日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

最近起こったイロイロなこと

2006-10-21 22:04:12 | 徒然
コメントをいただいた、兵庫県の・・・さんありがとうございました。
マーケティングという仕事をしていて感じることですが、「モノ・コトを提供することは、ある種の哲学というか理念が必要なのかもしれない」ということ。
それがブレない軸となって、企業文化を創っていくのではないだろうか?

今年のノーベル平和賞を受賞については、久々に素晴らしい受賞のように思った。
今年から発表されなくなったとはいえ、昨年までの高額納税者リストには、消費者金融の経営者が名を連ねるコトが珍しくなかった。
メガバンクは統合を繰り返し、税金を投入し経営再建を果たしたが、本当のところはウヤムヤになってしまった感がある。
そんな中、「お金を貸す・お金を借りる」という本質とは何か?ということを改めて教えられたように感じた。
そんなことを感じたのは、決して私だけではなかったようだ。
毎日新聞のWEBサイトで掲載されている、記者署名の「発信箱」に金貸しの原点=中村秀明という、コラムがあった。
識字率だけではなく、女性の社会的地位も低い中で、貧困から脱却し経済的自立を図る努力というのは、並大抵のことではないはずだ。
「援助」という方法ではなく、「事業をサポートする為の金融」というやり方には、批判があっただろう。
厳しいやり方かも知れないが、厳しいからこそ「事業に対する真剣さ」が生まれ、「お金を借りること」に対しても、「真剣」になるのかも知れない。

もう一、今週話題になったことが「いじめ」だろう。
拙ブログでもエントリしたが、「いじめ」そのものはカタチを変え、なくなることはない、と考える。
というのも「子供は、未熟な人」だからだ。
だからこそ、家庭でのしつけ、地域社会のサポートや学校での勉強(=知識や教養)が必要なのだ。
今日の中日新聞には、「学力低下の要因が家庭にある」と考えている学校関係者は、90%近くになるという、記事が掲載されていた。
最近創刊ラッシュが続く、「家庭向け教育雑誌」等を見てみても、「家庭力=学力のバックボーン」という内容が目に付く。
学力のバックボーンには、年齢にあった「社会的協調性、理解と寛容」があり、それを創る環境は家庭にあるのかも知れない。