに速くなって、口呼吸になった

2週間前に胸水が見つかってから、診察のたびに先生は口開けて呼吸することはないか、と言っていた。これがそうか、と思った。

すぐにバスタオルを広げて寝かせた。口呼吸がおさまるように胸を撫でた。一度起きて、歩こうとして、よろけて倒れた。

まさか、と思いながら、前足の肉球を撫でたら、ぎゅーっと、私の指を握った。え、そうなの。ビーを両腕で抱え込むようにして、苦しまないでね、ありがとうビー、愛してるよ、と声をかけてすぐ、掃除中のTを呼ぶ間もなく、後ろ足で蹴る動きが2回あって、ぴょん!と飛び立った。

すぐに駆けつけたT、「ビー、起こしてくれたんだね」、抱っこがまずかったのかと気にしてたけど、ビーは抱っこが好きで、前夜も何度もしてた。
それより、下僕を起こして、いつものように使いたかったんだと思う。

心臓だった。2週間前、このまま悪くなると酸素室に、、と先生がちらっと言ってた。

しょんにゃの、あたちいや!
ちもべのうでのなかにちとくわ!

だったのかな。この日も通院予定だった。

あまりの早業で、すぐには涙も出なかった。
ただ呆然とする下僕だった。

殿は賢者から仙人になって子猫に戻って顔つきが変わっていったけど、ビーは顔つきも猫のままで飛んでった。

足腰が立たなくなる前に、自分でご飯を食べられなくなる前に、酸素室に入れられる前に、するっと飛んでった。

もうビーは苦しくない。
きらいな通院もない。
腺がん細胞に骨や組織をやられることもない。

初めてあけたロイカナリキッドは、20しか飲まなかった。

猫の中の猫だもん。
すきなものは、あおざかな!
きらいなものは、びょーいんよ!

その後コンタクトも入れて、目もしっかり覚めて、夢じゃなかったとわかって、みるみるあふれる悲しみ、寂しさ。

殿のときは、安堵が強くあったのと、ビーがいた。
殿とともに私の猫人生の最初からいて、イニシアチブをとってきた猫だ。
寂しさは、尋常じゃない。

もー、ビーったら、こんなに突然遊びにいっちゃって!
下僕を足蹴にして飛び出して!

そんなビーは、10日前に、20歳の誕生日という人生最高のプレゼントをくれた。
好きなものをむしゃこいして、祝わせてくれた。その日は21歳いけるかも、とまで思った。
長さじゃないと思ってはいるけど、20歳はずっと夢だった。2002年に2歳のビーが2週間の家出から戻った日は人生で一番嬉しい日で、その日についで、2020年に20歳になった日は嬉しい日だった。2が多いな、猫だもんね。
もー、かわいいんだから、ビーはぁ。




その日、日中は晴れて真夏の暑さだった。夕方、涼しい風が吹いて、今年初めて秋を感じた。



夜は、クーラーきんきんの部屋でビーの体と一緒に寝た。
脱け殻になっても、ビーの体のすべてが愛しくて。

夢には殿がでてきた。目覚めても忘れないように、目を見開いたちょっと変な顔で。

あとはおれに任せろ!
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ビーの9月上旬通院

2020年09月04日 | にゃんトーク


まだまだあついんだぜ

9月になった。
ビーは変わらずご飯をよく食べて、よく寝て、マイペースに過ごしている。
20歳になって、ますます偉くなったことを自覚してるのか、ベッドから降りるときも立ち止まって人に降ろしてもらうのを待ち、押せば開くドアも自分では押さず、ドアの前で待っている。
できないわけではなく、急いでる時はベッドの上り下りも軽くこなしている。
朝、足にトイレ砂が付いたら、ベッドで寝てる私の横に来てごろんして足を投げ出し、
「ふきなちゃい!」

今はこの場所がブーム

1日の夜は近所のお寺に、ビーが20歳を迎えたお礼のお参りに行った。
ここからの1日1日が、どこまでも続きますように。

3日は、ビーの週1検診。
この1週間はご飯をよく食べて、痛そうなとこもかゆそうなとこもなく、いい調子だった、が、胸水は200ミリくらいたまっていたので、抜いてもらった。今回も透明なきれいな水。

1週間でこれだけたまったということは、今は腎臓より心臓の負担が大きい、なので同じくらいに持っていくため、利尿剤を使うことに。水を尿として排泄できれば、胸はラクになる。

利尿剤は、24分の1錠とかに切ってあって、ものすごく小さいのを、2日に1回。
薬ってこんなに小さく切れるんだ~という小ささ。

利尿剤を使うと多飲多尿になってくるとのこと。
高齢猫の腎臓に少しでも負担をかけるなんて!とはじめは思ってたけど、先生の説明はわかりやすくて、先週の時点で納得していた。

先生は、聴診と触診と体重だけで見立てたことが外れない。どうしても必要な時だけ血液検査やレントゲンで確認する。殿を診てもらってた時以上に、経験を積んだ老練な獣医の感じが滲み出ている。いい先生だ。

心臓が弱ったことが、分子標的薬の副作用ってことはない?と聞いたら、即答で「ないです」。
そんなら、また膿が出てるので再開したいとこだけど、「下痢がおさまったら」とのこと。
下痢は日によりけりで、この薬のせいとは思えないけど、今は自分の判断で勝手なことはしないで、先生のいうことをきちんと守ってみる。
膿は出てるけど、前みたいに腫れてくる感じはない。
ビーも気にせず、かきむしることもない。

今回はおっかねえこともなく診察終了。
次は利尿剤を使ってどうなるかを見るため1週間後。


かえりたいわ~

待合室の中でも外でもニャアニャア鳴いて疲れたビーは、帰ってベッド下に入ってひと眠りして、起きたらカリカリ、ナマリをむしゃこい。

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8月の猛暑の頃は毎日スイカを食べてたけど、今年は最安でも498円だった(4分の1)。
9月入って698円。高すぎ。
野菜もずっと高くて、長い梅雨の影響がまだ続いてる。
なので今年は、梅雨の後に実るオクラやシシトウなど真夏野菜をよく食べてる、旬のものは美味しい。

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手羽元8本が200円代だったので、カレーをつくってみた。タマネギショウガニンニクと一緒に1時間煮込んで一度火を止めて、冷めたら軽くこげつくまで炒めたジャガイモ入れてさらに30分。
カレー粉、スパイスは適当。ハチミツ、レモンも適当。
鶏はほろほろになり、コクがはんぱなくて、これまで自分で作ったカレーで一番うまかった。
すべて適当にやったので、再現はできない。

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外装工事で庭の水やりができない日があり、10年以上愛でてるピンクユキヤナギが枯れてガビーンと思ってたらちゃんと新緑がでてきた。良かった。
外装工事はまだ終わっていない。
暑くてとんでもない格好してるときに、おじさんが窓の外に来る。

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マスクを保存するとき、ラベンダーのオイルをたらしたキッチンペーパーにくるんでおくと、つけたとき爽やか。

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《読書メモ》

本は、真夏の間はお休みしてた「失われた時を求めて」を再開。10巻《囚われの女Ⅰ》から、200Pくらいまでのところ。
前の巻で、アルベルチーヌがゲイであることに気づき、こうなったら結婚してやる!と決めて家に住まわせる語り手。
もはやアルベルチーヌに恋心はないし、むしろ飽きた、孤独を取り戻したいと思いながら、(女性の知性がいかに優れていようと、つねづね私はそれに興味を抱いたことはない)という語り手は、彼女の肉体をとめどなく賛美したり(花と咲く髪のつややかな束は、はるかに肉体とつながりが深く、肉体をさざ波に移し替えたように思われて)バルベックの海と花咲く乙女たちを回想したりしている。
彼女を手元に置くのは、側にいて欲しいからというより、世間から隠しておきたいだけとも言う。
で、彼女の肉体を見たいのも、肉体を通じて彼女の(女性たちとの)数々の思い出や、間近に迫った逢引をメモのようにのぞき見たい願望から、と変態が熟成されてきた。
アルベルチーヌは高価なプレゼントをばんばん買ってもらい、アンドレと連れ立って好きに出かけていて、語り手の家に住むことを嫌がってはいない。
男爵とアホのモレルは相変わらずで、モレルは仕立て屋ジュピアンの姪と結婚することにして、男爵はこの二人にとっての全能の神として君臨せんとしている。
モレルと男爵のゲスの極みぶりはいい勝負で、やっぱりこの二人の話はおもろい。
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いとしのビーたま20歳

2020年09月02日 | にゃんトーク



あたちはビーよ!この20ねん、まいごもしんさいもすいがいもこえてきたにょ。こわいものにゃんてにゃいわ!

