日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

皮算用-それぞれの思惑-

2005-06-09 19:05:01 | アラカルト
毎日新聞のWEB版にクールビズ:ネクタイ業界、キャッチフレーズに「待った」という記事が掲載されています。
衣替えとともに始まった「クール・ビズ」ですが、どうやら同じ衣料業界でもいろいろ思惑があるようですね。

この「クール・ビズ」が始まった頃、「経済効果の期待」ということも取り上げられていました。
Yシャツや単のジャケットなどの購入だけではなく、ベルトや靴などの小物の購入が増えるという期待感だったのですが・・・。
その中で対象外になってしまったのが「ネクタイ」だったという訳です。
ネクタイを外すことで、涼しくなるのか?という基本的なことはもちろんですが、結局のところ「ネクタイ外せば、クール・ビズ」という受けとめられ方をされてしまっているようです。
本当は、「日本の気候風土にあった服装で、過ごしましょう」という主旨だと思うのですが・・・。
先日、財界人+企業のイケメン?若手社員を登場させて愛知万博で行った「ファッションショー」は、なんだったんでしょうね?
経団連会長の奥田さんは、竹繊維で出来た単のジャケットを着て「裸で歩いているくらい涼しい」とPRされていましたが。
今週末に支給される民間企業の夏のボーナスに、いろいろな「クール・ビズ」関係企業が期待というところでしょうか?

そして、既に皮算用が始まったのが来年のW杯ドイツ大会です。
昨夜の試合で、本大会出場を決めたサッカー日本代表。
その経済効果は2500億円が、見込まれているとか?
実際に観戦ツアーで行く人が20万人、薄型テレビ等への買い替えやDVDなどの録画機器の購入、代表選手のレプリカユニフォームなどの購入などということのようです。
しかし、「観戦ツアー」と言っても、組み合わせが決まるのは今年の12月。
チケットの第一次申し込みは、既に締め切られていて、順次再募集がされますが、それはFIFAのHPのチケットインフォメーション でチェックしなくてはいけません。
「観戦ツアー」に申し込めば、観戦チケットが付いてくるという訳でもなさそうです。
それでなくても、FIFAのチケッティング・システムは毎回トラブル続きなのですから。
「いらぬ狸のなんとか」にならなければ良いのですが・・・。

昨夜の試合について、一言だけ。
古館さん、サッカーのことをもっとお勉強しましょう。
柳沢選手が決めたゴールは「ボレーシュート」ではありません。