現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

1/7 松のうち

2011-01-07 21:31:53 | 虚無僧日記
「松のうち」とは、その昔は 15日までだったそうな。
現代人は忙しい。今は7日で 正月の催しは 終わり。

国府宮(こうのみや)神社での 鈴花の琴の演奏も 今日で
無事 務めを終えた。一日2回。2千数百人もの人が
聞いてくれたことになる。宮司さんは、元熱田神宮に
おられたとのこと。熱田神宮では、一日8回だったそうだ。

その熱田神宮の初詣客は、三カ日で 260万人。名古屋市
の全人口に匹敵する。市外からの参拝者も多いという
ことだ。

ケータイ、パソコン、地デジ、ハイブリットカーと、
ハイテク化がどんどん進み、時代が大きく変革して
いく中で、こうした伝統行事が、連綿と受け継がれて
いる。まさに、新旧の交錯が「臨界」に達している
不思議を肌で感じる。

明日8日は、伊勢神宮にお参りし、その後、虚無僧。


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ゲゲゲの虚無僧 2

2011-01-07 20:21:46 | 虚無僧日記
「綾小路きみまろ」の漫談から

「お父さん、私 近所の人から『ゲゲゲの女房』って
言われてるの」。「どうしてだ?」。「だって、あんたが、
抜け毛、薄毛、ハゲ で『ゲゲゲの女房』」。

はは、それなら私は「抜け毛、薄毛、ハゲ」で「げげげの
虚無僧」でござる。


お医者さま と 患者さま のネタも笑える。

「先生! 口の中に腫れ物が、悪性か良性か調べてください」
「どれ、はい口を開けて、大きく息を吐いてください。ハイッ!」
「ハア-、ハア-」
「あ、臭せぇ。はい 悪性です!」

実は、私の口の中に腫れ物ができた。たいして痛くはないが、
一週間も続く。ヤバイ。私の妻の父も祖父も口腔癌だった。
病院に行ったら最後、「入院、手術、抗がん剤」で そのまま
帰らぬ人となってしまった。

絶対、癌にはならないと思っていたが、真剣に「癌保険」の
加入を考える。しかし、もう このブログに書いてしまっては
「告知義務違反」で、保険金は出ない。手遅れだ。

不安にかられると、かえって 癌は進行する。「きみまろ」の
テープを聴いて、笑っていたら、不思議と、腫れが退いてきた。


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ゲゲゲの虚無僧

2011-01-07 19:39:34 | 虚無僧日記
「ゲゲゲの~」が 流行語大賞になったというが、
流行語というからには、どんな使われ方をしている
のか知らなかった。

それが、中日新聞 1/4 の佐藤正明の政治風刺漫画
『ゲ(下)ゲ(下)ゲ(下)の政治』で ようやく解った。
つまり「下下下の最低の~」という意味で使うのかと。

政治家14人が「ゲゲゲの鬼太郎」の妖怪になっている。

鬼太郎は「期待郎。解散を期待して揺さぶりをかける○○」。
一反木綿は「いったんやめた鳩山前総理」。
ねずみ男は「チュー(忠)告、チュー(忠)告とうるさい○○」。
雪女は「白い服着て、冷たい言葉で人を凍らせる○○」。
そして小沢は、喚問もなんのその、すまし顔の「あぐらすまし」。

以下、「大目玉おやじ」「出世鯔(ぼら)」「効なきじじい」
「二口男」「猫娘」「座敷わらし」「あずけわらい」と、
まぁ、現代の永田町に巣食う「妖怪」を よう描いた。

「下の下の下」が流行なら、虚無僧のワラワも「下下下の下」
の生活でござる。「ゲゲゲの女房」で、税務署から脱税容疑で
「まるサ」が来たときの「茂」の怒りが、私にも身にしみた。

ちなみに、「ゲゲゲ」の意味を調べてみたら、水木茂は子供の頃、
自分の名前を"しげる"と言えなくて、"げげる"と言っていたので、
渾名が"ゲゲ"と言われていたとのこと。「ゲゲゲの鬼太郎」とは、
自分自身のことなんだそうな。なぁんだ。



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彼女にしたい職業

2011-01-07 06:11:17 | 虚無僧日記
「恋人にするならこの職業の人!人気職種(女性編)」
という記事をのぞいてみた。

・エステティシャン (スタイルが良くて、美に気を使っている感じがする)
・介護・福祉関係の職員 (優しくケアしてくれそうな気がする)
・薬剤師 (知的で安定した収入がありそうなので)
・スイミング インストラクター (健康的で明るい女性のイメージがある)
・ミュージシャン (音楽の才能がある人は素敵)

だそうな。「薬剤師」とは意外だった。
ちなみに、私の妻は「薬剤師でミュージシャン(筝の師範)」だった。
私には「過ぎた女房」だった。

「だった、だった」で、過ぎた過去。


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蜀山人太田南畝の狂歌

2011-01-07 06:07:09 | 虚無僧日記
1/6 中日新聞コラムに、蜀山人太田南畝の狂歌。

「雑巾も当て字で書けば蔵と金 あちら拭く拭く こちら福福」

下女が、掃除の後、雑巾を床の間に置き忘れ、
主人に叱られているのを、南畝が狂歌で
助け舟を出したというもの。こんな風に、
険悪な場を 笑いで収められたらいい。

ご政道批判の狂歌も有名だ。たしか教科書にも載っていた。

「白河の清きに魚のすみかねて もとの濁りの田沼こひしき 」

松平定信の清貧すぎる「寛政の改革」より、
田沼意次の賄賂政治の方が良かったというもの。
近年では、田沼意次が再評価されている。また、
将軍吉宗の質素倹約令に逆らった尾張藩主「宗春」も
人気が出てきている。

今政界では、小沢の金権政治が叩かれているが、
生真面目な菅さんにも、この狂歌があてはまりそうだ。



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