現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

早稲田の猪俣選手

2011-01-04 23:11:07 | 虚無僧日記
1/2「箱根マラソン」の往路を見た。
五区で、早稲田の猪俣(会津高校出身)と、東洋大の
柏原(いわき総合高校出身)の首位争い。福島県人同士。

会津高校は私の父を初め叔父や従兄弟の母校。叔父は
長年、会津高校の同窓会会長だった。親戚知人に
「猪俣姓」の人もいる。「はて、どちらの猪俣さんの
息子さんかいな」という親近感をもって見てしまう。

なかなかのイケメンだ。「箱根駅伝」に憧れ、「駅伝に
出るには東京の私大を」、ということで、早稲田を選び、
一般受験ではいったそうな。

で、今まで「箱根を走ったことがなく?。4年になって、
最初で最後の箱根駅伝」とか。三菱商事に入社内定して
いるとか、いろいろ解説が多い。

一般入試で早稲田に合格し、三菱商事に入社できれば
「エリート」だろうが、彼は「スポーツ・エリート
では無かった」という表現が面白い。

《箱根の山は天下の険 函谷関も ものならず》

箱根駅伝を制したのは、「往路は東洋大だったが、復路で
逆転。早稲田が総合優勝」。おめでとう!


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佐竹正治氏逝く

2011-01-04 21:05:54 | 虚無僧日記
尺八佐竹会の会主「佐竹正治」氏が亡くなられ、今日通夜で、
明日「1月5日、堀田の愛昇殿で、午後1時~葬儀。2時出棺」
とのこと。

佐竹氏は、戦後まもなく、昭和20年代から、5孔で現代曲を
手がけ、筝の梶田昌艶先生の良きパートナーとして、NHK
ラジオにも度々出演されていた。名古屋の尺八家で「最初は
佐竹先生に師事した」という方は多い。

3年前だったか、ある方の特別の依頼で、能楽堂で 尺八を
披露されることとなり、鈴花と共に立ち合わせていただいた。
御年80歳を過ぎて、尺八は全く吹いていないと聞いていたので、
心配したが、楽屋で1時間、ウォーミングアップされていた。
そして本番では、力の限り振り絞るような、ものすごい音を
出され、観客を圧倒した。私も 生で初めて聞いて その音量に 
ぶったまげたものである。

吹き終わって 立ち上がることが困難とのことで、鈴花が手を
引いて、橋懸りを トコトコと下がられた。そして最後に 幕の
手前で、また深々と頭を下げられた。その姿に、みな惜しみない
大きな拍手を送ったのだった。

あれが、最後の舞台だったと思う。まさに「往年の大尺八家
佐竹正治」の“最後の花道”。実に みごとに納められた。

私もあのように 最後を締めくくれたら と思うものである。
 
                        合掌


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交通事故死「ワースト1」返上

2011-01-04 19:17:18 | 虚無僧日記
全国の交通事故死者4863人 昨年、10年連続で減少(朝日新聞) - goo ニュース


全国の交通事故による死者は 4,863人で、2年連続
5,000人を割った。かつて1万人超が当たり前だったの
だから、半分に減った。

5年連続「ワースト1」だった愛知県は、前年より30名も
減らし、全国6位に後退した。東京都と北海道が215人。
茨城県(205人)大阪府(201人)埼玉県(198人)で、
6位が愛知県(197)。

「ワースト1」返上に愛知県警はいろいろ取り組んだ。
虚無僧の私まで、「交通事故撲滅キャンペーン」に一役
かったでござる。県警が特に力を入れて取り組んだのは
「高齢者の意識改革」。

「自転車の照灯。夜道を歩く時は、明るい服装や 光る
ものを身につける」などなど。この結果、高齢者の死者は
87人で、昨年より18人も減少した とは うれしい。

しかし、運転者のマナーは向上していない そうで、飲酒
運転による死亡事故は、愛知県は 20件で全国1位。
死亡事故でのシートベルト非着用率も 約77%と1位。

飲酒運転やシートベルトの非着用が 未だにあることが
不思議。 そして、夜間、無灯で走る自転車の多いこと。
8割近くが 無灯だ。無灯の車も日に1、2台見る。
町が明るいから、無灯でも走れると思っているのだろうか。
自分はよくても、対向車からすると怖い。右折しようと
すると、突然、黒い物体が現れるのだから。その怖さを
感じない人が 多いのに驚く。


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1/4 国府宮神社で『浦安の舞』に

2011-01-04 16:49:08 | 虚無僧日記
1/4 稲沢市にある国府宮(こうのみや)神社に行く。
鈴花が『浦安の舞』の筝を弾くので、私は そのお供。

「国府宮(こうのみや)神社は「はだか祭り」で有名。
(今年は2月15日)。それに先立ち、毎年1月4日から
7日まで「新穀豊饒感謝祭・太々講社祭と氏子の安全
祈願」が 祈祷殿で行われる。そこで『浦安の舞』が
奉ぜられる。その伴奏を、昨年に引き続き、依頼され
たのだ。

神前で楽箏を弾くというのは、誰でもできることでは
ない。箏が弾けても、楽箏となると 筝も筝糸も、弾き
方も違う。そして姿カタチ。巫女の装束が似合い、それ
なりの空気を作れる人でなければならない。鈴花は
こういうことは 得意なのだ。

1回に300人ほどで8回、2,400人もの人が ご祈祷を
受ける。そして、神聖で清浄な空気が張り詰める中、
荘重な絃の響きは、人々の心に染み渡る。これこそ、
音楽の原点。私が、尺八でめざす究極の世界だ。


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