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女性マーケターから見た日々の出来事

三角形が描けますか?-子ども達の世界-

2005-06-12 12:16:24 | 徒然
先日テレビのローカル番組を見ていて、気になったことがあった。
眠らない子どもという内容で、3歳未満の子どもが、深夜一人起きてテレビでDVDを見ているというモノだ。
結局その幼児は、2時半になるまで一人でテレビを見続けていた。
その番組中に「三角形が描けますか?」という問いかけがあった。
このような子どもは「いつも時差ボケ」状態というだけではなく、発達でも問題があるらしい。
その一例が「三角形が描けない」ということ。
物の形の認識はできるのかも知れないが、それを描くことが出来ない・・・。
大人から見ると、「当たり前のことが出来ない子ども」に見えてしまうのではないか?
本当は、違うところに原因があるはずなのに。

今日の讀賣新聞WEB版には妊娠中に過剰節食、太りやすい子に…京大教授ら実験という記事が掲載されている。
妊娠をしても、独身の頃と変わらない体型を求める余り、妊娠中でもダイエットをするお母さんが少なからずいるのだろう。
その結果、太りやすい子どもとなってしまうのは、皮肉なような気がする。
しかし、お母さんの中には。幼児期の頃から体型を気にする方もいらっしゃるようだ。
それだけではなく、パーマをかけたり髪の毛を染めたりしている子どもを見かけることがある。
「世界一贅沢な子育て」という本を立ち読みした時(ザクザクッと読んで、購入する気にはならなかった)に感じた、同じ違和感をもってしまう。
でも、この本のような子育てをしたいと思っている若い女性は少なくないだろうと、想像している。
とすれば「子ども」ってどんな存在なのだろう?

毎日新聞に連載されている「こころの世紀」に「抱きしめて」という記事がある。
「愛情表現は、学習することによって表現することができる」という言葉。
そのために、子ども達は一生懸命伝えようとしているサインがあるような気がする。
それを、大人の視点や都合で見落としていないか?
そんな気がする。