



あたちはビーよ!この20ねん、まいごもしんさいもすいがいもこえてきたにょ。こわいものにゃんてにゃいわ!
毎年8月は一日一日、夏をかみしめようとしてきたけれど、今年ほど一日一日のありがたさをかみしめた8月はない。
ビーは26日の検診で胸水が見つかって、ドキドキを抑えられないまま見守っていたところ、翌日から週末にかけてビーの食欲はどんどん戻り、カリカリも食べ、イワシやナマリはほぼペロリ食い(一口残す)。
日曜には補助給餌がいらない、食欲100%の状態に戻った。
毛づくろいもしてるし、顔つきもいいし、鳴くし、ポンポンされたいし、寝てるときも静かに伸びていた。今回も、検査で一気に高まった緊張が、ビーに寄り添ううちに徐々に消えていつもの日常に戻った。
金曜にまたまぶたが少し腫れて、土曜から膿が出て来て、腫れは収まった。膿の量は少なく、ビーも気にしていないので、カラーはつけなくても大丈夫。
一日一日モードに入って先のことを考えるのは止めてるなか、ビーは自分のペースで一日一日を過ごし、そして迎えた8月31日は、ビーの20歳の誕生日。
嬉しい。すごい。20歳を越えた猫より偉い者なんていない。いや0歳から誰より偉かった。
ビーにはもちろん、ありとあらゆるすべてに感謝の気持ちでいっぱい。
ビーに身を捧げてくれた下馬のネズミたち、たくさんのカツオやマグロ、イワシやアジなどの魚類たち、ニワトリたちにも心より感謝。
ビーは保護猫なので誕生日ははっきりしないし、この春くらいから「ビーは20歳」と何度もいってたけどね。
いざ公式の誕生日を迎えるとなると、日付が変わる瞬間から嬉しくて感無量だった。
当日のビーはすこぶる調子が良くて、出すもの出すものよく食べた。
お祝いは、うなぎの白焼きをと思ったけど白焼きはなくて、タレ付きのを水煮して、タレと脂をよく落としてからあげた。それでも脂っこかったみたいで少し食べただけだったけど、トータル200Kcal、しっかり食べてくれた。
Give thanks and praise!おめでとう20歳!ありがとう20歳!
これからもよろしくね。ずっと一緒にいてね。
この日はTも休みで、Tはウナギと中トロも買ってきたけど、中トロは下痢のおそれありなので人が食べてお祝い。
ビーの誕生日っていったら私の誕生日みたいなものなので、今年全然着る機会のなかったお気に入りサマードレスを着て、河原~駅まで散歩した。夕方の風が涼しくなってきた。
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8月終わりの週のメモ
このところ食欲にばらつきのあるビーは、ないときは1割まで落ちたけど、そこから10割に戻る。
カリカリはもう食べないのかと思いきや、食べる。
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8月30日は海へ。
残暑がふるっていて行きの高速は38℃。いい天気、海はギラギラ。
風がけっこうあって、水面は小さく荒れており、濁っていた。
透明や極小ほかいろんな稚魚の群れ、ソラたち、フグ、コウナゴ群、兄さんにはなんとか会えた。
刺さないけどやたら触るおさわりクラゲが多くて泳ぎにくかった。
岩の上でギラギラの日を浴びて、一度浜に戻る途中で、ビリッときた。
17時前にボードで中盤に出て、しばらく小波に乗ってゆらゆら。
葉山はダイヤモンド富士の日で人が多くいたけど、夕方には雲が出て富士山も太陽も見えなくなった。
北の方に、テーブルみたいなへんな形の雲がずっとあった。
お寺に寄ってストレッチ。
久しぶりにマックのポテトLを一気食い。
ホトトギス
8月に入ってから毎日晴れて、30℃越え。夏らしい日がつづく。
河原に出るのは平日の4時すぎ。ほとんど人がいないので水着でいいかも。
11日の火曜は、昼に初めてのヘナ染をやって、髪をラップでくるんだままテレワーク。
17時過ぎてヘナを落とした頃にビーは元気に鳴いて外に出たがり、庭におろすと歩いて、草を食べていた。まだフェンスがなくて、そのままスタスタ隣の庭に行こうとするので止めた。
その後で、今は週1になってる定期健診。
下痢が2日続いたのと、体重が2.64に落ちたので、標的薬はまたストップ。
コンべニアも切れる頃で迷ったけど、この薬が効かなくなるのは困るので、いざという時にとっておくため、別の飲み薬の抗生剤(ビクタス)に変更。
このところ鼻水はほとんど出ていないし、呼吸も落ち着いているので大丈夫。
3大漢方も免疫力アップに効いてる気がする。
寝てる姿、鳴き声、ご飯食べる姿に元気がある。
膿は減っていなくて、腫れては爆発を繰り返すので、左目の上はせっかく生え戻った毛がまた抜けて、膿や血がすぐこびりついてなかなかの見た目。
この日は院長が処置してすっきりした。
ゼリーのような局部麻酔を塗って、少し切って吸い出すそう。
処置は別のフロアでやるので私は見てない。
診察が終わると、今や多岐に渡る薬ができるまで時間がかかるので、病院の外で抱っこして、夏の風を浴びていた。
院内では激おこ鳴きするビーも、外でボブ歌いながら抱っこしてると大人しい。
明るいうちは家の周りには出せないけど、病院前なら多少見た目がなかなかの子がいても不思議じゃあないので、外にいた。
ビーこっちむいて!
