現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

無功徳(むくどく)

2011-01-25 13:06:12 | 虚無僧日記
「一休さん、布施をするとどんなご利益があるんですか?」
「そうさなぁ、一休の糞になる」

この話の元は、禅語の「無功徳(むくどく)」だろう。

「梁の武帝が、達磨(だるま)に問う。『わしは、おまえのために、
いくつもの寺院を建ててやった。多くの仏像も作らせた。さて、
どんな功徳があるかのォ』と。すると達磨は、『無功徳(むくどく
=功徳なんて無いさ)』と。怒った武帝は、建立した寺院も仏像も
破却し、達磨を国外に追放してしまった」とさ。

これは「何なにをしてやった。これだけ したのだから」という
思い上がりの心=驕慢の心を諌めたものだが、布施をしても無功徳
では、実も蓋も無い。 人は、何がしらかの救いを求めたいものだ。

梁の武帝は、仏教を尊崇し、善政を敷き、「南朝随一の名君」と
言われたが、晩年は「侯景」に裏切られ、幽閉されて、86歳で餓死
した。そんな史実から、このような禅語が生まれたのだろう。







 


地デジ難民

2011-01-25 12:27:03 | 社会問題
地デジ難民回避へ 20万人ボランティア(産経新聞) - goo ニュース


私は「地デジ難民」200万世帯の一人らしい。
今あるテレビは、25年も前の14インチの小さなテレビ。

どうも新しいのに飛びつくのが苦手になってきた。
カメラは まだフィルムの手動一眼レフ。

「デジカメの餌は なんだ?」なんて 云うご老人に
仲間入り。

ジェームス三木がこんなこと言っていた。
「《地デジ》という言葉が気に入らない。イボ痔、キレ痔の
親戚みたいで、いかにも小汚い。ついでに言えば《デジカメ》も
デバガメに似ている」

「その昔、日本語は新しくネーミングするにも美的センスが
あった」というのだ。私もそう思う。以前「ジデジ」と読んで
笑われた。以来、臍(へそ)曲げて、頑強に抵抗しているのだ。

こうなると、意地でも、7月24日、私のテレビが見えなくなる
「人生の転機」の瞬間に 立ち会ってみたい。


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匿名でも実名がバレる恐怖

2011-01-25 11:38:35 | 虚無僧日記
ツイッター、匿名でも突き合わせればバレバレ(読売新聞) - goo ニュース

ホテルのレストランでバイトをしていた女子学生が
有名人の来店情報を、ツイットして大騒ぎになった
事件。そのことよりも、その後、女子学生の実名も
顔写真も、所属大学も部活動も、はては住所までが、
明らかにされてしまった。本人は行くへをくらまして
いるらしい。社会から抹殺されたとしたら怖い事件だ。

私もホーム・ページにリンクしているので、名前も
住所も電話番号まで カンタンに判る。「気をつける
ように」と、忠告もいただいている。

このブログで、傷つき、腹を立ている方がおられる
としたら、大変申し訳ない。「他人の悪口を云わず、
責任ある言動」に徹するよう、 気をつけます。


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