毎年8月は一日一日、夏をかみしめようとしてきたけれど、今年ほど一日一日のありがたさをかみしめた8月はない。

ビーは26日の検診で胸水が見つかって、ドキドキを抑えられないまま見守っていたところ、翌日から週末にかけてビーの食欲はどんどん戻り、カリカリも食べ、イワシやナマリはほぼペロリ食い(一口残す)。

日曜には補助給餌がいらない、食欲100%の状態に戻った。

毛づくろいもしてるし、顔つきもいいし、鳴くし、ポンポンされたいし、寝てるときも静かに伸びていた。今回も、検査で一気に高まった緊張が、ビーに寄り添ううちに徐々に消えていつもの日常に戻った。




金曜にまたまぶたが少し腫れて、土曜から膿が出て来て、腫れは収まった。膿の量は少なく、ビーも気にしていないので、カラーはつけなくても大丈夫。

一日一日モードに入って先のことを考えるのは止めてるなか、ビーは自分のペースで一日一日を過ごし、そして迎えた8月31日は、ビーの20歳の誕生日。

嬉しい。すごい。20歳を越えた猫より偉い者なんていない。いや0歳から誰より偉かった。

ビーにはもちろん、ありとあらゆるすべてに感謝の気持ちでいっぱい。

ビーに身を捧げてくれた下馬のネズミたち、たくさんのカツオやマグロ、イワシやアジなどの魚類たち、ニワトリたちにも心より感謝。

ビーは保護猫なので誕生日ははっきりしないし、この春くらいから「ビーは20歳」と何度もいってたけどね。

いざ公式の誕生日を迎えるとなると、日付が変わる瞬間から嬉しくて感無量だった。

当日のビーはすこぶる調子が良くて、出すもの出すものよく食べた。

お祝いは、うなぎの白焼きをと思ったけど白焼きはなくて、タレ付きのを水煮して、タレと脂をよく落としてからあげた。それでも脂っこかったみたいで少し食べただけだったけど、トータル200Kcal、しっかり食べてくれた。

Give thanks and praise!おめでとう20歳!ありがとう20歳!

これからもよろしくね。ずっと一緒にいてね。

この日はTも休みで、Tはウナギと中トロも買ってきたけど、中トロは下痢のおそれありなので人が食べてお祝い。

ビーの誕生日っていったら私の誕生日みたいなものなので、今年全然着る機会のなかったお気に入りサマードレスを着て、河原~駅まで散歩した。夕方の風が涼しくなってきた。

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8月終わりの週のメモ

このところ食欲にばらつきのあるビーは、ないときは1割まで落ちたけど、そこから10割に戻る。

カリカリはもう食べないのかと思いきや、食べる。

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8月30日は海へ。

残暑がふるっていて行きの高速は38℃。いい天気、海はギラギラ。
風がけっこうあって、水面は小さく荒れており、濁っていた。
透明や極小ほかいろんな稚魚の群れ、ソラたち、フグ、コウナゴ群、兄さんにはなんとか会えた。

刺さないけどやたら触るおさわりクラゲが多くて泳ぎにくかった。

岩の上でギラギラの日を浴びて、一度浜に戻る途中で、ビリッときた。

17時前にボードで中盤に出て、しばらく小波に乗ってゆらゆら。

葉山はダイヤモンド富士の日で人が多くいたけど、夕方には雲が出て富士山も太陽も見えなくなった。
北の方に、テーブルみたいなへんな形の雲がずっとあった。


お寺に寄ってストレッチ。
久しぶりにマックのポテトLを一気食い。

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残暑真っ盛り

2020年08月28日 | にゃんトーク



残暑が時に猛暑に戻る8月の終わりの週。遠くの台風の影響か、空は青々、雲は大きくてダイナミック。


ビーは22日土曜に食欲がなくなり、23日の夜には戻り、それからは食欲にばらつきがあって、一度に食べる量が減った。

顔つきもいいし足取りも軽いしなんとなく元気はある。
呼ぶと私の横に来てごろんしたり、玄関前で鳴いたりも。

27日に通院。
体重が2.8を越えていて、増えるとは思えないのにおかしい。
聴診から、呼吸が荒い。
レントゲンを撮ると、体の右側に胸水が貯まってるのがわかった。
そのせいで、肺が圧迫されている。

そのまま夕方まで預けて胸水を抜いてもらった。
嫌がりはしたけど、耐えられないほどじゃないと。
90ccくらいかな。きれいな透明な液体で、内容検査して、心臓で処理しきれず漏れだした胸水とのこと。腺がんの転移ではない。

心臓の負担を減らすには利尿剤がある。
ただこれは腎臓には負担をかける。
悩むところだけど、ワンクッションあけてみていいと先生、このまま一週間は様子を見ることに。

胸水を抜いた後は酸素室で呼吸を整えてもらって、その夜はラクになったのか、夜はちゅーる、メルミルは自分でなめ、イワシ、ナマリもむしゃこい。

腺がんのほうは落ち着いてカラーもいらなくなって良かった、が、今度は心臓、どうしても私の緊張は高まってしまうけど、ビーが安心してラクに過ごせるように、リラックスしてなくちゃね。

2歳の頃、毎日ネズミをくわえて帰り、骨ごと食べてたビーは地肩が強い。これまでもいろいろな症状が自然に不思議と治ってきた。
つい最近だって、治るともしれなかった腫れと膿が止まった。ビーは強い!
猫の中の猫だもの。

にしてもほんと、テレワークになってて良かったよ。

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お家でできる緊張をほぐす方法はけっこうある

1.祈ること。空に。星に。月に。殿モンに。

2.モンちゃんと遊ぶ。ただただ本気で。

3.primeより、「秋山の市民プール万歳!」
ドラマも本も今一つ集中できないけど、これみてると落ち着く。泳ぐ秋山にシンクロ。永遠に続けてほしい番組だけど、どんだけ需要あるんだろうか。
「サウナを愛でたい」も落ち着く。

4.庭いじり。

5.観音崎の風景画を描くこと。
最近、パパママが散歩中に撮った写真を送ってくれる。

6.歌うこと。
殿はホエキの時に、いつも歌っていた。
ビーには、ご飯のときに歌ってる。ウィスパーボイスで。
一番のリラックスソングは、やっぱりボブマーリー。

ほかに、小1時間の外出でできるリラックスに、プールで泳ぐこと、河原で風景を眺めることがある。
ともに、水や風景に一体化して自分が消えれば緊張も消える。

さらに、GABAと5htpのリラックス系ハーブサプリも必要に応じてとっている。



風景画は描いてると風景に入り込んでいく感じ。
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ビーの8月中旬検診

