日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

心と脳-「しかられる」と「ガッカリ」-

2005-06-17 11:31:32 | アラカルト
朝日新聞のWEB版asahi.comに気になるニュースがあった。
一つは、しかられ?29人過呼吸に 修学旅行中、大阪の高校というニュース。
もう一つは、「仕方ない」でも脳は次善の策、別部位で思考 サル実験である。

最初の「しかられて、過呼吸状態」というのは、修学旅行中に規則を守らなかったために生徒を集めて注意したことが、発端らしい。
「お坊ちゃま・お嬢さま学校だから、余りしかられたことがないのか?」と、思ってしまう。
高校時代、修学旅行がなかったこともあり、その雰囲気というのはつかめないのだが、それにしても先生から注意を受けた程度で「過呼吸」というのも何処か解せない。

今日日の高校生が、精神的に弱いとは思わないが、どことなく親子関係が「プチ友達系親子」になっているのも原因なんじゃ・・・。
時折買い物をする親子さんの会話を何となく聞いてみると、担任教師と思しき先生に対して呼び捨てにしている親御さんも見かける。
当然、子どもも呼び捨てにしている。
尊敬できる先生ばかりではないとは思うが、抵抗感がある。
もちろん、服装もGals系ファッションのお母様というのも当たり前。
「『プチ友達系大人』が、いきなり『本当の大人』になって怒ったので、パニックになってしまった」という、「親も子も成長という点で、お子様化している」のが、背景にあるような気がする記事です。

それにしても、集合時間が守れないって・・・高校生なのかな~。
就寝時間を過ぎてやることは「怪談話」というのが、昔は定番だったんですけどね~。
枕投げは、就寝時間前にやることでしたが。

もう一つの「仕方ない」による脳の動き。
サルでの実験結果なので、ヒトも同じだと言い切れませんが、案外サッサと割り切って次のことを考えて行動しているのが、日常の行動なのかも知れません。
そうやって瞬時に切り替えることが出来るから、過度なストレスを感じずにいるのかも?
だからといって「クレーム」が減らないということも、理解する必要はありそうですが・・・。
なぜなら「クレーム」は「期待を裏切られた」と感じることが、主な原因といわれていますから。

いずれにしても、「ヒトは『脳』で起きたことが『心』に影響を与え、体が反応する」ということでしょうか?