日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

夏風景-ゆかたの話題-

2005-06-18 23:20:08 | トレンド
今日、久しぶりに百貨店へ行った。
取り立てて目的があったわけではないので、キョロキョロ物見遊山的な感じの「買い物」。
名古屋の場合、百貨店と並んでショッピングスポットというのは「地下街」ということになるのだが、人目を引くのは「ゆかた」のディスプレイ。
7月になれば各地で花火大会が行われ、ゆかた姿の若い女性の姿が街中を闊歩するようになる。
という訳でもないのだろうが、讀賣新聞と毎日新聞のWEB版にそれぞれ「ゆかた」の話題がUpされている。
浴衣の魅力をPR…モデル16人、高島屋で華やかにというのは、讀賣新聞。
一方、毎日新聞は浴衣:モデルが着こなし方アピール 東京のデパートという記事。
この二つの記事を読み比べてみると、同じ百貨店の話題・・・取材する記者でこれほど違うものなんですね。

それにしても・・・今年の「ゆかた」のトレンドは、パステル調ですかぁ。
個人的な趣味から言いますと、紺地に白とかグレーやベージュがかった地色に紺の柄行が好きですね~。
ゆかたはとにかく「スッキリ」とした着こなしが、身上だと思っていますから。
当然、柄行も清涼感のあるモノのほうが涼やかだと・・・オバサンですかね?
パステル調の柄行は、どうしても幼く見えてしまいそうなんです。
確かに、花火大会だけではなく夏の街着としてという戦略はわからないでもないのですが、やはり「ゆかた」は、湯上りにサッと着るものだと思うです。

その「ゆかた」の着こなしですが、今書店に言うと「ゆかたの着付け」という本が結構出ています。
実はここ2、3年前から若い人たちの間では、チョッとしたきものブームなんですよね。
その中心となっているのは、アンティークきものと呼ばれるモノなのですが、昔のきものは裄が合わなかったりしても、洋服感覚で着こなすのが流行りのようです。
という訳でもないのでしょうけど、「ゆかた本」の中には衿にレースをつけたり、重ね衿をしたりという提案もされています。
好きか嫌いかと言われれば・・・ですけど、それよりも気になるのは、実際に着られるお嬢さんたちの姿。

いつの頃からか?「ゆかたを着る時は肌着を着けない」と思っていらっしゃる方がいます。
本当は、やはり肌襦袢とか「ゆかたスリップ」と言われるものを着付けられたほうが、着崩れし難いということがあります。
その反面、洋服の時に着けるブラをそのままつけている方も見かけますが、スポーツブラなどのように胸にボリュームを出さないブラを着けたほうが、胸元が肌けると言う心配もありません。
これくらいは、注意して着付けて欲しいと思います。
そして、間違ってもビーチサンダルやミュールなどは履かないで下さい。
折角の、柄が活きてきません。
出来れば、マニュキアもペデュキアもやめてヘアースタイルもスッキとポニーテールのように上げたほうが、見た目にも涼やかです。
でも、襟足は余りぬかないほうが若々しい印象になります。
衿の抜き方で、年齢を表すといわれますから、どうかご注意を。

そういえば・・・ローカルニュースで「ノースリーブゆかた」という話題を取り上げていたけど、見かけなかったような・・・思い違いだったのかな?

なかなか柄行の気に入ったモノに出逢わず、ゆかたも新調していません。
当然、花火大会もご無沙汰です。
果たして今年は?