2020年08月20日 | にゃんトーク

しゅーいちでびょーいんはにゃいわー

18日の火曜の夕方に、ビーは病院で経過チェック。
体重が2.62で0.06減り。
ちょっとでも増えて欲しいけど、半日食べないとこれくらいはすぐ減る。
あとは、便良好、鼻水なし、保水もOKで特に問題なし。

膿の穴はすぐにふさがるので、先生「再生能力がすごいですね!」
いっとき消えてた右目の上のひげもちゃんと揃ってるし、傷口はすぐにきれいになって毛もすぐにうっすらと生えてくる。
すばらしい代謝。

ほんと、ビーってすごい。
急に痩せはじめてピーク時の約半分の体重になったのは甲状腺亢進が発症した4年以上前。はじめの頃は、あの大きかったビーがこんなに痩せて、と思ったこともあったけど、その後数年、体重増減は微々たるもの、特に変わりなく、好きなものを食べて、ニャーをかまして気ままに暮らしてる。

穴がふさがると膿の出口がないので、簡単な処置で出口を作ってもらった。

腫れはほとんどなくなり、マイルド細胞はスーパーマイルドらしくて、進行は滞り、むしろ、早くも寛解した?!とひそかに思ってるとこだけど、先生はめったなことは言わない。

できることはやっているので、血液検査やエコーは毎回はやらない。状態のチェックで問題なければ、分子標的薬を当面は続ける。

夕方だったので、また病院の外でビーを抱っこして薬を待っていた。
右目は度重なる膿噴出で、瞼が硬化ぎみで閉じづらく、見開いており、この日もなかなかのルックスのビーたまだったけど、ビーの顔をのぞいた人は「かわいい」って。ありがとう。

週1チェックが続いてたけど、次回は10日後。


テレワーク中の膝のりも復活!

19日の朝はビーは前の晩から同じ体勢で、Tにポンポンされていた。
ポンポンをやめるとしっぽバン!のいつものビーだった。

目の上が落ち着いてるのでカラー外してお昼寝できるようにもなった。
ガクブルしてたのは私だけ、ビー自身は変調を静かにやりすごし、生き抜くことをみじんも疑わずに快方に向かってる、すごいんだから、ビーはぁ。

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18日も休みをもらって水木は連休。また海へ。

北風少し。潮温が少し低くなったけど水着でOK、クラゲなし。
コウナゴの大きい群、細いシロギスかな?という魚の群、オレンジがかった小さい魚の群、ソラもいっぱい。

初めて会った、丸っこくて厚みのある、おやきみたいな魚。つがいでいた。

オヤビッチャ、カゴカキ、チョウチョウウオ。
グレの子の群、タナゴ群もキラキラしていた。

兄さんが初夏よりフレンドリーなのは、産卵子育てが終わってヒマなのかな。

浜で休憩、5時前に2ラウンド目。
浅いとこで、30センチくらいのダツ。淡いシルバーブルーできれいだった。
ほどけたロープが岩にからまっていて、そこにずっといるイカもいた。
卵を守ってるのか。バイブスは穏やかで近くで見てても怒ってなかったけど。
足を半分にパカッと開いたりしてた。
何週間か前に同じとこで会ったイカに似てるけど、大きさは5倍以上になってた。


大学生くらいの男子二人連れが、すぐ近くまで泳いで来て顔をじっと見て、ん?となって、そのまま泳ぎ去る、というのが2度ほど。
いや今コロナだし、声かけられても困るけど。
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猛暑真っ只中

2020年08月12日 | にゃんトーク


ホトトギス

8月に入ってから毎日晴れて、30℃越え。夏らしい日がつづく。
河原に出るのは平日の4時すぎ。ほとんど人がいないので水着でいいかも。

11日の火曜は、昼に初めてのヘナ染をやって、髪をラップでくるんだままテレワーク。
17時過ぎてヘナを落とした頃にビーは元気に鳴いて外に出たがり、庭におろすと歩いて、草を食べていた。まだフェンスがなくて、そのままスタスタ隣の庭に行こうとするので止めた。

その後で、今は週1になってる定期健診。
下痢が2日続いたのと、体重が2.64に落ちたので、標的薬はまたストップ。
コンべニアも切れる頃で迷ったけど、この薬が効かなくなるのは困るので、いざという時にとっておくため、別の飲み薬の抗生剤(ビクタス)に変更。

このところ鼻水はほとんど出ていないし、呼吸も落ち着いているので大丈夫。
3大漢方も免疫力アップに効いてる気がする。
寝てる姿、鳴き声、ご飯食べる姿に元気がある。

膿は減っていなくて、腫れては爆発を繰り返すので、左目の上はせっかく生え戻った毛がまた抜けて、膿や血がすぐこびりついてなかなかの見た目。
この日は院長が処置してすっきりした。
ゼリーのような局部麻酔を塗って、少し切って吸い出すそう。
処置は別のフロアでやるので私は見てない。

診察が終わると、今や多岐に渡る薬ができるまで時間がかかるので、病院の外で抱っこして、夏の風を浴びていた。
院内では激おこ鳴きするビーも、外でボブ歌いながら抱っこしてると大人しい。
明るいうちは家の周りには出せないけど、病院前なら多少見た目がなかなかの子がいても不思議じゃあないので、外にいた。



ビーこっちむいて!

むくかボケ!

本人はたまーに気にしてカラーごしに掻こうとするけど、私が除菌シートで抑えると自分で顔を動かして気になるところを拭い、その後は落ち着く。

下痢は、標的薬の副作用ではないと思う。ビーはしょっちゅうお腹ゆるいから。
2日様子見で下痢が治ったら薬はまた再開する。
今の標的薬の量は決して多くはなくて、少な目で様子を見ているとのこと。
抗がん剤というと恐ろしい副作用のイメージだったけど、標的薬からは今のところ副作用らしいものは特に感じられない。体重が減ったのは、2日間カリカリを拒否ってたからで、今朝はまた、カリカリをばくばく食べていた。

夜の1時、私も寝ようとしてたら、玄関前に行って「ニャー!ニャー!」というので、外に連れて行った。
植え込みは蚊・ノミ・マダニがいそうなので控えめにして、アスファルトの上におろすと、ゆっくり歩いて、ごろんして、満足そう。火星が光り、夜風もぬるい8月の夜。

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ヘナ染めは、パウダーのヘナに、いれたてコーヒーとココナッツオイル、酢も入れて練る。初めてで加減がわからずちょっと固めに作って伸びがわるかったけど、頭の上部に塗って、ラップでくるんでシャワーキャップすると、頭がじわじわ温かくて気持ちいい。草の香りもいい感じ。
温かさは3時間後に落とすときまで続いていた。
デトックス効果があるというのも分かる。

もともとパッと見ではわからないくらいの白髪しかないので、染めて全く目立たなくなり、ツヤツヤになった。これはいい。気持ちいい。またやろう。


調子にのってアマゾンですきバサミとか入った散髪セットを買い、YouTubeも見て前髪切ったらやっぱりヘン。

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今月鐘が鳴らずいよいよかと思ってたら2週間遅れて鳴った。
鳴る2日前はイライラ極大で、「もう晩ご飯は作りま宣言」。
イライラだけでなく、集中力はないし漠然とした不安がとれないしで大変だった。
5HTPは、はっきり効果が分かるほど効いて気分が落ち着くしよく眠れるけど、なんか吐き気がすると思ったらカフェインと一緒に摂取はNGなのにコーヒー3杯飲んでた。
次はGABAいってみよう。
いろいろ検索したせいで、スマホの広告が更年期関連一色に。