むくかボケ!
本人はたまーに気にしてカラーごしに掻こうとするけど、私が除菌シートで抑えると自分で顔を動かして気になるところを拭い、その後は落ち着く。
下痢は、標的薬の副作用ではないと思う。ビーはしょっちゅうお腹ゆるいから。
2日様子見で下痢が治ったら薬はまた再開する。
今の標的薬の量は決して多くはなくて、少な目で様子を見ているとのこと。
抗がん剤というと恐ろしい副作用のイメージだったけど、標的薬からは今のところ副作用らしいものは特に感じられない。体重が減ったのは、2日間カリカリを拒否ってたからで、今朝はまた、カリカリをばくばく食べていた。
夜の1時、私も寝ようとしてたら、玄関前に行って「ニャー!ニャー!」というので、外に連れて行った。
植え込みは蚊・ノミ・マダニがいそうなので控えめにして、アスファルトの上におろすと、ゆっくり歩いて、ごろんして、満足そう。火星が光り、夜風もぬるい8月の夜。
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ヘナ染めは、パウダーのヘナに、いれたてコーヒーとココナッツオイル、酢も入れて練る。初めてで加減がわからずちょっと固めに作って伸びがわるかったけど、頭の上部に塗って、ラップでくるんでシャワーキャップすると、頭がじわじわ温かくて気持ちいい。草の香りもいい感じ。
温かさは3時間後に落とすときまで続いていた。
デトックス効果があるというのも分かる。
もともとパッと見ではわからないくらいの白髪しかないので、染めて全く目立たなくなり、ツヤツヤになった。これはいい。気持ちいい。またやろう。
調子にのってアマゾンですきバサミとか入った散髪セットを買い、YouTubeも見て前髪切ったらやっぱりヘン。
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今月鐘が鳴らずいよいよかと思ってたら2週間遅れて鳴った。
鳴る2日前はイライラ極大で、「もう晩ご飯は作りま宣言」。
イライラだけでなく、集中力はないし漠然とした不安がとれないしで大変だった。
5HTPは、はっきり効果が分かるほど効いて気分が落ち着くしよく眠れるけど、なんか吐き気がすると思ったらカフェインと一緒に摂取はNGなのにコーヒー3杯飲んでた。
次はGABAいってみよう。
いろいろ検索したせいで、スマホの広告が更年期関連一色に。
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大好きな地元に帰れないので、絵を描いた。
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読書は、「日本MM前史」読了。
昭和にあった事件や出来事が題材で、読み出すまでどんなんだろ、と思ってたけど最初の一文から止まらなくなった。一文一文面白くて、リズムもグルーヴもあって、転換が鮮やかで、前に前に。時々ほとばしる著者の怒りが響く、ぐっと来る。
五つ子ちゃん家族につきまとったメディアのマナーの悪さ、大阪万博のための地上げ、水洗トイレを後回しにして開発された原発、巨額の税金をつぎこんだリニアモーターカー、交通事故も経済のためと割り切る政治家、人間を落胆させ怯えさせる仕組み、世の中のありとあらゆる価値が金額でで推し量られること、、、昭和に撒かれた種は令和になってひどくなる一方。けっきょくこの国は悪くなり続けている。これまでに栄えては消えていった多くの国と同じように、我々は滅びゆく国に生きている。
といっても社会派なわけは全然なくてむしろエンターテイメントのような、イーストウッドの映画みたいな面白さがあった。
目玉男のお姉さん、日本兵のグアムでの暮らしと帰国後の心情、五つ子ちゃんをとりあげた医師、葉隠入門の作者へのつっこみなど、ほんとおもろかった。
明日から夏休み。
つゆがあけたぜ!
