日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

進化系?男女雇用機会

2009-07-08 22:30:33 | ライフスタイル
Yahooのトピックスに、伊勢志摩では有名!? 噂の“イケメン海女”とは?という記事が紹介されていた。

実は、この“イケメン海女さん”既に地元テレビでは紹介済みの方。
テレビで偶然この“イケメン海女さん”を見たとき、「時代なのかな~」と、思いっていた。
この記事に紹介されている方だけではなく、確かもう一人“イケメン海女さん”がいらっしゃったはずだ。

このお2人は、どちらもスクーバーダイビングが趣味で、海女さんの世界に飛び込んだというやや異例な動機の持ち主。
ただ地元では、海女さんの高齢化が進んでいることもあり、歓迎ムードのようだ。
重労働で危険を伴う仕事というコトで、最近は敬遠されているという話を聞いていた。
そんな時に、体力のある若い男性二人が“海女さん”の世界に飛び込んできたのだから、最初は戸惑ったのではないだろうか?
それが今では、高齢の先輩海女さんに可愛がられながら、観光客誘致にも一役買っているというコトだった。

実は、このような職場ではないトコロでも女性の職場と思われるところへ男性が進出している。
保育士さんや看護士さんはもちろんだが、テレビ番組でもそのような傾向が見られるのだ。
NHKの「おしゃれ工房」の司会者に、この春から男性アナウンサーが加わっている。
もちろん、放送内容にあわせて登場されるのだが、これまで、このような女性向・手芸やメイク(中心の)番組に男性司会者が登場することは考えられなかった。

NHKは、「おしゃれ工房」のほかに「きょうの料理」でも男性アナウンサーが登場する。
「きょうの料理」のほうが、男性アナウンサーが登場すようになったのは古いはずだ。
そして、意外なことに男性アナウンサーの評判が良いという。
というのも、女性アナウンサーでは聞き逃してしまう様な「お料理の初歩」的質問を、積極的にするというのが、その理由のようだ。
「お料理ビギナー」という意味では、女性も男性も関係ナイというコトのようだ。

性差で雇用や仕事の機会を制限する、というコトは決して社会のプラスではない。
もちろん、性差による得て不得手というモノは考慮されなくてはならないのだが、これまでのように、男性の職場に女性が進出するだけではなく、女性の職場に男性が積極的に参加することも「男女雇用機会均等」だと思うのだ。

その前に、日本の企業や行政は女性の多様な働き方と地位向上に、積極的になる必要があるのだが・・・。

訂正とお礼
後日、コメントを下さった35papaさんから、ご指摘を受けました。
「スクーバーダイビングが趣味」ではなく、「年若い方は、本職がスクーバダイビングのインストラクター。もう一人の方は本職が海女で、副業がインストラクターという方」 
と訂正させていただきます。
ご指摘、ありがとうございました。