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大好きな地元に帰れないので、絵を描いた。

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読書は、「日本MM前史」読了。
昭和にあった事件や出来事が題材で、読み出すまでどんなんだろ、と思ってたけど最初の一文から止まらなくなった。一文一文面白くて、リズムもグルーヴもあって、転換が鮮やかで、前に前に。時々ほとばしる著者の怒りが響く、ぐっと来る。

五つ子ちゃん家族につきまとったメディアのマナーの悪さ、大阪万博のための地上げ、水洗トイレを後回しにして開発された原発、巨額の税金をつぎこんだリニアモーターカー、交通事故も経済のためと割り切る政治家、人間を落胆させ怯えさせる仕組み、世の中のありとあらゆる価値が金額でで推し量られること、、、昭和に撒かれた種は令和になってひどくなる一方。けっきょくこの国は悪くなり続けている。これまでに栄えては消えていった多くの国と同じように、我々は滅びゆく国に生きている。

といっても社会派なわけは全然なくてむしろエンターテイメントのような、イーストウッドの映画みたいな面白さがあった。

目玉男のお姉さん、日本兵のグアムでの暮らしと帰国後の心情、五つ子ちゃんをとりあげた医師、葉隠入門の作者へのつっこみなど、ほんとおもろかった。

明日から夏休み。

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真夏の空を見上げて

2020年08月10日 | にゃんトーク


ちんぶんであそんでたらこんにゃことに



おれはきにしにゃいぜ!けづくろいだってしてやる



むふっ!ってなもんにゃ!

8月上旬。晴れ続きでやっと夏本番の毎日。35℃越える日はそんなにない。

マンション工事が盆休みに入って、連日布団干したりシーツや毛布洗ったり。
夏の太陽で干した布団でごろごろするのは至福。
モンちゃんがすぐにかぎつけて、シーツに入って遊んだ後はごろごろしてた。


むふふーん!

ビーはマイペースに食べて寝て、夜は時々お散歩。

7日にカリカリをほとんど食べなくなって、カロリー不足を補うためキドナ補助。
クリスピーキスは時々食べる。粒が大きいので、2つに割ってあげる。

アジやナマリはむしゃむしゃよく食べる。
ちゅーるペロペロもいいけど、好きなものを勢いよく食べる姿は見ていてホント嬉しい。

最近は青魚が多かったけど、久しぶりにササミあげたらこれもむしゃむしゃ。

8日に下痢。サーモンがまずかったのか。

様子は変わらないし、天気安定してからくしゃみも鼻水もほとんどなくなり、呼吸も落ち着いてる。

元気は日によりけりで、外に出たくて日に何度も玄関前で鳴くこともあれば、用が済むとすぐにベッド下に潜ってばかりの日もある。

1日1日、むしゃむしゃご飯を食べる姿を見ながら、今日も無事でいてくれることにひしひしと感謝



あたちのごはん、のぞかないで!

殿にも飲ませてたゴオウニンジンの漢方のほかに、冬虫夏草のサプリも始めてみた。量や他の薬との兼ね合いについてはメーカーに電話して聞いて、ビオフェルミンと一緒にカプセルに入れて朝晩。

アマゾン、楽天のレビューを読んでて思ったことは、腫瘍というのは一概にこうとはいえない、腫瘍の数だけケースがあるってこと怯えてても仕方ない。

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9日は殿の天国年齢1歳のお命日。
木星と土星が仲良く並んでるのは殿ともンチみたいだね。
一年すぎても殿への感謝も愛しさも全く色褪せず、ほとんど毎日話しかけてもいる。会いたいな。

あれから一年の間にいろいろあって、家の中も様変わりしたけど、殿がここにいた日は昨日のようにも思える。
今日もいるのかも。


殿のお命日の頃に咲く、美しくて気品にみちたギボウシの花

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日曜は海へ。ヒグラシが今までで一番鳴き、ミンミンも鳴き、ついにツクツクも鳴いた。

海は、風で少し荒れてた。
台風5と6が遠くにいる影響かも。
岩までなんとか泳いだけど、波がザッパーンと砕けてるし、流れ強いし、風も強いしでちょっと怖くなり、早々に中盤に戻った。
潮濁り。ベラしか見えず。

浜で少し休んでから、ここにきてボディボードデビュー。Cがまとめて買っておいてくれた。

ボードがあると、多少荒れてても怖くなくて、ゆらゆらしながら波や流れをじーっと見てられる。
波をとらえ、波に乗るのって、なんとも楽しい。
素潜りとはまた違う楽しさ、これからもっと知っていくのだろう。
海はつきない。
毎日やりたい。
腕、腹、肩、背中の細かい筋肉をものすごい使う。足もバタバタするから全身鍛えられそう。

海に2ラウンド入ってから山に行くともう暗かった。
たっぷり泳いだ後の夜のお寺でのストレッチは、全身ほどけにほどけてふわふわに。
天頂に大三角形が来て、アンタレスを久しぶりに見た。
木星と土星コンビもよく見えた。

今は海に行ってる間もTが見ていてもビーのことは気がかり。
この日は明るいうちから外に出たいという元気もあり、カリカリも食べてたそう。夜はたっぷりお散歩、歩いてごろん、歩いてごろん。

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梨泰院、なかなかどうして面白かったー。
男も女も強くたくましかった。
イソみたいなヒロインはこれまで見たことない。
こんな爽やかな復讐劇もない。
主人公はふとした表情が吉田戦車の漫画を思い出させた。
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いとしの8月

2020年08月04日 | にゃんトーク


つゆがあけたぜ!

ビーは食欲も元気もすっかり元に戻ったので、土曜日に院長と話して標的薬を再開。

飲ませた後も食欲は全く変わらず、ちゅーる5本、カリカリ、イワシ、アジの焼いたのをぶしゃぶしゃいいながら食べて、カロリーは200越え。

アジはスーパーで下処理してもらって、家で塩なしで焼き、細かくほぐし、骨を取り除き、小分けにして冷凍。ビーが出て来て「おいちいのだちて!」といってからレンジ解凍しても3分かからず用意できる。青魚が昔っから好きで、今も変わらない。

私が寝た後、「ニャー!」とTを呼び、Tが見に行くと玄関前で待っていて、外散歩に連れて行ってもらってる。夜中、車もいないので、アスファルトの上に降ろすと、スタスタ歩く姿は「元気そのもの」だという。アスファルトでばりょばりょ爪を研いだりもする。
夏の夜のアスファルトには、ビーも若かりし頃の記憶がいろいろあるのかも。2週間の家出したのは18年前のちょうど今頃。



この夜は8月の満月。
出始めから大きくて明るかった。深夜には、木星土星、追って火星も月と並んでいた。

外に出るのは楽しいみたいで、日中も何度か廊下に出てきて私たちを呼んで、玄関前で待ってる。

スイッチonから1ヶ月が過ぎて、膿はルートからうまく出てるので腫れてこないし、元気も鼻炎の谷さえすぎれば以前と変わらない。
カラー生活もそろそろ1ヶ月で、ご飯お水のときは外せるようになったし、寝るのに支障もなさそう。
あいかわらずベッド下にこもってるので、小さめのサーキュレーターを離れたところに置いて風を通している。
夜、私が寝るときはベッドの上で、シッポをバンッでポンポンを要求。手を止めると顔を起こしてにらみつける。

3日は病院で状態チェック。体重は2.75で落ちてなかった。
膿のルート確認は、院長がやるとビーは全く暴れずいい子にしていた。
分子標的薬が効いて抑えられたら、膿も落ち着いてくるだろうとのこと。どうか効いてほしい。
放射線治療も毎回全身麻酔が必要で、ビーにはリスクが高いそう。