ビーは食欲も元気もすっかり元に戻ったので、土曜日に院長と話して標的薬を再開。
飲ませた後も食欲は全く変わらず、ちゅーる5本、カリカリ、イワシ、アジの焼いたのをぶしゃぶしゃいいながら食べて、カロリーは200越え。
ネコじゃらしの季節。
近所の駐車場にたくさん生えてるので、穂の若いのを摘んでくると、モンちゃんは大フィーバーで遊ぶ。
草の部分はぱくっと食べ、穂の部分は追いかけてジャンプ。
日曜、今年入ってから会ってなかったEちゃんと河原ピクをする予定だったけど、昼からずーっと雨が降ったり止んだりで、16時頃にやっと決行。
今回はBLTアレンジサンド。
Eちゃんの誕生日のお祝いに、スウィーツは私担当。パンナコッタのグラスデザート。
雨上がりで地面も草もびしゃびしゃ、人はほとんどいなかった。
日が落ちてからもしばらくおしゃべりしてたら、360℃、遠くで稲妻が光り出した。しばらく眺めてから帰り、二子の駅につく頃に雨が降り出してどんどん強くなってまたずぶ濡れ。
冴えない天気の連休だったけど、泳いで食べてずぶ濡れになって、1日の大半はビーに寄り添ういい連休だった。
ビーも元気にご飯食べてたし。
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が、月曜、ビーは固形物を全然食べない。カリカリも、ナマリやイワシも。
右目瞼が腫れてきてる。メインの穴はふさがってはないのに、そこからあんまり出て来ない。
くしゃみが多い。
夜になって爆発が起こり、瞼の上と鼻上部の2箇所から、膿と血がどばっと出た。サブ穴もふさがりきってなかった。お顔が血だらけになってしまい、すぐに丁寧に拭き拭き。
それで腫れはひいたものの、食欲は5割減、ちゅーるとスープのみ。
あたちはビーよ。もーしゅぐ20さい。ちかごろは、しゅきなものたべほうだいよ。にゃがくいきてみるもんよね。いまのおきにいりは、イワシのおかかあえよ。
あたち、まだまだたべるから、てんごくのにーたん、みててね!
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ビーはカラー生活にもだいぶ慣れてくれて、不自由なくやりたいようにしてる。
先生の穴の開けどころが良かったみたいで、膿は少しずつ出て来てるけど、目に入ることもなく、右目もぱっちり開いて、ビーはそんなにむずがることもなくなってる。
小腹が減ると、「ニャー!」と呼んでくれて分かりやすい。よく食べる。ちゅーるはあらゆる味を用意。
よばれたらしゅぐきなちゃい!
今日もぶじに過ごせたことに感謝。
おれはステイホームちう
梅雨がなかなか明けなくて、金曜はモンちゃんも朝から寝てばかり。
夜は包装用のヒモで遊ぶ。
私のボディコンバット中はドタバタしてる足元に鎮座。
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「タイピー」読了。
ポリネシアの原住民の、自然の恵みに囲まれた暮らし。
《一様で変化に乏しく、心のどかな幸せに満ちた平穏な一日が、静かに次から次へと繋がっている。
一日の歴史は、生涯にわたる歴史である》。
男女ともに怠惰で、農耕も狩猟もしない。
お腹がすいたら、無尽蔵にあるココナッツとパンノキ、バナナなどの果実を食べて暮らす。眠りは最大の事業である。主人公の世話係コリ-コリいわく「いまいるこの世界で申し分なく幸せだ」。
女性は、森の中をうろつき、流れの水を浴び、湖で泳ぎ、踊り、戯れ、楽しいだけの日々を繰り返している。
ココナッツからいい香りのオイルを作って体に塗ったり、日焼けしたくない人は、木陰から木陰を渡り歩いて白く美しい肌をキープしている。
祭礼や宗教のことも出てくるけど、著者は文化人類学者ではないので、よく分からないことを分からないままに描いているので、かえって異文化のよく分からなさが伝わってくる。
どちらにても、戒律なんてないし、テキトーな感じ。
隣の部族と戦って怪我する人はいても、滞在中、病気で苦しむ人は全く見なかった。
これに対して、ヨーロッパ人が独りよがりで不幸をまき散らしていることを、著者は度々憂いている。
実際、この滞在の数か月後には、このあたりの部族はフランス軍に制圧されて、すべてを奪われてしまったらしい。
ほんと、この頃のヨーロッパのやり方はえげつなさすぎて人間のやることとは思えない。
原住民の生活を尊重する知性がないうちに移動手段が発達したのは大間違い。
タイピーの人々は主人公を軟禁したものの、とても親切に楽しく接していた。
著者、猫ぎらいなのは意外だった。バートルビーのモデルは猫じゃなかったのか。
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Netflicsで「日本沈没2020」をイッキ見。
もう今の日本では、この話がSFとは思えず、ニュース見てるのと変わらなくね?と思いつつ見てたら、一瞬でまさかの展開!先が読めず、演出がいけてて面白かった。
はじめは逞しい父ちゃん率いる家族愛サバイバルかと思ったら、全然違った。
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S子さんの送ってくれたお茶がとても美味しくて、まじめに70℃くらいまで湯冷ましして淹れている。島根の千茶荘というところのお茶。