現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

1/12 虚無僧 67日目

2011-01-12 23:51:55 | 虚無僧日記
1/12 夜は深々と冷える。
北風がピューピュー衣の中をすり抜けていく。
ミニパンの若い女性が 太ももをむき出しにして
歩いていく。さむそう。私はこむそう。

一人の男が近寄ってきて、なにやら、ブツブツ。
「寒いので、酒の一杯も飲みたいが、めぐんで
くれないか」と。以前「電車賃が無いので」と
言うので 金をあげたら、私を見つけると必ず
寄って来る。毎日 名古屋駅をウロウロして、
人に無心して生活しているようだ。残念ながら、
今日も「明暗箱」をひっくり返して「からっぽ」
であることを示す。

財布から小銭を出しながら近づいてくる青年。
ありがたや・・・トトトト。その小銭は、私の前の
自動販売機にチャリン。缶コーヒーに。

バサッという音。目の前に分厚い財布が。一瞬
天から降ってきたかと。今通った女性が落として
いったのだ。「落としましたよ~」と声をかけても、
振り向きもせず、足早に去っていく。

私の声に気づいた青年が、サッと財布を拾って
女性を追いかけ、50m先で追いついて手渡す。
彼女は、しきりに青年にお礼を。一瞬一瞬に
出来湧く心を 試されているかの一日だった。


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NHK会長職も慶早選(戦)

2011-01-12 20:03:08 | 虚無僧日記
安西氏「名誉毀損に値」怒りと失望あらわに NHK人事(産経新聞) - goo ニュース

NHK会長に、慶応の前塾長「安西祐一郎」氏が内定しながら、
何やらすったもんだで、要請を撤回し、安西氏の方から「辞退」
と相成ったカタチ。

安西氏がダメとなると、次の候補は、早稲田の前総長の白井克彦氏
らしい。ここでも慶応-早稲田対決かいな。

「経営委員会が一致団結してNHK改革に取り組むことがNHKを
よくするには必須だ」と会長就任を前提として熱弁を振るった
安西氏に対し、経営委員らの反応は微妙なものだった。

なにやら『沈まぬ太陽』で、日航の再建に担ぎ出された伊藤淳二
鐘紡会長(映画では国見=石坂浩二)の就任挨拶の場面を彷彿と
させる。

ところで「安西祐一郎」氏は、慶応幼稚舎からの生え抜き。私の
一期上。昭和電工の安西氏、日清製粉の正田氏とは縁戚関係。
ということは美智子皇后ともご親戚。そんなすごい家系とは
知らなんだ。

今回の一件で「怒りと失望あらわ」とか。スケールは段違いだが、
私も「出演を頼まれて、その気でいたら、プログラムに載って
なかった」ということがありました。「ありまぁ」で、気にしない、
気にしない。


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持てる者の悲劇?

2011-01-12 17:08:52 | 虚無僧日記
豊中2遺体は姉妹、多額相続税抱え4億円借金も(読売新聞) - goo ニュース


「豊中市のマンションで姉妹が餓死した」ニュース。
「貧乏のどん底世帯」かと思いきや、相続税を 5,100万円も
請求されるほどの資産家だったとは。ショッキングな事件だ。
そもそも相続税を課せられるほどの資産家は4%しかいない。

資産家から一転の悲劇。死ななくても、自己破産して生活保護を
受けるなり方法はあったはずだ。プライドがそれを許さなかったか。

実は私の知人にも、 大地主で貸家をたくさん持っていたのだが、
父親が亡くなった後、相続税が払えず? 自殺した人がいた。

「必ずしも、貧乏人が破産するとは 限らない」
「相続税、三代で 家つぶす」か。



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焚き火だ 焚き火だ・・・

2011-01-12 16:04:48 | 虚無僧日記
「垣根の垣根の曲がり角、焚き火だ焚き火だ 落ち葉炊き」。

冬の風物詩の焚き火だが、昨今では、各市町村の条例などで
禁止されている。古い手紙や住所録など、ダンボール箱に
何箱もあるが、燃やしたいのに燃やせない。

毎朝、那古野神社でラジオ体操を行っているが、その前に
「お炊き上げ」の場所で、古札や正月飾りなどを燃やして、
皆で暖をとっている。ありがたい。今朝、そこに お米が
3kgほど置かれていた。

「タイガーマスクのプレゼント」の中に、お米150kgがあった
そうだが、はて、神社に奉納された米はどうするのだろう。
このまま火にくべるのは“もったいない”。罰が当たる。
ホームレスの炊き出しに供するか、みんなで思案投げ首。


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1/11 虚無僧 66日目

2011-01-12 00:20:05 | 虚無僧日記
1/11 今朝は、名古屋も最低気温-2℃。いよいよ冬本番。
夜8時から名古屋駅前に立つ。連休明けであり、寒いので
人通りが少ない。屋台のラーメン屋も来てない。

夜10時を過ぎて、指先の感覚も無くなる。でも、ギターを
弾きながら歌う若者、占い師の女性、写真を売る青年も
まだ 頑張っている。

虚無僧の私は、冷えれば 駅構内や地下街を一回りして
来れるからいいが、彼らは一ヶ所にじっとして動かない。
地べたに座っているのも冷たかろうにと思う。

今日は久々のゼロ。なんとかお一人でもと 神仏にも
すがる気持ち。虚無僧は「自力本願」と言いながら、
苦しい時の神 頼み。「南無阿弥陀仏」も「南無妙
法蓮華経」も 唱えてみるが、効果なし。

あきらめないで、ガンバルべきか、「現実大肯定」で
「こんな日もある」と悟って帰るべきか、心は揺れ動く。
とうとう、照明も消され、11時半で切り上げることに。

暗い中、まだ 路上に座って写真を売っている青年に
声をかけてみた。「寒いのに毎日よくガンバルね」と。
すると「やるっきゃないです」と。なかなかのイケメン。

占い師の女性には「寒くないですか?」と。すると
「覚悟して来ていますから」と明るい笑顔。二人は、
毎日 12時過ぎの終電で帰るとのこと。

彼らは 当たり前にやっているのだと思うと、寒風の中
尺八を吹くのは「修行」だろうか?と疑問に思えてくる。
スキーに行けば、雪山でも寒くはないのだから、すべては
「心の持ちよう」「気」なのだ。


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