待合室ではニャーニャーさわぐので籠から出して抱っこしていた。18歳ワンコの飼い主さんが、20歳なんてすごい!とほめてくれたけど、ビーは早く帰りたかった。18歳のワンコだって十分すごくて、毛並みもよくてかわいかった。18歳からの2年は、その頃の私からみて確かにすごい。その子もカラー生活経験者で、慣れた頃に外せた、といってた。

病院に行くとこれまでにない重めの話で、帰った後もしばらくドキドキしてるけど、一日一日、ビーはご飯を美味しそうに食べ、下僕をあごで使い、お散歩も楽しんでる。

火曜日は、仕事の後で久しぶりに河原まで
お散歩。



行きは抱っこバッグ、帰りはTの抱っこで。ずっとご機嫌。


草をむしゃむしゃしたり、歩きまわったり、ごろんもしてた。

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1日の土曜に海へ。
浅瀬に立ってるときにイカを見つけて、ゴーグルして水に顔を浸けると目が合った。エメラルドグリーンがもやもや、きれいだった。
深いとこは濁り気味。
岩の上でしぱらく日向ぼっこ。
8月にしては人が少なくていい。
先週赤潮が出たそう。

浜に戻って、ルゴーネスのヒキガエルの短編。涼しくて読みやすかった。
おやつ夫婦と3わの子ガラスがいた。




お寺は上まで。ヒグラシ全盛、コオロギとスイッチョン。

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都内の感染者は先週400人越え。
夜の町からその家族、そして職場へ。
濃厚接触しなくても密閉された場所に長時間いると、わずかな飛沫でも対流して空気感染する逆にいえば、屋外なら飛沫をキャッチしなければうつる可能性はほとんどない。
屋内でも、窓やドアを開け放っていれば空気感染はない。海ではオシッコできるけど、プールではどんなに広くてもできないのと同じで、電車も、窓を開けて、駅ごとにドアがあくから、しゃべる他人の前に立たないかぎり、危険性は低そう。
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太陽カモン!

2020年07月31日 | にゃんトーク



一夜明けて。
朝、ビーは私の顔にカラーごとあご乗せして寝ていた。カラーが私の顔や首に刺さって嬉しい。

呼吸が元に戻り、食欲も完全に元通り。ちゅーる5本、カリカリむしゃこい、ナマリおかか和えぺろり食い。2日間食べられなかった分を取り戻すかの食欲で、寝床から出て来て「ニャー!」ペロッ!
え、さっきあんなに食べたのに?でまた食べる。



あたちをだれだとおもってゆにょ?


あたちはビーよ!あまくみにゃいで!

4月終わりから、鼻炎がひどくなるとコンベニア打ってこれで3回目。毎度よく効いて鼻水がおさまる。鼻炎がひどくなるのは大抵、ぐずぐず天気で降ったり止んだり、太陽が出なくて夜冷えるような季節だ。

もうすぐ梅雨が明けるもんね。
8月は祝ビーの生誕20周年記念マンスリーだもんね。

思い出したけど、たしかビーを引き取ったとき、外で暮らすビーのお母さん猫が猫風邪だ、と聞いた。ビーは生まれつきの猫風邪だった。

ベッドで寝てる私の足の指に、おもむろに顔面を押し付けて、かきむしろうとするビー。もー、かちこいんだから、ビーはあ。

2日間、食べないといってもちゅーるは朝夜2本ずつ食べてたし、キドナもちゃんと飲み込んでた。下僕焦りすぎ。
〈ちょっとでも、食べてるうちは大丈夫〉!

7月終わりの木曜は、晴れってほどではないけど気圧が軽くなってきた。
モンちゃんも久しぶりにバルコニーに出てきて、工事途中の庭に出ようと扉の隙間に体をねじ込んでいた。

にしても、基本的に家にずっといられる生活でほんと良かった。常に様子見てられるし一緒にいられる。

この数日は、仕事がかえって逃避になっていた。
ほとんど一人黙々と制作する仕事だけど、しょっちゅうLINE電話で、会社に行ってたときと同じくらいは話もしている。
ノートパソコンは会社で使ってたPCのモニタの半分の大きさしかなくて、イラレもフォトショもウインドウがツールで埋まってやりづらいけど、なんだってなんとかなる。

平日は人に会うことがなくなり、マンションの住人や工事人と挨拶するくらいだけど、日に一度は外に出るので日焼け止めがわりのCCクリームを塗るついでに、ささっと眉毛まつ毛のメイクはする。顔がはっきりしないと目が覚めない。昔はメイクいらずのくっきり顔だったのに、50手前にきてノーメイクだとぼやぼや。
メイクしたところでマスクするし、誰も見ちゃいないんだが。
マスクして顔もよく見えないからいいと思って、ショートパンツで外に出るのは何年ぶりだろう。

Tはプロ野球とJリーグの再開でテレワークでは立ちいかなくなって、今週はほぼ毎日出社。行くのは午後ですいてるからマシだけど、帰りの電車はふつうに酔っぱらいが多いらしい。帰ったら手洗いうがい、服はまるごと洗濯機。

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天気のアプリ3つインストールして予報、天気図、雨雲レーダーをチェックする毎日、8月いっぴからやっと、ずらりと晴れマークが並んだ。
2020梅雨がこんなに長引くとははじめは思わなかった。梅雨がクラスチェンジして別の季節になったかと。
ずっと居座ってた東西に伸びるやたら長い前線が、ゴールテープみたいに左右にちぎれた。高気圧カモン!

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ビリー・バッド読了。
これは、メルヴィルの中では、異色というか、楽しいとは言い難い小説だった。

ドラマは、梨泰院。珍しくTも見てる。不時着もそうだったけど、俳優みんな上手いし、演出やカメラ、ライティングが日本のドラマより段違いにちゃんとしてる。
脚本も段違いに面白い。
日本のドラマも映画もなんでこんなにつまらないんだろ。クリエイターより立場強い何かが腐ってるとしか思えない。アニメだけ。

腐ってるといえば、GoToも使えないマスクも戦闘機も委託業者のほか誰も喜んでない。税金は困ってる人にシンプルに使ってほしい。
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明けない梅雨はないハズ

2020年07月28日 | にゃんトーク


ネコじゃらしの季節。

近所の駐車場にたくさん生えてるので、穂の若いのを摘んでくると、モンちゃんは大フィーバーで遊ぶ。
草の部分はぱくっと食べ、穂の部分は追いかけてジャンプ。

日曜、今年入ってから会ってなかったEちゃんと河原ピクをする予定だったけど、昼からずーっと雨が降ったり止んだりで、16時頃にやっと決行。



今回はBLTアレンジサンド。



Eちゃんの誕生日のお祝いに、スウィーツは私担当。パンナコッタのグラスデザート。

雨上がりで地面も草もびしゃびしゃ、人はほとんどいなかった。

日が落ちてからもしばらくおしゃべりしてたら、360℃、遠くで稲妻が光り出した。しばらく眺めてから帰り、二子の駅につく頃に雨が降り出してどんどん強くなってまたずぶ濡れ。

冴えない天気の連休だったけど、泳いで食べてずぶ濡れになって、1日の大半はビーに寄り添ういい連休だった。
ビーも元気にご飯食べてたし。

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が、月曜、ビーは固形物を全然食べない。カリカリも、ナマリやイワシも。
右目瞼が腫れてきてる。メインの穴はふさがってはないのに、そこからあんまり出て来ない。
くしゃみが多い。

夜になって爆発が起こり、瞼の上と鼻上部の2箇所から、膿と血がどばっと出た。サブ穴もふさがりきってなかった。お顔が血だらけになってしまい、すぐに丁寧に拭き拭き。
それで腫れはひいたものの、食欲は5割減、ちゅーるとスープのみ。

