日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

検査料がもっと安くなれば・・・

2006-10-02 21:56:54 | アラカルト
今年も、ピンクリボンのテンプレートに変更した。
おなじみの「乳癌と検診」のための運動だ。

毎年9月下旬に健康診断を受けるようにしているのだが、「乳癌」や「子宮癌」等の検診費用の高さに諦めてしまう。
他にも、「脳ドッグ」と言われる検診なども高額な検査だ。
今の健康保健の考え方は、「治療から予防」となりつつある。
10月から、70歳以上の高齢者にも通常の医療費負担を求めるようになった背景も、少額治療と呼ばれる病気になることを予防し、高額治療へと振り分けようという考えがあるといわれている(本当は、健康保健が破綻する可能性が、高いからだと思うのだが)。
とすれば、その基本となる検診費用をもっと安くして欲しい、と考えてしまう。

高額医療となれば、治療を受ける人に精神的・肉体的にももちろん経済的負担も大きい。
それは家族も同じだろう。
それが、少しでも軽減する為の「健康診断」であるとすれば「乳癌」や「子宮癌」といった女性特有だけではなく、男性特有の病気診断にも検診範囲をひろげて欲しい。
大掛かりな検診を受ける為には、どうしても大学病院などの大型病院に行かなくてはならない。
そして、検診の為に1日かかってしまう。
日本の企業の多くは、社員の健康診断を実施しているのだが、「癌検診」や「脳ドッグ」等はその検査項目から外れているし、積極的に「検診休暇」を実施している企業がどれくらいあるのだろう?

社員の健康管理に積極的になることが最終的には、企業が負担する「健康医療費」が下がるということが言われている。
「ピンクリボン」がきっかけとなって、通常の健康診断項目以外の検査費用が安くなればこの運動もより意味のあるのでは?と、考えている。