日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

見た目も大事

2005-06-03 19:15:56 | アラカルト
昨日、先日亡くなられた二子山親方の告別式があった。
名大関と言われただけあって、その葬儀に参列された方も多かったようだ。
何より、NHKをはじめ民放各社もニュースで取り上げるほどだった。
そして・・・以前から話題になっていた「若・貴兄弟の確執」というのも注目を一層浴びることになってしまった。

二子山親方が亡くなられてから、度々メディアに登場した兄弟の姿を見て何か感じませんでしたか?
個人的な感想として「見た目も大事」ということを感じました。
兄・元若乃花こと花田勝さんは、洋装でズッと通していましたね。
弟・貴乃花親方は、着物姿でした。
やはり、その立場の違いで服装も変わるものだと言う印象があります。
しかし、それだけではありません。
二人のヘアースタイルの違いが、今の充実振りを表しているような気がしたのです。
花田勝さんは、スポーツ刈りというのでしょうか?短く切った清潔感のある印象。
ちゃんこ料理店を全国に展開し、若手実業家として充実しているのでしょう。
貴乃花親方は、軽くパーマをかけているのでしょうか?余りお似合いのヘアースタイルとはいえない感じでした。
何よりも親方としての風格や、清潔感といったものが感じられないのです。
相撲ファンではないので、部屋の力士達がどんな活躍をしているのか分かりませんが、お父様の二子山親方の時のような、勢いを感じません。
何よりも、貴乃花親方から誠実さといったものが伝わってこないのです。

子供の頃、「見た目で人を判断してはいけない」と言われたことがありませんか?
「ブランド品を身につけているからといって、その人の品位、品格が高いわけではない。また、その逆もあり」という意味です。
確かに、着ている物などで人を判断すると言うのは、間違った判断をしやすいように思います。
バブル絶頂の頃、就職して2,3年目くらいの若い男性が、アルマーニのショップでスーツを試着していたのを、見たことがあります。
服は一流品ですが、彼にはまだまだ早いような気がしました。
やはり、それなりのビジネス、社会、人生経験をしないとアルマーニのスーツは似合わないのです。
「分不相応」というのでしょう。

もし、貴乃花親方が襟足だけでもスッキリとさせたヘアースタイルだったら、印象が変わっていたかも知れません。
そうやって見てみると、「見た目も大事」なんですね。