これまでも重苦しい天気の日に食欲が落ちることはあったけど、今のビーは薬の副作用なのか、マイルド細胞のせいなのか、よくわからないから気が気じゃない。

昨晩はベッドの上に、こんもりした金の毛玉の吐き跡があり、モンちゃんらしいけど、モンちゃん、これまで毛玉なんか吐いたことないのにどういうこと?
雨だからってこんなにずっと寝てるもの?とモンちゃんのことまで気が気じゃない。

ビーの食欲が落ちてあまり鳴かないこの2日くらい、モンちゃんはビーに近づかなくなってる。あんなにビーの寝床を横取りしてたのに、とすべてが気が気じゃなくて、何も手につかない。(仕事で看板1枚スライド画像も作ったけど)
気持ちが乱れがちでどっしり構えていられない私、気がつけばまた鐘前。タバコの消費早、




火曜の夜、ビーの呼吸がふだんより速くなった。ほんとに怖かった。こんなに急に? 目の前が真っ暗なのに渦巻いてる。胸ぎゅうぎゅう。吐きそう。

ベッドの下に潜むビーの横にベタヅキであちこち撫でながら、「大丈夫!大丈夫だからね!ビーはがんばれるよ!」と圧をかける下僕。
モンちゃんも来て、心配そうにベッドの上から私を見てる。

よーく見てたら、ビーは呼吸が少し速いけど、苦しそうではなく、いつもの顔をしている(Tにいわせるといつものふてぶてしい顔)。
水飲み、トイレもふつうに行く。ちゅーるも食べる。
少し早い呼吸から、生きる気満々なのが伝わってくる。
下僕が弱気になってる場合じゃねーぞ。思い出せ、下僕は何があっても悲観はしない。

ただ、多臓器がゆっくり老衰した殿とは違って、マイルド細胞はどう出るのかまだ全然わからなくて、こちらの身構えがまだできてない。一晩で白髪になるかと思った。

時々落ち着きながらも、朝になっても呼吸が速い。
ビーを見ていて呼吸が速いのも、カリカリを食べないのも、鼻炎の症状がまた出てるからだと気づき、いったん止めてたコンべニアを打ってもらうため、いざ病院と思ったら院長は定休日。
変わりに診てくれた若手獣医は、こちらの考えたこと以上のことは何一つ言わないし、むしろ浅い。少しの時間、預けてる間はまた心ここにあらず、やっと電話があったと思ったら、頼んでないのにレントゲンの結果とか、標的薬の副作用の可能性とか、「はい、(そんなことわかってるんでそれよりまず)ビーは落ち着いてるんですか?」
「病院が緊張するみたいでなかなか呼吸が落ち着かなくて」だろうよ!
「膿のルートも見ようとしましたが、ビーちゃんすごく嫌がってほとんどできませんでした」だろうよ!
今日は注射だけ打ってもらえばよかった。余計なことしてないでビーをすぐに返してほしかった。
いやいや、院長だって休みの日はあるんだし、仕方ない。こんな日もあるさ。

家に戻るとビーの呼吸は落ち着いて、とても静かにお昼寝。カリカリも食べた。
腫れもひいたまま。

殿のときに培った下僕スピリッツだけでは立ち回れない。生き物の命は無限の可能性があるから当たり前。
下僕は経験値を上げて日々精進あるのみ。レベルに制限はない。心臓に毛を生やし、圧をかけず、さりげない存在感で、明るく寄り添えるように。

モンちゃんはこれまでもビーの調子が崩れてるときは空気を読んで邪魔しない子だった。
モンちゃんの心配そうな目は、ビーじゃなくて私に向けられていた。



しょーじんしろよな!

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モンちゃんはおデブなのに低血圧なのか、雨だと夕方までほとんど何も食べずに寝てるような日があって、ああこんな時にモンちゃんまでどうしよう、と心細くなっていたけど、夜は元気に飛んで跳ねて遊んでファーッと鳴いて、カリカリを何度も引っ張り出そうとしていた。

今日は俺の庭に工事の人が何人も来てがちゃがちゃやってるのを、ワクワクな目であちこちの窓から見ていた。
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うなぎ、連休、お薬開始

2020年07月25日 | にゃんトーク

ちもべ、よんでにゃいわよ

連休の前の日の水曜からTは休みで、私のテレワーク中に買い物に行ってサプライズうなぎを買ってきてくれた。

温めたうなぎを熱湯でゆすいでタレを落とし、姫君にお出ししたらものすごい勢いでたいらげた。むしゃむしゃぶっしゃぶっしゃ、さすがうなぎ。
脂っこかったせいか、ゆる便してしまった。
でもあんなに美味しそうに食べてたんだから!体力もきっとつく。

22日の木曜から私は5連休。
初日はプライムでエヴァ序破Qを見返してのんびり。改めて見たらQは納得いかない。
アスカとマリのコンビはすごくいいけど、ほかみんなひどい。
カオルくんとのやりとりもだらだらしてるし、黒綾波はかわいくない。
でもエヴァも使途もかっこいいし、文明社会がバチボコに壊されていくのを見てると和む。

先生から、病理検査の連絡が来た。先生の見立て通りだった。
マイルド、つまり進行は緩やか。歳も歳なので、きっと思う以上に緩やかに違いない。

いつもならネットで隅々まで病気について調べたおすのに、今回は怖さが先に立って隅々までは調べられてないけど、薬の効能、副作用について調べ、手術はできない、が、鼻を長持ちさせたい、マイルド氏を消すためのアプローチはしたい、ということで、分子標的薬を始めることにした。

金曜は海へ。太陽は出ないし、我々が海入りするのは4時頃なので人はほとんどいない。
日が出てないのでタッパー着用。
前回、雨で砂だらけで置いてきた敷物を、シルバーがきれいにして保管していてくれた。

久しぶりにまあまあ澄んで、やっと堂々と現れ、何度も現れる兄さんたちと一緒に泳ぎまわり、ソラはこれまでにない大きさになって群でいて、イワシも大きかった。アジやシロギスなど地味だけど旨い魚たち、フグ、小さいカレイにも会った。

プランクトン多くてチンクイに顔かまれた。クラゲの気配はなし。

カラス一家、この日はCの荷物を物色。仰向けで浮かんでると、山からミンミンの声。



上がるとまた雨が降ってきて浜でごろんできず、あわただしく車に乗って、山へ。

山は気が濃くていい匂いがして人っこ一人いない。暗くなりかけてたので、2の鳥居まで。ベンチでストレッチ。

帰ると、ビーは和室で寝ていた。このところ、寝室引きこもりだったのに、私がいなくてTだけだと和室にいてくれるの?!
その後、寝室でもTだけだとベッド下に入らず、ベッドの上のTの横で寝ていた。


モンちゃんまでTの膝でご満悦

膿は順調に出てる、穴がふさがらず膿が出てるのがいい状態っていうのはにわかによくわからないけど、腫れてきてないのはいい。

この日もちゅーる数本、カリカリ、ナマリのおかか和えなどむしゃこい。

モンちゃんには新しいオモチャを買ってきて遊んだ。ジャンプしたとき、かっこいいー!と賞賛してたら何度も飛んだ。

7月25日(土)より、新しいお薬開始。副作用が出ないことを祈りつつ。

朝、ウンチふんばった後ペタリとウンチの上におちりをついてしまったので、おちりをシャワーで洗った。うなぎの後から若干ゆるい。

この日も海へ。高速で一度豪雨になり、葉山についたら止んだけど潮めっちゃ濁り。増水で川から濁った水が流れ込むので。

逗子に移動したら濁りはさほどでもなかったので、泳いだ。いつもの夏より水きれいかも。
泳いでたら雨が強くなってきたので上がった。

雨ばかりでいいかげん梅雨には飽き飽き。オシロイバナも、やれやれ、という感じで一斉にだらんと花首を垂れていた。今日ググるまで名前のわからなかったハマユウが、雨上がりきれいに咲いてた。Cも私もハマユウという名前と実物が結びつかなかった。

