現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

1/2 虚無僧63日目 大須観音にて

2011-01-02 21:24:54 | 虚無僧日記
1/2 大須観音に行く。「今日はさぞかし」と期待して
行ったら、ものすごい人の割りには、反応がイマイチ。
それでも5人ほどが、喜捨してくださった。

【一路の迷言】
 「期待すると失望する。だけど希望は持とう。
  希望が叶えられた時、喜びは100倍も大きい」

そして、5時を過ぎた頃だろうか、一人の年配の方が
立ち止まって、私の尺八を聞いてくださった。なんと、
都山流の大家○○氏。Kさんから、その名前は聞いて
いた。

私のホーム・ページを見て、一度会いたかったとのこと。
また「古典本曲をやりたい」とも。尺八も製作される
そうな。10尺(3m)もの尺八も作ったとか。

帰宅して、さっそく H.P.や You-Tubeを拝見したら、
「500回記念コンサート」でジャズなども演奏している。
世の中には上には上がおられるものだ。今まで接点が
無かったのが不思議。

あの時間に あの場所に立っていなかったら会えなかった
わけであり、“神仏のお導き”を感じる。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。




1/1 虚無僧 62日目 豊国神社

2011-01-02 10:35:36 | 虚無僧日記
( 今年は、明るく楽しい話題だけを 書くことにします)。

1月1日(元旦) 「とーしの初めの ためしーとて」。
早朝O時とともに、近所のお寺や神社にお参りして、
所持金はすべて、お賽銭箱に投げ入れてしまった私。
すべてを 捨てきって、2011年(平成23) スタート。

零スタートだから、地下鉄代も無い。まずは歩いて
豊国神社へ。鳥居の外まで長蛇の列。誰も押し合い
へしあい、先を越したりしない。おとなしく順番を
待っているのだ。世の中まだまだ捨てたもんじゃない。
善男善女がこんなに たくさんいるのだと、心温かく
なる。

列の中から、一人、二人と出てきて、虚無僧の私にも
喜捨してくださる。小さい子供を連れた若い夫婦も
子供に小銭を持たせて、明暗箱に。1歳にもならない
幼児が、一生懸命手を伸ばして、箱にお金をいれようと
する。言葉もわからない幼児が、なんで、箱にお金を
いれることがわかるのだろう。世の中、学習して得る
知識だけでない、本能的に感じるものがあるのだ。

「むすんでひらいいて」を吹くと、若いママさんも、
子供の手をとって歌う。何度も頭を下げて、また列に
戻っていかれた。天蓋はなかなか便利だ。そんな光景
にも涙がこぼれる私の顔を隠してくれる。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。




1/1 虚無僧 62日目 つづき

2011-01-02 10:04:40 | 虚無僧日記
自転車で一人で来たという小6くらいの男の子。
「1円でいいですか」と。その心がうれしい。
「尺八は、難しい楽器だから、なかなか吹く人が
いないんですよね」と言うので、「尺八を知ってるの?」
と聞くと、「小学校の先生が 尺八を吹く」とのこと。
なかなかしっかりした受け答えをする子供だった。
最近、子供たちのレベルがひどいと言われる割りには、
こうしたしっかりした子供も結構いると思うと、日本の
未来は明るい。

背の高い外国人が、近寄ってきて、喜捨してくれ、
「私も尺八吹きます。京都から来ました。私の師は
倉橋容童です」と、これまたびっくり仰天。

(倉橋義雄氏は 国際的に尺八の普及に尽力されている
方だ)。

彼は、奥さんの実家に遊びに来たとのこと。義父の
方も近づいてこられ、「牧原さんを知ってますか」と。
私の名前を知っておられたことに、二度びっくり。

これもみな神仏のお引き合わせか。うれしい正月
スタートとなった。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。