山につく頃はまた止んで、久しぶりに上まで行った。ねむの木の満開に間に合った。まだオニユリも咲いていて、空気が甘い。ヒグラシ、ガビチョウ、ウグイス。ストレッチしてると蚊が寄ってくる。

家に戻ったら、ビーが「ニャー!!」この日はTがいなくて、私は6時間家をあけたので、ビーはお腹が減っていた。

すぐにちゅーる、ナマリおかか和え、カリカリを出したらぺろり食い。
薬の副作用で懸念された食欲不振にも、元気がなくなることもなかった。良かった。
むしろすごい食欲で、そんなに一気に食べたら吐き戻すんじゃない?!とカリカリを途中で引っ込めるくらい。

今は穴以外の、瞼まわりの皮膚はきれいになって、毛も生えてきて、そんなに自分でひっかくこともなくなったので、ご飯のときはカラーを外せる。

ただ膿は固まるとすごい粘着力で、はがすときに毛が抜けちゃって、眉間のあたりの毛が抜けてしまってる。レレイなのに。本人はそんなこと気にしてないけど。

腫れは、少しひいた感じにも見える。気が早いけど、薬効いてるのかな。

まずは、カラー外せるといいね。
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経過はよし

2020年07月22日 | にゃんトーク


近所の公園、夕方の光に包まれてきれい

21日の月曜、ビーの経過を見せるために病院へ。
顔つきが良くなって安心した、と先生。地腫れがなくなり、目もふつうに開いた。

この日は処置もなかったので、ビーは痛い思いをすることはなかったけど、終始大声で鳴き、私の肩に乗っていた。

待ってる間は抱っこして外に出て、病院の前のスペースで、夏の夕暮れの風に当たっていた。
近所でもヒグラシの声が聞こえた。

両目がパチッと開いたので、一時はどうなることかと思ったビーの美貌はほぼ元に戻ってはいるけど、左眉間のあたりのから膿がにじみ出ている。

炎症が悪い物を巻き込んで出しているから穴がふさがらないようにまめに固まりを拭き取る。ふさがっても次は簡単な処置で大丈夫とのこと。

病理検査の結果はまだで、なんてことない細胞であってくれるといいけど、そうでもない場合に備えて「分子標的薬」の話を少し聞いた。急いで始めることはなく、いわゆる抗がん剤に比べたら弱い薬とはいえ、副作用が出ることもあるから、ある程度体力が戻ってからのほうがいいとのこと。




ビーはベッド下から出てくる回数が増えた。私には「ご飯!」「ドアの隙間が狭い!」「こんなとこに物があると邪魔!」と、用があって鳴くビーだけど、Tのとこには特に用がないのに行く。
薬・通院・カロリー摂取・写真撮影のため迫りくる私より、トイレ掃除だけはきっちりやって、あとはのんきに構えてるTのほうが、ビー的に気がらくなんだろね。

夜、Tに連れられて外に散歩に行き、戻ってきてポンポンされてる間はご機嫌。
ビーさえご機嫌ならそれでいい。

夜は私の枕元で寝てくれる。

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土曜は雨の中海へ。
ついたら止んだけど、太陽なくて寒かった。カツオノエボシの噂はまだあるけど打ち上がってはいない。
潮は濁って何も見えないので、シュノーケリングはほとんど使わずただ泳いだり浮かんだり。
浜に置いた私の荷物を、カラス5羽が物色して散らかしていて、海から「やめて!あっち行って!」とどなったら去って行った。

上がるなり大粒の雨が降ってきて、荷物も敷物も着替えたばかりの服もすべてびしょ濡れ。

お寺につく頃には止んで、ベンチでストレッチ。

日月は晴れて暑くなった。
多摩川は水多め。
読書は「ビリー・バッド」と「マロウン」。
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梅雨なげえ

2020年07月17日 | にゃんトーク



あたちはビーよ。もーしゅぐ20さい。ちかごろは、しゅきなものたべほうだいよ。にゃがくいきてみるもんよね。いまのおきにいりは、イワシのおかかあえよ。

あたち、まだまだたべるから、てんごくのにーたん、みててね!

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ビーはカラー生活にもだいぶ慣れてくれて、不自由なくやりたいようにしてる。

先生の穴の開けどころが良かったみたいで、膿は少しずつ出て来てるけど、目に入ることもなく、右目もぱっちり開いて、ビーはそんなにむずがることもなくなってる。

小腹が減ると、「ニャー!」と呼んでくれて分かりやすい。よく食べる。ちゅーるはあらゆる味を用意。



よばれたらしゅぐきなちゃい!

今日もぶじに過ごせたことに感謝。



おれはステイホームちう

梅雨がなかなか明けなくて、金曜はモンちゃんも朝から寝てばかり。

夜は包装用のヒモで遊ぶ。

私のボディコンバット中はドタバタしてる足元に鎮座。

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「タイピー」読了。
ポリネシアの原住民の、自然の恵みに囲まれた暮らし。
《一様で変化に乏しく、心のどかな幸せに満ちた平穏な一日が、静かに次から次へと繋がっている。
一日の歴史は、生涯にわたる歴史である》。
男女ともに怠惰で、農耕も狩猟もしない。
お腹がすいたら、無尽蔵にあるココナッツとパンノキ、バナナなどの果実を食べて暮らす。眠りは最大の事業である。主人公の世話係コリ-コリいわく「いまいるこの世界で申し分なく幸せだ」。

女性は、森の中をうろつき、流れの水を浴び、湖で泳ぎ、踊り、戯れ、楽しいだけの日々を繰り返している。
ココナッツからいい香りのオイルを作って体に塗ったり、日焼けしたくない人は、木陰から木陰を渡り歩いて白く美しい肌をキープしている。

祭礼や宗教のことも出てくるけど、著者は文化人類学者ではないので、よく分からないことを分からないままに描いているので、かえって異文化のよく分からなさが伝わってくる。
どちらにても、戒律なんてないし、テキトーな感じ。

隣の部族と戦って怪我する人はいても、滞在中、病気で苦しむ人は全く見なかった。

これに対して、ヨーロッパ人が独りよがりで不幸をまき散らしていることを、著者は度々憂いている。
実際、この滞在の数か月後には、このあたりの部族はフランス軍に制圧されて、すべてを奪われてしまったらしい。
ほんと、この頃のヨーロッパのやり方はえげつなさすぎて人間のやることとは思えない。
原住民の生活を尊重する知性がないうちに移動手段が発達したのは大間違い。

タイピーの人々は主人公を軟禁したものの、とても親切に楽しく接していた。

著者、猫ぎらいなのは意外だった。バートルビーのモデルは猫じゃなかったのか。

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Netflicsで「日本沈没2020」をイッキ見。
もう今の日本では、この話がSFとは思えず、ニュース見てるのと変わらなくね?と思いつつ見てたら、一瞬でまさかの展開!先が読めず、演出がいけてて面白かった。
はじめは逞しい父ちゃん率いる家族愛サバイバルかと思ったら、全然違った。

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S子さんの送ってくれたお茶がとても美味しくて、まじめに70℃くらいまで湯冷ましして淹れている。島根の千茶荘というところのお茶。

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いとしのビーたま

2020年07月16日 | にゃんトーク

こいちゅ、あたちとくっつきたいのはいいけど、すごいばしょとるにょよ!

7月14日、ビーは12時に病院に預け、鎮静剤を入れての細胞採取。
仕事そっちのけで祈りながら待ち、5時に引き取り。
診察室で、ビーはかごから出て来て私によじのぼってきた。
かわいんだから、ビーはぁ。

先生は、先週言っていた怪しいものが、やっぱりある、と言った。
病理専門医に外注で出す前なので、あくまでも臨床医の所見ですが、と。

今回、大きめの穴を開けたので、そこから膿とともに排出され、脳のほうには行かないだろう、進行は早くはないと思う、リンパ腫ではないと思います、と。

外科的手術の選択はないです、とはっきり言ってた。
外科の腕は区内トップクラスで有名な先生がそういうのなら、ないのだろう。

炎症は間違いなく起きていて、炎症がその細胞と戦っている、悪いやつ同士の戦い。
なので、抗生剤はどうしても必要になるまで使わないでいってみる。

迎えに行くまでは心臓が喉元まできてたけど、先生の話を聞いてる間、不思議と肝が座っていた。
先週の話で、覚悟はできていた。
知ってるニャンコ2匹もほぼ同じとこにできてたので、そこまで珍しくないことも知っていた。慢性の鼻炎でそのあたりに物理的なストレスが長年あったことも。

動揺したり、呆然としてるひまはもうない。
ビーがらくに気持ちよく暮らせるように、よく考えて、見守り支えていくだけ。

それに、治らないとも限らない、、とひそかに思っている。生き物の命のことは、誰にもわからない。

このところますます苦手になってしまった病院に5時間もいて、ビーは家に帰るまで大声で鳴きっぱなし、帰ったらベッドの下に入ってぱたりと眠った。

しばらく寝たら起きて、ニャーッと一声鳴いて、カリカリを猛然と食べた。

目つきはいい、毛もフサフサ、お腹もふっくら、ウンチもいい。チッコはトイレの外でするけど、しっかり匂いのあるいいチッコ。足取りも、カラーつけてるのにしっかりしてる。
時々むずがゆがるほかは、これまでと変わりなく過ごしてる。
顔が顔なので昼間は抱っこして外には連れていけなくなってしまったけど、夜、ヒト気のない時間に連れてくと、気持ち良さそうにしてる。

病理検査結果の出た後で今後の方針を決める。先生は弱い抗がん剤のことをチラッと言っていて、私もそれについてすぐ考えていた。ビーは19歳と11ヶ月、手術は難しくても、内臓が元気なのは毛づやで分かる。やれることはやる。

次の日、ビーは銀スプ&腎サポMIX、ちゅーる、イワシむしゃこい。
目の上の穴から、膿と一緒に赤いものが出てきてる、悪い物全部出てしまえ!!

ちゅーるやカリカリを差し出すときも、食後、お顔のまわりを拭ってあげるときも、下僕には喜びしかない。

猫の前では涙はおろか、不安な気持ちも決して出さない。
スイッチ入れた日に外でまとめて泣いておいて良かった。たぶんあの日、腫れがただことではないことに気づいてた。だって20年も一緒にいて、ひたすら愛してきたからね。
いとしのビーたま、まだこっちにいてね!
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雷、ヒグラシ

2020年07月13日 | にゃんトーク



7月2週目の週末も、ビーは変わりなく、穏やかに過ごしていた。
今はなるべくビーの側にいて、カラーしてても不自由なくすごせるよう努める下僕。

ご飯もよく食べて、180kcalくらい自分で食べるので、キドナはなし。
ビオフェルミンだけシリンジであげてるけど、嫌がるようになってきた。
ビオフェルミンは、長く続けてこそ効いてくる感じがあるので、嫌がっても飲ませてるけど。

朝晩2回に分けてご飯食べるほかにも、夕方昼寝から覚めたときにおやつも少々。

カラーつけたままカリカリを食べるには、私の手の上にご飯乗せて差し出す〈手のひらご飯〉が一番食べやすいみたい。一粒一粒、もりもり食べる。
銀スプピンク袋のカリカリに、腎サポを忍ばせて。

ご飯よく食べてくれるだけでありがたいし、好きなもの好きなだけ食べてくれればいいので、もう総合栄養食にそこまでこだわってないけど、ちゅーる総合栄養食も最近食べてる。

日月曜と膿があまり出なくて、ビーも気にすることが少なくていいんだけど、膿ルートがふさがってるだけなので、その分腫れてくる。

腫れを見てると、これは一体なんなんだ、、、と恐ろしいけど、ビーは今も横ですやすや寝てる。
時々、前足を私の腕に伸ばしてくる。

目が腫れてからしばらく甲状腺鳴きはおさまってたビーだけど、3日前くらいから、たまに吠え鳴きするようになった。いつものビーらしくてかえって安心。

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14日の月曜日から、マンションの水害対策工事で人が庭に出入りする。隣庭との境のフェンスを取り替えるため、モンちゃんの脱出防止ネットを一時撤去し、モンちゃんはしばらく庭に出れない。
鉢や物干しも一時撤去。

梅雨明けそうなのに庭に洗濯物干せないのはつまんないけど、去年からいろいろあってもう、業者が庭をうろうろすることにも多少不便になろうともすっかり慣れた私と猫たち。
モンちゃんは、おれの庭を知らないオッサンたちがうろついてるのを窓の中から見て、外に出たがりはしなかった。

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土曜の夜、すごい雷鳴と雨で、梅雨明けかー?と思ったけどまだだった。

日曜は晴れて、ビーをTに任せて、海へ。

茅ヶ崎にカツオノエボシが多数漂着したというニュースがあったけど、葉山のほうは被害は出てないとシルバーが言うので、おそるおそる入った。潮は完全に濁り、自分の手がうっすら見える程度。
でもおそるおそる、島まで行って上陸。今年初、暖かい岩でごろん。
潮溜まりにハゼがたくさんいた。
雲が東に流れて太陽が出た。

飛蚊症になったのは太陽の見すぎが原因な気がする。海にいて太陽が雲に入ると、雲から出てくるのを今か今かとじっと見て、出てくるまで見てた。気をつけよう。
難聴もライブの爆音が原因だし、五感使いすぎは良くない、と思いつつ、今年も梔子を嗅ぎまくった。

帰りもおそるおそる泳いでは浮かび、浜へ。人は少なかった。

山に向かう途中、今年初のヒグラシとアブラゼミ。この日は着替えの下着をまるっと忘れ、ペラペラのワンピース一枚だった。人のいるところはコンビニくらいだったので、なんとかなった。下着をつけてないと、ほとんど裸に近い解放感で、夏の風がなんとも気持ちがいい。変態のはじまり。

山は三の鳥居の中まで行って、お祈り。鬼百合がところどころで咲いて、空気が甘かった。蓮の花も。

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Cは先週やっと、Mが去年ふわりと旅立ったという話を少しだけした。
なぜか、その時は言わないし、私も気がつかなかった。

CくんにもNちゃんの旅立ちの話を聞いたばかり。本当に、虹の橋の向こうに愛する猫、知ってる猫が増えたなぁ。一匹一匹の名前を唱えてビーの無事を祈ってたら、いくらでも名前が出てきた。

先月からやっと、Tカフェ読書を再開。今月の連載にも、今は橋の向こうにいるたくさんの猫たちが出てきた。

猫の世話が雑で前時代的なクソジジイも出てくるのだが、猫たちは安全な空間とお日さま、著者夫婦の愛情溢れるまなざしのもとで幸せに暮らしていた。クソジジイの、猫と深くは関わらない中途半端なスタンスも、猫にとっては気楽で悪くなかったのか、皆クソジジイになついていた。
なんであれ、猫たちは幸せだ。

もうひとつ読みたい対談があったけど、猫のことで胸がいっぱいになってカフェを出た。
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